医療保険はいらなくない、安易な判断は禁物です
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医療保険いらない説が最近出てきているのですが
将来の年金不安もあり、お金は合理的に使って合理的に増やすことが重要になってきています。民間の保険会社は医療保険の機能を拡充して、次から次へと後だしジャンケンでいい商品を発売してきています。
そこで出てきた医療保険いらない説。
払った金額よりも、もとが取ることが難しいのが医療保険・・
保険ってそもそも元が取れるかどうかで考えるものではないのですが。
発生の頻度は低いけれども、もし起こったら致命的な事故をカバーするのに向いている商品です。保険と言えばやっぱり生命保険が代表的なもので、大黒柱がもし万が一のことがあったら、残された遺族が路頭に迷ってしまいます。
遺族が致命的なダメージを受けないように、保険で用意する。これはすんなりと受け入れられると思います。
しかしこと医療保険については、もし病気になっても残された人がそんなにダメージを受けない可能性もあります。
医療費が手術と入院で20万かかりました。
しかし健康保険が適用になり3割負担の6万円の自己負担で済んだ。
民間の医療保険で毎月5000円払っていた。
よかったー医療保険に入っていて・・民間の医療保険は実損払いではないのが一般的なので、今回の手術代と入院代金含めて10万円もらえたぞーーやったー。
でもその医療保険は3年前から入っていて、3年間の合計で18万すでに払っている。
結局損している。生命保険は万が一という大損害を被るために重要性を感じるのですが、医療保険は、がんなど多額の金額がかかることもあるかも知れませんが、金額も小さく下手したら自腹で自己負担分くらいは払ってしまえる金額です。
医療保険はいざというときに受取れる金額も少額なケースが多いので、なぜか損得で考えてしまいがちです。
医療保険が必要あるなしは長い目でみて判断して!
インターネットで保険についての質問に安易に応えているケースがあります。
医療保険をおすすめされています。20歳です。20歳でも加入した方が良いでしょうか?
保険の見直しをしています。現在2000万の保障と・・・いかがでしょうか?
なかなか自分がほしい情報を提供しきっている人はいません。個人情報という点で当たり前かも知れませんが・・それならそもそも質問をインターネット経由でしても回答は得られれないということになります。
これまでの職歴や現在の年収、その他の支出等の周辺情報がないと、亡くなったときの保障については金額が出せませんし、医療保険が必要か必要でないかの判断がつかないんです。
私も医療保険はいらないと思っていた時期もありますが、高齢化というこの日本の傾向をみてあった方がよいと思うようになりました。
こちらのサイトを参考にしてください
医療保険は今は採算が合わなくても、今後年齢を重ねれば使う可能性があります。75歳を過ぎれば後期高齢者1割負担とはいえ、医療費の急増や介護にかかる費用などを考えれば、支出は少しでも抑えたいところです。
医療保険は今は使わなくても、長生きしたことを想定して加入しておくべきかどうか?長い目みて判断する必要がありますよ。
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