CFP資格でオススメの問題集は?
- 2019.10.03
- 資格
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CFP資格でオススメの問題集は?
現在CFPとしてセミナーや執筆活動をしています。FP歴は長いのですが、CFPを取得したのは2016年です。全科目合格してから認定研修など受講してようやく正式にCFP認定者になれるので、実際に科目合格をしたのは2015年の秋の試験になります。
私はFP技能士3級→2級→AFP取得→CFP全科目合格の過程は全て独学です。
もともと保険会社と損害保険会社にいたため、その科目については多少の知識はありますが6分野あるFP資格の中ではそんな知識はごくごく限られた範囲です。
ということで、FP技能士知識はほぼテキストにたよることになります。
CFP資格だけは本当に問題集選びは重要です
こんな言い方をすると申し訳ないのですが、正直FP技能士3級と、2級のテキストは書店やネットで購入しても大差ありません。何を購入してもある程度くりかえし勉強すれば合格することは可能です。
使えないと言っているのではなく、どの参考書もよくできていて世に出ている参考書でそんなに使えないものは無いですよ。という意味です。
しかしCFPはちょっと異なりました。
2級技能士試験が終わった後とか、合格がわかった後、私がそうだったのですが書店に行ってこの勢いでFP技能士1級やCFPをちょっと目指してみようかな!!と思う人がもしかしたらいるかも知れません。
そしてもしやっている人がいたら、きっと同感してくれるはずです。
問題のレベルが違いすぎる・・。
結論からいうと、あきらめずに取り組めば何とかなります。固く縛られたひもが少しずつほどけていくように、私の場合は長い期間かけて理解できるようになってきました。
CFP資格はテキストはいらない
私は独学でCFP資格を取得したので、テキストややり方をいろいろ試したのですが、テキストは手を付けずに結論からいってすぐに問題集からスタートしたほうがいいです。
ただこれはCFP試験だからこそできることです。
CFP試験の受験資格はAFP資格を持っていることが条件です。
ということはCFPを受ける人は多少は基礎知識があるからです。
過去問題を解いて、解説を読んでいけば今ある知識にどんどん筋肉がついてってCFPの問題についていけるようになります。
この話、あまり言いたくありませんが、
私は最初過去問をやってみた時、ライフとリタイアメントプランニングの過去問題が、冒頭の1、2問以外は全滅でした。まったく問題の意味さえ分からずほぼ適当な回答だったので、逆にもう少しあっていてもよさそうなものでしたが実際は全滅でした。
だから安心してください。
CFP試験の問題はどの科目も定番問題がある
頭からテキストを全部覚えるとCFP試験は範囲が広すぎます。
しかし、過去何年分かの過去問題集をざっと見てみると、どの科目も毎回同じような問題がちょっと出題方法を変えて出題されている問題があることに気が付きます。
それは絶対に落としてはいけない問題です。
それに気づくことがまずはCFP資格試験の突破口です。
ただ、わかっているのですが過去問題集が1回ごとに冊子になっていると非常にわかりづらく頭に入りません。
2018年度第一回の不動産の過去問と2018年度第二回の不動産の過去問が別々の冊子になっているということです。
できれば各数年分は同じような問題をやっておきたいので、不動産の過去問を5冊位よういして、その似たような問題を見比べて・・・とやっていると頭に入らないんです。これやってみればわかります。
自分で切り取って、同じような問題を冊子にすればいいのですがどのページも両面印刷になっていますからね。なかなかうまくいきません。
そんな悩みを解決してくれるのが
FPKの精選問題集です。
決して回し者ではありませんが、
このテキストに出会った時は、よくぞここまで考えて作ってくれたと思いましたよ。過去問で似たような問題が過去5年分並んで掲載されているので、一つのテーマや論点に集中して理解を深めることができます。
各課目購入しなければいけませんが、
すでに購入してしまったCFP資格対策はテキストは私は最終的には全く目を通さず、このFPK精選問題集を6冊そろえて過去問をひたすら繰り返すだけという方法に転換していきました。
ただし、時代のトレンドもありますので日経新聞や、テレビ東京でやっているワールドビジネスサテライトやモーニングサテライトなどはできれば平日毎日みて評論家の意見などもおさえておくとなおよいです。
時に金融・資産運用設計の科目はこれをしておかないと過去問題だけでは最初の2~3問は経済指標の問題があり、結構時代に即した数値やデータを基にした問題が出題されています。
6科目の中でも金融が一番難しいと私も思いましたが、この経済指標の問題がなかなか過去問通りには出題されず、取りこぼしやすいです。
CFP資格のオススメの問題集の結論
FPK社が販売しているCFP精選問題集をテキスト代わりにつかってひたすら繰り返すこと。これで大丈夫です。
そんな勉強方法で大丈夫か??
はい、大丈夫です。私の経験ですが、FP業務で訪れる相談者には、教科書通りの相談はやってきません。さらにもう少し自分で調べて行かないとお答えできないケースがほとんどです。
FPの科目の中から自分なりに得意分野をいずれ見つけ出してそれを柱にして、収入を得るようになります。
CFP資格はそれなりに知識がありますよ。という入り口なだけであって、その中からさらに深堀して勉強をし続けていくことになります。CFP資格取得に時間を費やすよりも、CFP資格は早急に取得して相談数をこなして現場で生きる知識を現場で増やしていく方が重要です。
日本にも金融リテラシーを広げていけるよう、たくさんの方にCFP資格を主と気してほしいと思います。このブログがその一助になればと思います。
この記事を書いた人
ファイナンシャルプランナー金子 賢司
これまで1000件以上の家計、住宅ローン、生命保険、損害保険、資産運用の相談に携わる。UHBなどのテレビのコメンテーターや確定拠出年金等のセミナーを毎年約50回実施。CFP資格保有者。TLC(生命保険協会認定FP(TLC資格とは))、損害保険トータルプランナー、公式HP
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