CFPブログ~受験→合格→独立まで~
- 2019.10.05
- 資格
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CFPブログ~受験→合格→独立まで~
ファイナンシャルプランナーの最上級資格CFPとして活動しているオカネノカネコです。CFP資格を取得を思い立ってから独立するまでを公開しています。
FP資格目指したきっかけ
そもそもFPを取ろうと思ったきっかけが前職の退職を考え始めたことがきっかけでした。このままこの会社にいてどうなるんだろう。。
一生こんな成長もなく、そこそこの収入で人生終えてしまうんだろうか・・そう思い始めたことがきっかけです。
そんな最中、北海道の郊外へ車で出張し、帰宅している最中に交通事故にあいました。右折をしようと対向車線をやり過ごしていたら後ろから追突されました。
顔面の損傷がひどく、会社を数日お休みすることになりました。
残業がかなり多く、忙しくて自分の人生など振り返る時間がなかったこの時期。
このお休み期間に少しこれまでのこと、これからのことを考えるようになりました。
上場企業に勤めていたといえば聞こえはいいですが、若いうちに与えられる仕事は本当にどうしようもない仕事ばかりです。
なかなかこれだけでは伝わらないですが、無駄な会議や書類作成、報告書、誰も真面目に読んでいない、あるいは読まれもしない業務日報。
若い人が短期間で離職してしまうのは私はその気持ち理解できます。
当時32歳。定年まであと30年近くこの会社にいたら、ただ本当になんの能力もないダメ人間になってしまう。。そう思うようになりました。
自分になんの能力があるか?とふと振り返った時に、やっぱり何もないということも気づかされました。すべての職場がそうではないかも知れませんが、上場企業の仕事は全くキャリアには結びつかない業務内容ばかりです。
そんな時に会社の総務部から、
「金子さん(←私の本名)」自動車保険の請求をするので、ケガをした場所や事故の状況を教えてください。
自動車保険を始めて使うことになった私は、へーー自動車保険ってこういう時に助かるんだね。と思ったことを覚えています。
そして、会社を休んでいるときに時間があったので、「上手な会社の辞め方」という本に出会います。
その中に会社を辞めると厚生年金→国民年金に変わります。健康保険→国民健康保険に変わります。というような文章があり、
ふーんなるほどね。給料から毎月天引きされている社会保険料はこういう意味があったんだ。と32歳で初めて知るようになりました。
何となくFPに関連するキーワードが出てきたことがわかりますよね。
そうです、この交通事故にあって休んでいる期間に社会保険に興味をもって、勉強し始めたのがFP資格を取得してみたいと思ったきっかけです。
当時2010年、32歳でした。
FP技能士3級を目指す
すぐにFP技能士3級を目指すべく勉強を始めました。
とにかく言葉が全然わからない・・第一号被保険者とか第二号被保険者とか・・そもそも「被保険者」っていう言葉がわからない。株式とか投資信託とか年配の人がやるものだよね??とかとにかく出てくる単語も漢字ばかりで意味が分からない。
そんな私がその6年後CFP資格を持っているのですから人生わからないものです。逆にCFPを取りたくて難しいと思っている人はあきらめないでください。
テストは選択問題で6割あっていれば合格できるので、果たして実力なのかまぐれなのかわかりませんが一度目の受験で合格しました。
実は独立を考えたのはこの時点でした。
FPとして独立を考える
会社を辞めたいと思っていた私はFPとして独立を考えるようになりました。
そして思い切って独立をするわけですが・・
FP技能士3級に受かった時点で独立をしようとしても、相談に来る相手の方が知識が豊富だったりするケースがほとんどです。
全くその後はリピートされることもなく、初期投資ばかりであっという間に退職金を使い果たしました。
保険会社に転職【暗黒時代】
何か他に収入がないとヤバイ、生活ができないということで当時は比較的誰でも入社することができた保険の営業を始めることになります。
ノルマとか大変そうだったので絶対にやりたくなかったのですが、生きていくうえでは仕方ありません。
しかし営業に向いていない私は、積極的に販売をすることができずあっという間に会社が最低限支給しなければいけないという最低賃金の水準に落ち込みます。
月給約6万円です。。そこから営業費用、携帯代金、ガソリン代・・全部自腹です。当然全部賄えるわけがありません。
ということはお金を借りて生活することになります。
本当に大変な時期でした。
とにかくこの事態を打開したいと、FP2級を取得。FP2級は2度目の受験で合格しました。
ただこの先を目指そうと思ったのですが、この後FP1級は実技試験が高額だったり、CFPは6科目受ければ高額になることでお金に困っている私はためらっていました。(どちらも全部受験すれば約30,000円位の受験料になります。)
しかし仕事が欲しくて異業種交流会に参加をしても、
保険屋でAFP資格を持っている人はウヨウヨいます。業界の経験が自分は短いだけに及び腰になってしまい、やっぱり名刺交換をした人に保険の話をうまく伝えることはできませんでした。
資格で人生が変わることはないのですが、その時はとにかく自分のクオリティを上げないといけないと必死でした。
CFP取得を目指す
FP2級→AFP研修を受け、そこからCFPを目指すことを決意します。
保険会社で営業として働きながら、、借金を抱えながら、、CFPを目指すことになります。
私はCFP取得も全部独学です。なぜなら、お金がなかったからです。
テキストもとにかく安く済ませようと思ったのですが、CFPの内容が難しすぎて1科目読破するのも大変です。
こんなの読んでいるほど自分には時間が無い。
いきなり問題集を解き始め、その解説を読むことで知識をつける作戦にしました。
問題集も安く済ませていたのですが、4科目受験して1科目しか受からなかったときにこれではだめだと思い絶望してしまいました。
CFP各科目の難易度は自分の専門分野によっても得意、不得意はありますが、
私のとっては不動産は全くの専門外、金融は時事問題が多く難しすぎる。
こんなの合格できるのかなというのもさらにその絶望の度合いを高めていました。
そこでいろいろ調べているうちに出会った問題集が、私に希望の光を与えてくれました。
2015年9月の2回目の試験でCFP6科目に合格。
合格したからと言ってCFPを名乗っていいわけではなく、CFPエントリー研修を受けて初めて認定となります。
FPとして劇的にステージが変わりました
CFP資格がなくても、FP業務はできます。なので資格は大して必要ではないという人の言っていることもわかります。
ただ私はCFP資格を取得したという自信で、あらゆることに前向きになりました。
人前で私しゃべることなんてやったこともないのに、金融機関のセミナーに応募してみました。
そこでオーディションをやったのですが、なんと合格してしまったのです。
ここで今まで私は考えたこともなかったセミナー講師。という道が生まれたのです。
そして私のもう一つの選択肢。執筆活動でした。
CFPで講師活動をしていくうちに、執筆の仕事も増えるようになり何とか収入を得るようになっていきました。
独占業務のないCFPは正直資格取得の意味はないかも知れません。
しかしCFPを取得したという自信が、自分の人生を変えてくれました。
CFP資格を取得する意味は私はあると思っています。
目指している人は、迷わずCFP資格の受験をしてもらってよいと思います。
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