FP資格を生かして年収アップする方法をご紹介
- 2016.07.20
- FP 独学 ファイナンシャルプランナー
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FP資格は苦労の割に収入になるの?
ファイナンシャルプランナー(FP)の中でも最上級資格であるCFPは私にとっては本当に難しい試験でした。
その苦労の割にCFPになったら年収は増えるのでしょうか?
保険の代理店で活動している私は、CFPを取得すれば、提案力が上がって顧客も増えるに違いないと考えていました。
FPの仕事は誰でもできてしまう
FPの仕事はFP資格がなくてもだれでもできます。
FP資格がなければライフプランを作ってはいけないわけでもありませんし、相談業務を行っていけないわけではありません。
ただし、その先の保険や投資商品の話になると具体的な商品の話をするためには募集人資格などの資格がなければ販売や具体的な商品の話をすることができません。
したがってFPにできることはこのような世帯だったら、このような家族構成なら、このような年収だったら保険に関してはこのように保険については、投資信託については注意する必要があります、、など一般的なお話にとどめなければいけないのです。
FPの仕事って一体何なんだろう。。と何度も考えました。
私は生命保険、損害保険の販売資格があって、その手数料があるので何とか業として成り立っていますが駆け出しでFPの相談業務だけでやっていこうというのは本当に至難の業なのではないかと思います。
相談料1時間5千円と設定したとします。
それは毎月もらえるわけではなく一時的にもらえるだけです。
たとえば年収500万円にするためには1000人から相談を受けないとやっていけない。。
みなさんはどのように考えるのでしょうか?
1時間5万円くらいの相談料でも集客できる提案力をもつか、それくらいの裕福層を顧客として最初から持っていれば苦労はしないのですが・・
FPの年収を増やすには?
そこで私は相談業務以外にも、収入の柱は持っておかなければと考えました。
そこでまずぱっと思いつくのは損害保険や生命保険の販売員として活動するということです。
私は保険の代理店としての業を持っていますが、やはり収益の柱は持っておくべきだと思います。
FPの相談業務に加えて、投資商品の販売、不動産の仲介、社労士、税理士など収益の柱があって、FP資格は生かされる業務であり、生活できる収入になっていくと私は考えます。
生命保険の販売を主たる業務でしていれば、ある程度の顧客がいれば1年程度で年収500万から600万円は可能と思います。
ただ、FPの相談業務はあくまでも中立な立場で商品を提案することが主たる業務です。
生命保険を販売するためのアプローチで顧客と接していると、あまりFPとしては評価されないかもしれません。
損害保険の販売をしていくという方法もありますが、損害保険は手数料が極めて低いため、一定の収入を得ていくためには生命保険の数倍の時間がかかります。
とはいえあくまでも営業力次第です。
保険の営業力がある人はあっという間に一定の生活水準になれるかもしれませんが、私はそうはいきませんでした。
セミナー講師という考え方
セミナー講師もとくにFP資格があるわけではありません。
しかし、セミナーを主催する側の立場になれば、どんな講師に話をしてもらおうかと考えます。
その時資格なくてファイナンシャルプランナーです!
と名乗っている人よりかはひとつでも上位の資格(AFPよりもCFP、FP3級よりも1級の人)にお願いしたほうがいいと考えるのではないでしょうか?
私はCFPになってとにかくセミナーの依頼が増えました。
またやはりCFPになればそれなりの知識が増えるので、人前で話せるくらいの知識は実は持っています。
どんなにCFP資格たまたま受かっただけだし・・といっても、やはりそれなりに人から「へーーそうなんだ」といってもらえるくらいの知識は備わっているのです。
確定拠出年金について、生命保険や損害保険、労災についてや金融機関などでのFP資格の取得講座などセミナーの話の依頼があったとして.
ん??これ今の自分で大丈夫かな?とおもってもよくよく考えれば、喜んでもらえる話ができるレベルには達しているのです。
私は保険の業務に加えてこのセミナー業務に非常に今力を入れています。
話すの得意だったんじゃないの??
と言われますが、私は人前に出るのは絶対にイヤというタイプでした。
FPとしてやっていくためには仕事を選んでなんかいられない!
