貧血でも医療保険に加入できる?
女性に多い問題かもしれませんが、女性はとりわけ子宮筋腫や乳がんなど女性特有の病気が多いため、医療保険への加入と女性疾病への加入を検討する人は男性と比べて多いです。また実際私の経験上、女性は医療保険をほとんどの方が何らかの事由で一度は利用しているという実感があります。
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女性に優しい医療保険を設定している保険会社もあります
このような環境を踏まえて、保険会社によっては30代から40代の女性には非常に割安な保険料で医療保険に加入できる価格設定にしている保険会社もあります。
告知について
民間保険会社の医療保険に加入するために、あえて加入するために健康診断を受ける必要はありません。
直近の健康診断の結果などをもとに、保険会社の営業担当者に現在の健康状態について尋ねられ尋ねられそれにたいして現状を伝えます。
これを告知と言います。
その告知の結果、医療保険に加入できるかどうかを保険会社が判断をします。
健康上問題なければ承認。保険料を払い※、申し込みを行えば医療保険に加入できます。
※今は一回目の保険料を払わなくても可能な会社もあります。
健康診断を受けていない人は受けていないと答えて、とくに告知内容に引っかかるようなことがなければ問題ありません。
貧血での保険加入のポイント
私医療保険に入りたいけど貧血だからだめですよね。
という方がいます。
当然保険に加入するときは今の健康状態や通院や入院の状況を確認するため、告知をしなければなりません。
貧血の場合は入院していると加入が厳しいですが、病院で通院しているからといってダメなわけではありません。
ポイントはヘモグロビン数値です。
貧血は入院をしていなければ保険会社によって異なりますが、ヘモグロビン数値が10未満でなければ医療保険には加入できる可能性が高いです。
投薬、注射などの処置がありますが、投薬、注射をしたうえでのヘモグロビン数値を見られます。
薬の治療か、注射かなども含めて総合的に判断されますが、病院に通っているからダメと自分で判断をせず、今治療に積極的にとりくんでいるんだということをアピールすることも重要です。
これは年配の方の高血圧も同様です。
また一度それ以下の数値で告知をした結果医療保険に入れないことがあっても、その後の治療でヘモグロビン数値が10を継続的に超えていれば、医療保険に加入することが可能です。
引受基準緩和型医療保険という選択肢
仮に貧血で通常の医療保険に加入できなかった場合は、多少保険料は通常の医療保険よりも割高ですが、健康状態の告知項目が通常より少なく、比較的加入しやすい医療保険が発売されています。
これを引受基準緩和型医療保険と言います。
むしろ女性特有の病気かも??と疑ってください
ちょっと内容とは離れますが、慢性的な貧血を抱えている人は筋腫ができている可能性が高いです。
私の知人にも貧血気味の女性がいて、もしかしたら筋腫かも知れないよ。
といって検査に行った結果やっぱり筋腫だったという事例が結構あります。
その治療が完治した後で有れば通常の医療保険に加入をすることが可能です。
何かのための医療保険ですので、不安な方は悪化しないうちにしっかりと備えておきましょう。
この記事を書いた人
ファイナンシャルプランナー金子 賢司
これまで1000件以上の家計、住宅ローン、生命保険、損害保険、資産運用の相談に携わる。UHBなどのテレビのコメンテーターや確定拠出年金等のセミナーを毎年約50回実施。CFP資格保有者。TLC(生命保険協会認定FP(TLC資格とは))、損害保険トータルプランナー、公式HP
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