医療費は60歳前後、介護費は80歳から急増する

医療費は60歳前後、介護費は80歳から急増する

医療保険を検討する際にぜひ参考にしてください

医療保険はいるいらないの議論は尽きないところですが、医療保険はものすごく将来に向けて考えていく必要があると思います。

若いうちは、、とくに男性は医療保険から給付を受けるということはあまりありません。

そこでこのデータを見てほしいです。

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少々古いですが、厚生労働省の国民医療費の概況から引用したデータです。

医療費は50代後半から、介護費は80歳から急増する

若い人が医療費や介護のお金にピンとこないのはまだまったく自覚がないことや、周りにも医療や介護でお金がかかっている人に出会っていないからです。

高齢の方とお話をすると話題はおおよそ病気や薬の話です。

それもそのはず医療費は50代後半、介護費用は80歳から急上昇するからです。

特に介護費用の伸びが著しいことがお分かりいただけます。

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医療保険がいる、いらないは自分のライフプランから判断するべき

医療保険はいらないという主張も確かにありです。しかしいるいらないの判断はその家の家庭状況によります。

60歳以降もお仕事を続けられて、大きな貯蓄がある場合は医療保険はなくてもよいという判断もできます。

75歳過ぎたら健康保険は1割負担でよくなるんだから、いらないでしょ。高額療養費も医療と介護合わせても自己負担の上限制度があるし・・

1割負担といっても10万円医療費がかかったとしたら1万円自己負担です。年金で必要最低限の生活をするのが精いっぱいの人が、1万円自己負担ってバカになりませんよね。

健康保険1割負担だから、医療保険は長くまで続ける必要はない。というのは少々安易な考え方です。

またじゃ55歳くらいから加入を考えればいいという方法もありますが、

その時に無事に医療保険に加入できる可能性はありません。健康状態次第では保険に加入できない可能性があるからです。

無事に入れたとしてもその時の年齢では非常に高額な保険料になってしまいます。

20代、30代のうちに医療保険のいるいらないを判断

20代、30代のうちに医療保険のいる、いらないは判断して、加入する必要がある世帯は保険料が安い若いうちに加入した方が良いです。

医療保険が必要なケースは、ライフプランをつくってみて公的年金だけでは通常の生活ができず貯蓄を取り崩しながら生活をしていくと見込まれる世帯の場合です。

一概に医療保険は採算が合わないという主張をされる方もいますが、医療保険にほんとうにお世話になるのはもっと年齢を重ねた時です。

終身保険を一生涯保険料を払い続けるという支払い方をすると、長生きすればするほど一生涯払う医療保険の金額は多くなるので、前倒しで60歳で払込だけは終了させる方法もあります。

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介護費用も視野に入れておきたい

日本人が長生きをすることで介護の問題も非常に深刻になってきています。

なぜなら、介護は80歳を過ぎたあたりから急上昇してくるからです。

これは今まで平均寿命が今ほどではなかったので、誰もが気がつかなかったことです。

平均寿命が延びてきた近年からこそ、介護費用の問題が顕在化してきています。

一昔前まではライフプランは80歳や85歳まで長くて90歳まで、貯蓄が残っていれば、あなたの人生は安泰です!で住んでいたのですが、80歳から介護費用を数百万単位で用意しておく必要が出てきています。

人生の3大支出、教育、住宅購入、老後を乗り切ったと思ったら介護の問題が発生する。

介護の費用は将来発生することも含めて、人生設計は考えることをお勧めします。