という時期があり、人前で話す練習をしました。
一人でプロジェクターを借りて、プレゼン資料を発表するという練習をたくさんしましたし、人にみてもらって意見などもいただきました。
その結果、それなりによかったと言ってもらえるセミナーを開催できるようになりました。
執筆という手段
しかしそれでも人前で話は絶対いやだという方は、執筆という手段があります。
なかなか人に認められる記事にするのは時間がかかりますが、一度メディアに取り上げられ、連載などにつながればある程度の収入にはなるでしょう。
ただしそうなるまでには私は数年単位の時間がかかると思います。
あくまでも私の能力の範疇でのお話です。
FPの年収は自分だけのニッチな得意分野で知識を生かすことで青天井になる
これも当たり前ですが、あえてこのような表現をしました。
CFP資格はAFPよりもはるかに取得が難しく、貴重な存在です。
取得するには勉強も積み重ねているはずです。
その苦労が後ろ盾となって自信となり、今までできなかった業務(講師や執筆、保険や投資商品の法人提案)ができるようになり、結果収入が増えていった。私はそのような感覚かなーと思っています。
結果CFP資格をとって私の環境は一転したといえる状況になりました。
年収はさすがにブログでは公表できませんが、AFPの時の倍以上になっています。
自分なりのニッチな分野で得意な分野ができればFPの年収は青天井です。
しかしやはりそれなりの収入を得るためには、ある分野に関してはだれにも負けないというくらいの精通した知識を持っていなければ、ライバルだらけのなかで活動をしていくことになってしまいます。
追随を許さないくらいの知識を経験を積む努力は必要です。
散々資格で食べていけるわけではないというようなニュアンスの話になりましたが、やっぱり努力する価値はある資格だと思います。
FPの業務はこうして増えました。私の場合
性格上、自分からビジネスの話を切り出せない私は、始めた当初本当に苦労しました。
月の収入が数万円。。
これで家賃もガソリン代、携帯代をどうにかしなければいけない時代がありました。
いろんな人に会って情報交換しようにもお茶代や電車賃がかかり、たかだかそんなことで足がすくんで踏み出せない・・。あってもし自分のビジネスにつながらなかったら・・という悪循環でした。
そこで私は当時アメブロを毎日更新していて、お金がない中で何とか継続していた日経新聞の定期購読から気になる記事をピックアップし、そのまま使うのは当然ダメなので自分なりに調べて意見などを加えて毎日掲載していました。
仕事がないので時間はあります。
しかもアメブロはお金がかかりません。当時ないないづくしの私が唯一できる販促方法でした。
まさかのテレビ出演!!
ある日見たこともない番号から電話がかかってきます。
「金子先生!ぜひ、この間のブログの件テレビで解説してくれませんか!!」
「金子先生って・・」最初はサギかと思いました。しかし番号をインターネットで調べるとちゃんとテレビ局の番号。
こんなに仕事がない状態でテレビで先生ヅラしていいんだろうか??私は考えましたが、思い切って引き受けることにしました。
後で友達に聞いたら、その番組は主婦の方ならだれでも知っている超有名番組だったのです!
しかも時間枠は30分もあります。しかもしかも生放送です。
テーマは分かっていたので、2,3日ほぼ徹夜でしゃべりの練習等をして当日臨みました。
実際にテレビに出ている間は頭が真っ白で、何をしゃべっていたのかわかりません。しかし、練習の甲斐あって、とくにおかしなことは言ってなかったようです。
しかし、その件をきっかけに仕事が爆発的に増えたわけではありません。
でも、その番組にでたことは確実に周囲の自分を見る目を変えるものになりました。
よく行くクリーニング屋のおばちゃん、喫茶店の店員にも見ましたよーーと声をかけてもらいました。
恐るべしメディアの力。
露出をしても直接問合せがありませんでしたが、そのことをきっかけに自分に対しての信頼感が増したことは間違いありません。そこから、2度目のテレビ出演の依頼が半年後くらいにあり、セミナー開催のお話等につながっていくころになります。
したがって、そのテレビ出演が自分の仕事の認知につながって、そこに出演したことを一生懸命周りにアピールすることで仕事が増えていきました。
きっかけはアメブロ。なのでした。
FP業務はどんなメディアで告知するのが効果的なのか?
私はあらゆるメディアを駆使することが大切と思っています。
異業種交流会に参加して対面し、フェイスブックでつながって、ブログ等を知ってもらい、メディアに出ていることでそれらの人に信頼感を植え付ける。
全てのメディアをリンクすることで相乗効果につながっていった。。いま振り返ればそんな気がします。
得手不得手もあるかもしれませんが、自分の一生をかけた仕事をPRするのにあれができないこれができない・・そんなこと無理。。そんなこと言ってる場合ですか?もしそうなら、私は改善するべきだと思います。
ちょっと偉そうになってしまいましたが、だれでもチャンスはあります。
コツコツと決めたことを継続すれば必ず報われますし、FPという仕事は必ず必要とされていますよ。
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