現役CFPオススメのFP資格勉強法

現役CFPオススメのFP資格勉強法

現役CFPオススメのFP資格勉強法

ファイナンシャルプランナー資格を取りたい!と思い立ったのが2007年。そこから独学でCFP資格を勉強しCFP認定者になったのが2016年2月。もちろんストレートに行けばこんなにはかかりません。

私はもともと保険の営業で仕事をしており、正直保険の営業でFPの資格を持っている人は沢山いますが、正直保険の営業に必要なのはせいぜいFP技能士2級までの知識でそれ以上は必要ありません。

あるに越したことはもちろんありませんが・・。

また生命保険の営業は、その業界特有の資格(専門課程や生命保険大学過程など)があるため、それだけで十分だと私は思います。生命保険大学過程がだいたいFP技能士2級と同程度と思って大丈夫です。

若干出題範囲で重視する部分が異なってくるので、生命保険大学過程も、取得したいのであればFP技能士2級もそれぞれ勉強する必要はあります。

生命保険大学過程も保険会社によっては、必ず取れといわれますし、一部の外資系では満点を取らないと叱責を受けるところもあるようです。今は分かりませんが・・。

FP技能士3級と2級は正直テキスト、問題集はなんでもいい

text

このブログを書くにあたり、いろんなブログも実は参考にさせてもらったのですが、FP技能士3級、2級のテキストは何がいい?オススメランキングみたいなものが良く見受けられました。

ハッキリいって正直そのようなサイトで紹介されているものなら、テキスト・問題集どちらもなんでもいいです。

サイトを見下しているのではなく、どのテキストも今どきの物は良くできているということです。

FP技能士3級はとにかく受けてみましょう

初めて勉強する人は、正直FP技能士のテキストを開いた時にその言葉の難しさにパニックになってしまうかも知れません。でもFP3級は選択式の試験で、6割正解すれば合格します。

仮に試験勉強が間に合わないと思っても、とりあえず受験はしましょう。

意外と合格する可能性は高いです。

中にはそんな理解もしないで合格しても不本意だ!という人もいるかも知れませんが、その後FP技能士2級試験に進んでいけば、そこは穴埋めされていくので大丈夫です。

FP技能士2級もテキストはなんでもいい

FP技能士もあくまでも「サイトで紹介されているテキストなら」なんでも大丈夫です。ということですよ。

もしそれでFP技能士3級、2級試験も、何回も合格しないなら、完全に努力が不足していると思ってくださいちょっと嫌な思いをするかも知れませんが、FP技能士2級までは、そんなに難しい試験では正直ありません。

CFP試験は少し話は変わってきます

study-man

私はFP1級は受験していないので、すいませんここは省かせてもらいます。

CFP資格は試験範囲が少し広すぎるので、テキストを読んでもいいのですが正直CFP受験対策のテキストを読んでいいな。と思ったテキストに出会ったことはありません。

範囲が膨大なので、すみずみまで網羅しすぎていて合格して、実務も長年経験している立場からすれば全く覚えても役に立たない、時間の無駄な知識が半分以上あります。

いろんなブログでお伝えしていますが、CFPはFPKが発売している精選問題集を繰り返し説いて、解説を読みながら実力をつけていきましょう。ここに出てくる問題でさえも、実務で使うものはごくわずかです。

CFP資格は取得したからといって税理士や社労士のように独占業務があるわけではありません。

とはいえCFPだからあなたにお願いしたというセミナーや執筆案件、相談員募集という案件は多いのでFPとして経験を積んでいくなら持っておいた方がいいです。

そういう意味でCFPは短期集中で取得するべき資格で、あとは経験が自分を育ててくれます。

FP系の仕事は短期集中でさっさと取得するべき

business2

金融系の仕事で大きなお金を稼ぎたいなら生命保険か証券の営業です。しかし、正直これらの営業の仕事なら繰り返しますが、FP技能士2級、AFPで十分です。正直なくても優秀な成績を上げている人は沢山います。

しっかりとした知識を身につけてからということ時間をかけて勉強をするのはいいのですが、単純に自分の生活に生かしたいだけ・・というだけならそれでいいかも知れません。

FPとして独立や金融系のキャリアを積みたいなら、正直まずはどんな手を使っても最短で取得するべきです。テキスト選びに時間をかけているのは時間の無駄です。

実務では教科書通りの相談などはありません。即答できる相談ならみなさんインターネットで調べてしまいますからね。

相談業務としてやってくるのはインターネットで調べられない、または見てもわからない複雑な問題ばかりです。

それを解決していくうちに、今世の中の人がどんなことに悩んでいるのか?悩みにもトレンドがあります。

依頼されるセミナー内容にもトレンドがあります。確定拠出年金だったり、奨学金だったり相続や事業承継だったり・・どんな仕事も引き受けてみて、調べてやってみる。最善の答えを返してあげることを心掛ければ、収入は上がっていきます。

ということで取得よりも、取得した後の活動の方が100倍、1000倍重要ですし勉強になります。

FP技能士3級だろうが1級だろうが、CFPだろうが試験で得られる知識よりもどれだけ相談経験を積んだかの方が重要です。

FP系の資格は悩まずにまず受ける、金融知識がほしいならなるべく一歩でも上位の資格を取得した方が案件がくる可能性が高いので、経験を積める機会も増えてより実践的な勉強ができますよというお話でした。

金子賢司

この記事を書いた人

ファイナンシャルプランナー金子 賢司

これまで1000件以上の家計、住宅ローン、生命保険、損害保険、資産運用の相談に携わる。UHBなどのテレビのコメンテーターや確定拠出年金等のセミナーを毎年約50回実施。CFP資格保有者。TLC(生命保険協会認定FP(TLC資格とは))、損害保険トータルプランナー公式HP