元本95%保証の投資信託の発売開始

元本95%保証の投資信託の発売開始

元本95%保証の投資信託の発売開始

元本95%保証の投資信託が発売開始になります。

具体的な商品名はりそな銀行の「みつぼしフライト」という商品です。過去に同じ名前で販売しているのですが、2019-09というのが現時点での最新商品です。

この投資信託が9月17日までの2か月間販売になります。

元本割れしても95%までは保証してくれる商品なので、元本割れが心配という人には魅力的な商品です。

商品がプラスになっていけば、そこに制限はありませんので、リスクは最悪の事態が想定できるので投資商品の中では安全な商品であることは間違いないと思います。

間違いないといっても、必ずプラスになる商品というわけでは決してありませんし、損失が発生するリスクはあります。

ただ損失が一定の範囲内で収まるので、リスクが低い商品という意味で、

投資はリスクがあるので一歩踏み出せないという人は挑戦してもてもよい商品。

というニュアンスでお伝えをしているつもりなのでご了承願います。

元本保証95%の意味を理解する前に、「基準価格」を理解しましょう

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株式でいう株価のことを投資信託では「基準価格」といいます。

投資信託は、ファンドマネージャーという投資のプロにお金を預けて、プロがいろんな商品に投資をして収益を上げることをお願いする仕組みです。

さあ!投資をしよう!投資と言えば株式でしょ!

と思ったとしても、どこの会社の株式がいいのか初心者にはわかりません。

そこで、毎月1万円をわたすのでこの1万円でちょっと運用してくれない??

というのが投資信託の仕組みです。

まあ、毎月1万でも2万でも、一時的に100万を預けてもいいのですが、このお金を運用のプロにお願いをします。

このプロが株式や債券等いろいろ商品を見繕って運用をして、でた収益を一定額お金を預けてくれた人にお返しをする。

ということで、投資信託の値段は、いろんな株式がごちゃまぜになっていたり、債券も混ざったりしているので、「株価」や「債券価格」という表現ができません。

だから投資信託は「基準価格」という表現をします。

みつぼしフライト2019-9の仕組み

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まずは基準価格10,000円からスタートします。

そして基準価格10,000円の5%を下回ったライン・・

すなわち9,500円を

確保ラインといいます。

仮にこの投資信託の調子が良くなり、

当初基準価格10,000円から基準価格が10,500円になったら、

翌営業日から確保ラインは当初の9,500円から10,000円になります。

ではいったん基準価格が10,500円になったものが、10,300円になったら確保ラインも10,000円から下がるのか?

この場合は10,000円をキープします。

一旦確保ラインが上昇したら、その後は下落することはありません。

ここまで聞くとすごい商品!!と聞こえますが・・

ここに注意です。

一旦9,500円から10,000円に上昇した確保ラインがを基準価格が下回ったらどうなるでしょうか

例えば基準価格が確保ライン10,000円を下回って9,900円になってしまったような場合。

「償還」されて、その投資信託は終了です。

えっっ!?終了ってどういうこと?

というと、その時の基準価格と口数で投資していた金額が戻ってきてしまうということです。

極端な話、投資信託がスタートして1週間ぐらいで投資信託の調子が悪く、確保ラインを下回ったら、終わってしまう可能性もあるということです。

運用期間が10年というのも注意点

この投資信託の運用期間は10年間という期間限定です。

10年経つとどうなるか?というと償還されます。

現金化されて戻ってきます。

パンフレットには人生100年時代という表現があるのですが、大きく長期投資で増やしていくというスタイルの商品ではありません。

投資信託は30年、40年という長い期間をかけて、長く運用すればするほどその増え方も大きくなっていきます。

みつぼしフライトの仕組み上、長期投資の効果はイマイチです。

保証料がかかる

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95%保証ということで、安全ではあるものの投資信託に保証料0.216%かかります。ちょっとだけ、通常の投資信託にはないコストがかかるので注意が必要です。

この償還が早まること(繰り上げ償還といいます)と保証料という点がこの投資信託の注意点です。

ただ、今回は商品をディスる目的で各ブログではないので、ここはひとつの注意点ですということだけ知っておいてください。

商品のメリット

元本割れのリスクが無制限ではないうえ、上昇し続けていれば制限なく増えて行く。

下落の時の損失に下限が設けられているので、損失は限定され、投資をする人にとってはかなり安心感があります。

この投資信託の運用方針は

確保ラインを上回ることを運用方針としている商品です。

リスクコントロール型の投資信託で安全運用

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商品はバランスファンドで、商品を運用するうえで分散投資というのは非常に重要な考え方なのですが、

 

この商品は、日本を含む世界の債券や株式、REITという不動産の投資信託に分散投資をしています。

ただでさえ分散投資をしている投資信託なのですが、

「さらにたくさんの投資信託に投資をしている投資信託」

という極めて多くの銘柄や国に投資をしているので、商品の分散という点でリスクは抑えめの商品と言えます。(リスクがないわけでも、必ず増えることを約束するものではありません。)

さらに

リスクコントロール型とは、この投資信託を運用しているプロの人が、

市場があれているときは安全運用にしてくれて、

市場が俗な言い方をすれば儲けやすいときは、

積極的に収益を狙いに行ってくれるという

お任せ中のお任せの投資信託なのです。

ただ・・

お任せをすればするほど投資信託はプロにお任せをするので、プロに報酬を払う必要があります。

それを信託報酬というのですが、

積極的な運用をしているときは信託報酬は1.2204%(年率)

中間の時は0.5508%(年率)

安全運用の時は0.2916%(年率)

と、その時の市場の動向とその時にプロ(ファンドマネージャーといいます)がどんな運用をするかで、信託報酬が異なるのもこの商品の特徴です。

例えばこの投資信託の資産が100万あれば、積極的な運用をしているときは1万2204円になります。

NISAも対応になります

小規模投資非課税制度にも対応している商品なので、この商品で運用益が発生した場合は税金がかかりません。

いろいろ注意点はあるものの、資産運用初心者は私はトライしてみる価値のある商品と思います。一度相談に行ってみてはいかがでしょうか?