資産運用の考え方についての5つの質問

資産運用の考え方についての5つの質問

資産運用の考え方についての5つの質問

資産運用をすることがどうしても怖いというイメージを持っている人がいるかも知れません。Twitterでなるほどーーと思うつぶやきを見つけたので共有します。

彼の質問に以下の通り答えている人は、

資産運用について・・イコールお金についての感度が低く、お金がたまらないタイプと言えます。

若くして資産運用の必要性に気づいている人は、これらの問題点にもおそらく気づいて何らかの対策を打っている傾向があります。

ひとつずつ見ていきましょう。

スマホについて&格安SIMが面倒

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資産運用を積極的にやっている人は、スマホの通信料にメスを入れている人が多いです。

ドコモ、ソフトバンク、auの3大キャリアを使用している人は皆無です。

理由は簡単です。明らかに割高だからです。

私の実例で行けば、以前は奥さんがNTTドコモユーザーで私がauユーザーでした。2人合わせて11000円のスマホ代でしたが、今は2人で5000円位です。

ただし、機種にこだわりがないので機種にこだわりたい人はもう少しかかるかも知れません。

しかし老後のお金に不安がある人がもしいるなら、スマホの機種にこだわりを持っている場合ではないと思うのですが・・

ということでこの記事をみて、まだ3大キャリアを使用している人はすぐに格安SIMを勉強して切り替えましょう。

保険は共済が安いよ→知り合いのところで入っている

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これもNGパターンですね。

しかしちょっと保険のプロとしてはモノ申したい部分が一つあります。

保険は人生という長いスパンで見ていく必要があります。

保険は年齢が上昇すればするほど加入する際の保険料は上昇していきます。

しかし共済は20歳からずっと保険料が一律になっているような商品設計がほとんどです。

共済は65歳からシルバープランのような別プランに移行され、同じ保険料なのですが、補償内容が下がっていきます。

また、商品によっては80歳以降は保険の加入ができない、断られることがあります。

人生の医療費の半分は65歳以降に使うといわれていますので、肝心な時に保険を更新できないということがあり得ますので、共済は十分注意が必要です。

ただこのような注意点はありますが、ただ知り合いから加入していて全く吟味していないのはなおさら問題です。

知り合いには申し訳ないですが、セカンドオピニオンは必要ですよ。

マネープランについて

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ライフプランの事例

マネープラン、、またはライフプランといいますが、これを立てていないと将来なぜヤバイのかということに気が付きません。

老後年金2000万円不足の問題というのが一時期話題になりましたが、まさか他人ごとだと思っていませんよね。

あれは、比較的年収が多い人の事例ですよ(公務員並み)。

公務員や上場企業に勤めている人でさえ、焦らないといけないということに気づいてください。

ということはそこまでの年収に至っていない場合、地方の中小企業にお勤めの方は間違いなく老後はヤバイです。

給料だけでは老後の生活資金を賄うことができないので、副業や、退職後も労働したり、共働きしたり、貯蓄を取り崩したりしながらなんとかやっていく必要があるのです。

一度、今の生活を続けていけば退職時にいくら貯蓄が残るのか?または資産運用している分のお金が増えているのか?その手持ちの資産で老後は何年生きられるのかを計算してみるといいと思います。

金融庁のHPでライフプラン作成ツールなどを用意していますので活用してください。

安泰な人はほとんどいないはずです。

資産運用はお金持ちがすること?

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お金がある人は、資産運用をするという情報感度があるからお金持ちになったのです。

お金がない・・というと失礼ですが、少なくともお金持ちでないという自覚がある人は、だからこそやらなければならないと思ってください。

そんなにお金に困っていない・・ともし思うのなら、前述しましたがライフプランをつくって大丈夫だと目で見て確認したうえで安心してください。

何度も言いますが、ライフプランを実際に作ってみて問題のない家計は私はほとんど見たことがありません。

問題のない家計ほど実はライフプラン相談をしてきます。それくらい慎重に住宅購入や老後資金について考えているからです。だから家計に問題がないのでしょう。

冒頭紹介したツィートのような考えは実は大多数なのが悲しいところです。

その大丈夫だという自信も根拠がないですし、例えば保険が知り合いに頼んでいるから大丈夫という根拠もないわけです。

資産運用はお金持ちがすることでしょ?というそのイメージは一体どこから来たんですか?資産運用は私がやる必要がない。。そのやる必要がないという根拠は一体どこからきているのでしょうか?

お金や老後についての意識が高い人は、ほぼ冒頭の内容はすべてメスを入れていて、常に改善できないかどうかを考えていますよ。

不安がある人は目を背けずにしっかりと向き合って対策を立てましょう。

金子賢司

この記事を書いた人

ファイナンシャルプランナー金子 賢司

これまで1000件以上の家計、住宅ローン、生命保険、損害保険、資産運用の相談に携わる。UHBなどのテレビのコメンテーターや確定拠出年金等のセミナーを毎年約50回実施。CFP資格保有者。TLC(生命保険協会認定FP(TLC資格とは))、損害保険トータルプランナー公式HP