新たな運用先として不動産投資(REIT)もひとつの選択肢
- 2019.04.03
- 資産運用
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何に運用していいのかわらからない(T_T)
資産運用をしているけれども、、ここ最近は米中貿易摩擦が今後どうなるか全く不明でトランプさんの機嫌次第で株価が左右されてしまう状況です。
NASDAQなどのハイテク株がずーーーーーっと好調で、今から買ってみようかなと思うけれどここまで値上がりすると、いざ買った時に暴落してしまうんじゃないかと心配になるものです。ということで手出しできない。
もう一つ懸念があります。
アメリカのFRBのパウエルさんが利上げをしないという宣言をしました。その意図はここでは割愛するとして、アメリカのFRBの金利上昇が止まると債券価格が上昇します。債券の世界でいう株価が上昇するという現象です。
金利低下局面ではまず債券が有力な投資先です
債券は金利が下がると、債券価格が上昇するという性質があります。
ということは債券に人気が集まる可能性が高いので有効な投資先の一つと言えます。
金利低下局面では不動産投資REITも注目です
金利が下がるということは、お金を借りる立場になると安い金利で借りることができるので大きな買い物をするときにローンを利用するなら金利が低いときに借りた方が有利ですよね。
さて、そこで不動産投資の出番です。REIT(リートと読みます)は不動産投資信託のことで(Real Estate Investment Trust)の略です。不動産投資といえば自分で家やアパートを購入して、人に部屋や建物などを貸して家賃収入で収益を得るというモデルが一般的です。
しかし、REITは大規模な不動産事業にたくさんの人が少しずつ投資をして、不動産売却や家賃収入などで得た利益を投資をしてくれた人に、出してくれた金額に応じてお返しするというものです。投資信託の不動産版と言えます。その投資先は単独の事業のこともありますし、住居やオフィスなど複数の事業に投資する場合もあります。金利が低いときは不動産購入をするときのローンも安く調達できるので不動産市場は活発になります。それに伴い、REITの価格は上がりやすい傾向があります。
REITのメリット
①収益性がそこそこ高い
REITはあくまでも傾向ですが、株式よりもリスクが低く、債券よりもリスクは高いですがそこそこの収益はある投資商品です。
②償還がない
投資信託には期限があるものと無期限のものがあります。償還期限を迎えるとその時の口数と価格で返還されます。これが元本を上回って儲かればよいのですが、下回っているときもアナタ損しているからもうちょっと続けてみましょうか?というわけにはいきません。
長期運用が資産運用では大切といいながら、その投資信託自体に期限があってあまり長期運用できない商品というものもあります。
それがREITにはないということです。
③インフレに強い
物価が上昇して地価が上昇すれば、収益が上昇するのがREITです。したがって世の中がインフレになると一般的な運用で得た収益は相対的に価値が下がりますが、REITOは値上がりします。
通常の株式などの投資信託とREITを持っておくと分散投資の効果が働き舞うす。
REITのデメリット
投資している物件が古くなったり、金利が上昇すると不動産投資への市場の関心がうすれ価格が下落する傾向がある。災害の時に保険をかけておかないと一瞬で収益を生み出す資産を失ってしまう。
外国債や社債などでリスク回避で収益を得る方法もありますが、金利抑制局面ではREITも有効な投資先と考えます。
あまり選択肢になかったという人も、混とんとしているこの時代、ぜひ興味を持っていただきたいです。
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