資金計画|教育にかかる費用

資金計画|教育にかかる費用

資金計画|教育にかかる費用

人生の3大支出と言われるのが、教育資金、住宅購入資金、老後資金です。

教育資金の準備方法について学んでいきます。

教育にかかる費用の準備方法は以下のような方法があります。

教育資金の準備方法

  1. こども保険(学資保険)
  2. 教育ローン(学資ローン)
  3. 奨学金(貸与型・給付型)
  4. NISA積立NISA
  5. 外貨建て保険

4、5については2級FP技能士では出題されないので、リンク先をご覧ください。

こども保険(学資保険)

父母が契約者になって、子どもに係る教育資金を積み立てる保険商品です。

保険会社で取り扱っていいます。近年ではマイナス金利の影響で、払った金額よりも多く受取れない商品があるので、ニーズは低下しています。

  • 子どもの年齢に応じて少しずつお金を受取れるタイプや、大学入学前に一括で受取れるタイプの商品があります
  • 父母に万が一のことがあった場合は、保険料を支払わなくても満期のお金が受取れる
  • 父母に万が一のことがあった場合は、年金が受取れる特約もある(育英年金)

こども保険(学資保険について試験とは関係ないけれど詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

こども保険は必要ですか?

教育ローン(学資ローン)

教育ローンには公的機関のものと、民間銀行で扱っているものがあります。

公的機関のものは国の用意する教育ローン、すなわち教育一般貸付というものがあります。

融資限度額一人につき350万円(海外留学450万)
融資金利固定金利
融資期間最長15年
融資先日本政策金融公庫
その他日本学生機構の奨学金と併用可能
子の人数によって世帯の年収制限があります

奨学金(貸与型・給付型)

日本学生支援機構(JASSO)が運営する奨学金で、「給付型」と「貸与型」があります。

給付型・・・返済をしなくてもよい奨学金

貸与型・・・返済が必要な奨学金。利息がつかない第一種奨学金と利息が付く第二種奨学金があります(ただし在学中は無利息)。

奨学金の要件

教育一般貸付、奨学金第一種、第二種奨学金、給付型奨学金は併用することができます。ただし、給付型は返済する必要はありませんが、残りは社会人になってから返済をしなければならないので注意が必要です。

奨学金についてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。※テストの範囲ではありません。

奨学金と教育ローンの基礎知識

奨学金を借りる前に見てほしい!返済の基礎知識

【現役CFP監修】FP2級資格取得webテキストTOPに戻る

<< ライフプラン作成で使用する6つの係数(終価係数、減価係数、年金終価係数、年金減価係数、資本回収係数、減債基金係数)

資金計画|家を購入する費用 >>

金子賢司

この記事を書いた人

ファイナンシャルプランナー金子 賢司

これまで1000件以上の家計、住宅ローン、生命保険、損害保険、資産運用の相談に携わる。UHBなどのテレビのコメンテーターや確定拠出年金等のセミナーを毎年約50回実施。CFP資格保有者。TLC(生命保険協会認定FP(TLC資格とは))、損害保険トータルプランナー公式HP