資産運用|資産配分の考え方

資産運用|資産配分の考え方

資産運用|資産配分の考え方

老後年金2000年問題に対応して資産運用をする人が増えてきました。しかし何にどんな商品に私は投資をしていいのかというのが分からない人も多いかと思います。

投資を始めるとっかかりとしては、イデコがいいですよ。

イデコは60歳まで引き出しができないので、

それが嫌な人は

積立NISA(ニーサ)がいいですよ。

 

と言ってイデコやNISAの制度のよさは教えてもらうことができました。

何となく良さは理解したけれど、

もっと難解なのは商品を自分で選ばなければいけないところなんですよね。

金融機関おすすめの金融商品なら、販売した時の営業の手数料は多少はあるのでノリノリで説明してくれるのですが、

イデコやNISAは金融機関は全く儲からない商品なので、対応も冷ややかです。

これら制度については自分で勉強だとおもって割り切っていくしかありません。

商品のリスクの順番を理解しましょう

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リスクとは

運用商品にはリスクがあります。

ちなみにリスクとは通常は「危険性」みたいな意味で使われますが、

投資でいうリスクは価格の上下動を表します。

100000円の元手で資産運用をするとして、+10円になるかも知れないし、-10円になるかも知れない商品Aがありました。

極端ですが、一方

100000円の元本で資産運用するとして、+5万円になるかも知れないし、-5万円になるかもしれない商品Bがありました。

さて、、みなさんはどちらを選びますか?

そりゃあ、100000円の元本で+5万円になる可能性があり、-は1000円なんて言う金融商品があれば最高なのですが、

そういう商品があれば、当然みんな欲しがるので価格が上昇します。価格が上昇して、これ以上上がるともう採算が合わないなというところで価格の上昇は収束します。

これは市場の原理で、みんなが欲しがる商品は値上がりして、今まで1万円で変えていた同じものがみんなが欲しがって10万円になると、

さすがにいい商品なんだけど10万円はちょっと・・

と思うポイントが必ず訪れます。

運用商品も同じで、儲かる商品は値上がりするのでその物に価値に相応する価格で収束するのです。

ちょっと長くなりましたが、運用商品というのは

このような市場の原理が作用して、

運用商品というのはプラスとマイナスは表裏一体の関係で推移するのが一般的です。

大きくプラスになる可能性のある運用商品は、大きくマイナスになる可能性もありますし、

ほとんどプラスにならない、銀行の定期預金などの商品は、元本割れする可能性も極めて低いということです。

銀行の定期預金に入れていて、元本割れしたら怒りますよね。

ただ、銀行が破綻するなどの突き詰めていけばリスクは必ずありますので注意が必要です。

代表的な運用商品とリスク

細かい説明はここでは省きますが、主に株式、債券、REIT(リート)という商品があります。

リスクの順番としては株式が一番リスクが高く、中間がREIT、債券の順番でしょうか?

そして、それぞれ海外商品と国内商品があります。

ということは海外株式、国内株式、海外REIT、国内REIT,海外債券、国内債券とさらに分割されるということです。

あくまでも一般的なお話ですが、

同じ株式なら、海外と国内を比較すると海外商品の方がリスクが高いです。

リスクが高いということは、リターン(収益)も大きいということなので、決してネガティブなだけではありません。

ということは海外株式が一番リスクが高く、リターンも大きいということになります。

もし今あるもとでを大きく増やしたい!というのであれば、元本割れをする可能性も考慮しながら、外国株式での運用を選択することになります。

資産配分を考える

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ではこれらの資産をどういう風に選択していったらいいのでしょうか?

元手が10万あったとしたら、私は国内株式がいいのか、海外株式がいいのか??REITがいいのか??

年齢が若い人は積極的な運用をしましょう

一般的には年齢が若ければ若いほど積極的に運用するべきです。

人生論のような話になりますが、資産運用は長期投資で損失を相殺できる性質があります(積立投資の場合)。

 

ということは仮に70歳まで運用するとしたら、今20代なら残り50年もあります。30代なら残り40年のように、残りの運用期間が若い人ほど長いのでリスクを取りやすいという考え方をします。

ここで以下のように分類します。

【安定型資産】

定期預金、国内個人年金、国内債券

【積極型資産】

海外個人年金、海外債券、国内外株式、国内外REIT

このように分類するなら、

年齢20代30代40代50代60代70代
安定型資産30%40%50%60%70%80%
積極型資産70%60%50%40%30%20%

が一般的な資産配分です。

毎月1万円投資をするなら、20代なら30%すなわち3000円は安定型資産、70%すなわち7000円は積極型資産で運用しましょうということです。

あとは年齢を追うごとに上記表のパーセンテージにならっていくだけです。

もちろんこの通りにする必要はありません、あくまでも一般的なお話です。

20代の70%のうちどのように資産配分を行っていったらいいのでしょうか?

ちなみに資産配分とはどの運用商品にどのくらいの割合のお金を投資するかを決めることを言います。

今回のケースで言えば残り7000円のうち10%を海外株式、20%を国内株式、40%を海外債券とうように決めることを資産配分を決めるという言い方をします。

イデコは取り扱い商品は積極型資産は投資信託になりますので、正直どの商品を選んでもあまり変わらないです。長い運用の中で注目するのは、信託報酬(投資信託のコスト)の方が重要で、安いものから選んでいくだけでよいでしょう。

積立NISAも極めてコストが安いものばかりなので、私の立場でこんなにザックリで申し訳ないのですが、各インターネット証券などのランキングを信用してその中でやはり信託報酬などのコストから判断していくだけでよいと思います。

多少の収益の浮き沈みは必ずありますので、少し我慢が必要です。

投資の原則ですが、価格が上下動をするから投資は収益が発生するのです。

年齢ごとの上記の表を基準に自分なりに商品選択をじっくり考えて、徐々に投資商品への理解がふかまると自分なりの選択の軸が出てきます。

野球の素振りのようなものなので、まずはやってみて商品の選択の方法や値動きを肌感覚で身に着けて、自分で商品選択が自信をもってできるようになることが大切です。