CFP資格は役に立つ【現役CFPが断言】
- 2019.10.04
- 資格
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CFP資格は役に立つ【現役CFPが断言】
ファイナンシャルプランナーの最上級資格のCFP資格はそれなりに取得が難しい資格です。
人によっては簡単かもしれませんが、、そんな難しいCFP資格を取得して今後の独立や就職に有利なのか?
という点を現役CFPが解説していきます。
CFP資格は就職には間違いなく役に立ちます
学生のうちにCFP資格を取得してしまう人も中にはいるようです。私から見れば本当にうらやましい能力を持った学生だと思います。
CFP資格を受験するということは金融業界への就職を希望している人と推測されます。おそらく、企業で採用する立場からしてみれば、そんな学生はのどから手が出るほど欲しい人材でしょう。
大手都市銀行の採用も夢ではありません。
学生の段階ではCFPどころかAFPやFP資格を持っていても一目置かれるはずです。
学生が一番苦労するのは就職活動の時に考える「志望動機」、「自己PR」です。
その資格を持っているだけで、その人が金融業界に興味があって、
一生懸命努力をする人だというその人の人物像だって面接で語らずとも伝わるからです。
資格の内容が業務に生かされるかと言えば、実際の現場では微妙なところがありますが、今は若いからといってくだらない仕事を与えられたりすることはだいぶ減ってきているようです。
若くして幹部候補として進んできたいという人は、会社として破格の年収で採用する流れも出てきています。そのレールに乗るためにはぜひCFP資格は学生のうちに取得しておいた方がいいです。
全科目合格していればなおいいでしょうが、していなくても1科目合格しています。でも十分アピールになると思います。
それくらい学生でCFP資格に手を付けていることはすごいことだと思います。
ただ、今のところ金融機関は改革が進んでいるところと、そうでないところの差が大きいので、社風はよく見ておいた方がいいと思います。
CFP資格でキャリアアップしたい場合は役に立つか?
CFP資格でキャリアアップをしたい人は資格は役に立つか?という点ですが、これは今後どんな仕事で活躍したいかによります。
CFP資格が役に立たないと言われている理由は、ほとんどのFPが儲かっていないからです。
書籍やテレビに出ている人は一握りで、何かの仕事の傍らにやっていたり、その他の士業と兼務だったりするケースがほとんどです。
金融業で儲かるのは、圧倒的に保険の営業と証券会社の営業です。
ただ、これらの営業は、CFP資格の知識よりも営業スキルを磨いた方がよっぽど効率的です。
これらの業種の上司はFP資格を取れ!!と言ってきますが、実際はあまり役に立ちません。
CFP資格が役に立たないといわれるのは、FP資格を保有している人の多くは保険業や証券業の人たちだからでしょう。
独立するなら最低でもCFP資格は無いとダメです
これも断言します。
どこの保険会社や金融機関に属さず、中立公正にアドバイスする相談業務を業とする独立系ファイナンシャルプランナー(以後FPといいます)を目指すと話は違ってきます。
独立開業でFPとして活動するならCFP資格は必須です。
CFP資格くらいはもっていないと活動する資格がない。という感じです。
その他に合わせて宅建士、中小企業診断士、社労士、税理士など合わせてもっていないとなかなか活躍することは難しいです。
FPとしてライフプランを作ったり、相談をしたりするのは別に免許がなくてもできることです。
ちょっとでも懸賞やカードのポイントに詳しいオッサンが私はお金の専門家です。
といって主婦の相談にのっても別に罰せられるわけではないのです。
ということでFPは相談業務でお金をとることは難しいです。
社労士や税理士などの独占業務の仕事を顧客に提供しつつ、FPとしての相談も無料でサービスとして与えると喜ばれて選ばれるFPになっていきます。
独立FPとして営業をしていく際にもCFP資格は必要
独立系のFPとしてやっていくにはとにかく人に知ってもらわなければなりません。
弁護士でも今はすぐには食べていけない時代です。弁護士はどんなことを相談すればいいのか大体世の中の人は検討が付きます。
しかしFPに相談してみませんか?と営業をしても、FPがどんな仕事をしていてどんな相談ができるのか、、まだ世の中の人はピンと来ていません。
FPです!というと
ああ、、保険屋さんねと言われます。
ということで口コミやチラシ、ホームページやブログ、SNSなどでとにかく告知や相談事例などを絶えず拡散していかないとなかなか自分の仕事は広がっていきません。
でも独立系のFPはみなさんそんなことは承知しており、みなさん立派なホームページやブログをもっていたり、SNSを一生懸命やっています。
その中でCFP資格というものを持っていないと、ちゃんと実力を見てほしいといっても世の中は資格でどうしても判断してしまうのです。
金融機関からのセミナー依頼は特に顕著です。おそらくCFP資格がないと依頼は来ません。
ということでCFP資格をキャリアで役立てていくなら、
独立系FPでやっていくなら最低限CFP資格位は持っていないと厳しいです。
保険や証券の営業なら
CFP資格をわざわざ取るよりも、営業スキルを勉強することが先決です。
余裕があったら取ればいいです。資格がなくても優秀な営業成績を収めている人はたくさんいるので大丈夫ですよ。
ただ私は保険の営業出身ですが、働きながらCFP資格を独学で取得し、相談やセミナー、執筆が楽しくなって独立系に移行したという経歴を持っていますが・・。
なので、保険や証券の人も今後のためにもちろん勉強して、資格をもっておくのは良いことです。
今の環境を打開したくてCFP資格を取得するべきか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
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