CFP資格はどれくらい難しいか?他の資格と比べてみる
- 2019.10.13
- 資格 FP 独学 ファイナンシャルプランナー
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CFP資格はどれくらい難しいか?他の資格と比べてみる
資格試験で人気のある資格のひとつであるファイナンシャルプランナー資格。その最上級資格がCFPまたはFP1級なのですが、どれくらいの難易度なのかというのを他の資格と比べてみたいと思います。
せっかくなので、FP技能士3級や2級とも比較していきましょう。
CFP資格には6科目あるのですが、その科目別の難易度についても別の記事で取り上げています。
CFP資格は数ある資格の中では中の下くらい
日本にある資格の中で最難関試験は司法試験や公認会計士になりますが、当然CFPはここまで難しくはありません。
それよりも少し優しい司法書士や税理士試験があり、ついで行政書士、社労士などが続きます。
CFP資格はその下あたりに位置する程度の難易度だと思われます。
社労士、行政書士あたりなら独学で可能な範囲だとは思いますが、それ以上になると・・すなわち税理士や司法書士、司法試験、公認会計士などの資格は独学で勉強するのは不可能です。
不可能というよりも非効率ですし、各資格学校なども力を入れて資格取得コースを用意しているのでお金を払う価値はあります。
かなり私の私見が入ってますが、そんなにかけ離れていないと思います。
最初に結論を言うと、CFP資格の難易度の位置づけは宅建よりも少し難しく、社労士よりも簡単というレベルです。
社労士くらいなら何とか独学で取得できる可能性はあると思います。
勉強時間で言えば、宅建200~300時間。
CFPも6科目合計で300時間~400時間といったところでしょう。
ただCFPはそれまでにFP技能士3級、2級と積み重ねているので、3級合格の目安の勉強時間約70時間。2級で100時間ということで約170時間プラスで500~600時間が実質必要となります。
簿記と比較してみると、FP技能士3級と簿記3級が同レベル。
FP技能士2級。あるいは同等のFP資格のAFPは簿記2級が同レベル。
というのが難易度の目安です。
じゃあFP技能士1級やCFPは簿記1級レベルかというと実はそうではありません。難易度は簿記1級の方が高いです(難しいです)。
独占業務がある弁護士、公認会計士、税理士、社労士、行政書士、司法書士は難易度は高いですが、一旦取得すれば簡単ではないですが徐々に顧客が積み重なっていったりして業務も増えてくる業種だと思います。
キャリアに生かせる資格はCFPよりは若干簡単ですが、宅建は収入につながる資格と言えます。ただ、この2つの難易度はほぼ同列だと言えます。
CFP資格はちょっと中途半端です
FP業務というのは特に資格を持っていないとできないという仕事はありません。
〇〇FP事務所という看板をあげているけど、FP資格を持っていないといけないというわけではありません。FP資格がないと相談してはいけないというわけではありません。
FP資格がないとお金に関するセミナーをしてはいけないという規定もありません。
ただ、仮に独立をして顧客と相談業務でやっていくにはCFP資格がないと選んでもらえません。特に金融機関のセミナーでは顕著で、ほぼCFP資格がないと金融機関などから依頼がくることはありません。
ファイナンシャルプランナーとして仕事をしていくためには、CFP資格は必要ないけれど、無いと仕事が得られない。という特徴があります。
人それぞれかも知れませんが、自分はそういう意味でCFP資格を持ってなかったらどうなっていたんだろうと思うくらい取得したおかげでいろんな仕事に巡り合うことができました。
【まとめ】大まかな資格の難易度は以下のとおり
難易度 S | 司法試験、公認会計士 |
難易度 A | 税理士、司法書士、行政書士 |
難易度 B | 社労士 |
難易度 C | CFP、FP1級、宅建 |
難易度 D | AFP、簿記2級 |
難易度 E | FP技能士3級、簿記3級 |
この記事を書いた人
ファイナンシャルプランナー金子 賢司
これまで1000件以上の家計、住宅ローン、生命保険、損害保険、資産運用の相談に携わる。UHBなどのテレビのコメンテーターや確定拠出年金等のセミナーを毎年約50回実施。CFP資格保有者。TLC(生命保険協会認定FP(TLC資格とは))、損害保険トータルプランナー、公式HP
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