働き方改革により無理な転勤も見直される

働き方改革により無理な転勤も見直される

働き方改革により無理な転勤も見直される

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人材不足の中、働き方改革によりよりたくさんの人に活躍の場を与えられるように、企業が従来の固定観念から脱却し柔軟な職場づくりを目指すケースが増えています。

あちらを立てればあちらが経たず。。

物事を改革しようとする最中には弊害も起こります。

万人がよくなる施策等は存在しません。否定しようと思って、いろいろあら捜しをすればいくらでも出てきます。

長時間労働をすると、会社の社畜を育てていると揶揄されて、、

今度は長時間労働を是正するようにすると、

残業代が無くなって、収入が減る・・

働き方改革によって住宅ローン破綻をする人もいるようです。

また国として時給を上げる努力をすると、逆に自分の職場では収入が下がってしまう人たちがいます。

政治家も選挙で勝利を得るために、いろいろな調整をしながら施策を決めていきます。悪いあおりを食らってしまった人は、いかせるように努力していきたいところです。

そんな中こんなニュースを発見

この記事の中にもありましたが、AIG損保が会社都合の転勤を廃止しました。11か所の転勤エリアから一つ選択できるそうです。

金融機関はとにかく転勤が多く、3年ごとにあちこちの支店に飛ばされて・・移動を断らずにいろいろな地方の支店を経験するたびに出世する。

私の前職もそうでした。私の場合は入社した全国に支店のある会社でしたが、最初は関東圏に限られていました。ところが、私が入社して4年目位に全国に転勤をすることが可能になりました。

その先駆けとして私は東京から札幌にくることになり、今は仕事は変わっていますが今に至っています。

転勤がある会社や地位にいると、こんな悩みが出てきます。

マイホーム買っていいの?

私が今札幌に住んでいます。今は実家は売却してしまいましたが、当時は実家は東京にありました。

前職にずっといれば札幌にずっといるわけにはいきません。

結婚をして一軒家を立てたいけれど・・

どこで家を買ったらいいの?

仮に札幌で家を購入して35年ローンで住宅ローンを組んだら・・

購入した翌年に九州などに転勤になってしまったら・・子どもが小学校に通い始めるような時期だったら・・

あまり会社都合で子どもをいろんな地域に点々と突き合わせてしまい、ストレスになったり、学校での人間関係のトラブルになったりするかもしれません。

そう考えると、建てたばかりの家を置いて、子どもと妻を転勤先に連れて行くというのはそう簡単ではありません。

この転勤という制度は、サラリーマンにとっては・・

特に結婚している家庭にとっては、さらに子どもがいる家庭にとっては

ライフプランを迷わせる最大要因なんです。

警察官の事例

練習2

先ほどツィッターのリンクで紹介した記事の中にも警察官の事例が出てきますが、警察官や自衛隊などの公務員でさえ転勤が多い職種です。

全国というわけではないのですが、北海道の場合は札幌から釧路だったり、千歳だったり、、警察や自衛隊等もこのような場所への行き来はあるようです。

北海道に住んだことが無い人はなかなか距離感がつかみにくいと思いますが、

札幌→千歳は車で1時間位。ところが釧路は札幌から車で5~6時間くらいかかります。そう考えると、通常の転勤とほぼ変わりません。

一時、カネカという会社で育休を終えて間もない社員に転勤を命じて大炎上している件がありました。

炎上はしているものの、カネカ側の発表では悪意のある転勤命令ではない。という表明をしているので、これに対しては意見は私はしません。

とはいえ、会社から転勤を命じられたら、応じるのが普通。

という慣習がありました。

私も前職、東京の本社にいて結婚をして半年後に転勤を命じられました。

社内のジンクスなのか事実なのかわかりませんが、結婚したりこどもができたりと転機を迎えた人がターゲットになるらしいよ。

という社内都市伝説みたいなものが自分がいた会社にもあり、

私はまんまとその都市伝説が事実になってしまったのです。

今となっては私もそんな扱いありえないーー!なんて言ってる側ですが、特にその時の転勤に対しては何の抵抗もなく、そういうもんだよねと思って

「はい。わかりました」といって単身赴任で言っていました。

うーん・・なんて物分かりのいい社員。

会社側だって、社員が転勤しない方がいい

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いろいろな地域で、地域特性なども勉強して絶対上にのし上がりたい!という思いで勤務している人は好いのですが、転勤はやっぱりライフプラン的にはいいことはありません。

前述しましたが、家を購入してもすぐに転勤をしてしまったり、単身赴任になってしまい夢のマイホームなのに、家族で過ごせないという状況になりえます。

家族全員を赴任先に連れて行って環境変化のデメリットについては前述しましたが、購入した家を空けておくことになります。家を空けておくと、通常人が住んでいる状態よりも劣化が早い傾向があります。

それが嫌なので、人に貸すにしても、私が高いお金を出して買った家に、貸している間に何をされるか?どんなトラブルが起こるのかも心配です。

転勤がなくなれば、家族をどうする、家をどうするということを考えずに済みます。

それがネックで家を購入しない、または家を購入するタイミングを逸しているひともサラリーマンには意外と多いのではないかと思います。

会社にとっても、会社都合で転勤を命じるわけですから引っ越し代や家賃を全く面倒見ないわけにはいきません。人事や総務は社員の住所変更や転勤に伴う役所向けの対応等の事務の負担も膨大です。

細かいところでは、机をどうする、、椅子をどうする。。ロッカーはあるか?ロッカーに名札を作らなきゃ。など細かい作業が実はたくさんあります。

転勤は会社側にとってもパワーがいることなんです。

人件費が高騰している今、そんな転勤をさせるくらいなら地場で社員を採用したほうがコストが安くなる。と考えるのが当然です。

今回の「転勤の強制をやめます」といういくつかの企業の動きは、今の時代の流れからして必然なのかなと思います。従業員、会社側どちらもメリットがあります。

転勤をもし命じられたとしても、今は家庭の事情や子供の学校の問題があるので行くことができません。とハッキリと言える時代になってきています。

そう考えると、将来の人生設計(ライフプラン)はもしこの流れが各企業に広がれば作りやすくなる人が増えてくると思います。

私たち従業員側にとっては、労働環境は改善されていますが私たちが改善されれば企業の負担は大きくなっています。

企業も生き残りをかけて、活動をしていますのでもしかしたら改善されることで給与面では減ることはないにしても過度な上昇は期待できない状態の会社は多いです。

昔よりも従業員は主張できる環境になっていますし、生きやすくなっていますがしっかり自己管理をしないと老後にお金が残らず、貧しい老後を過ごすことになります。

よほど高収入の企業に勤務しなければ、将来年金だけで生活できるのは全く持って幻想です。生きやすく、会社の支持ではなく自分で生きていく余地ができる分自己責任が付きまといます。

ライフプランが立てやすくなったのですから、ライフプランをしっかり作って老後の準備も前倒しで進めることがおすすめですよ。