GPIFとは?わかりやすく説明します

GPIFとは?わかりやすく説明します




私達の年金原資を運用しているGPIFとは(読み方:じーぴーあいえふ)

GPIFは年金積立管理運用独立行政法人(Government Pension Investment Fund)の頭文字をとったものです。

何をしているのかというと私たちの年金の一部を運営管理をしています。

運用受託機関に私たちの年金の一部を運用することを委託しています。

と聞くとなにーー私たちの大切な年金を運用している!?なにやってくれてんのよ!と思う方もいるかもしれません。

もうちょっと以下わかりやすくします。

年金は世代間扶養の仕組みを採用しています

yjimageWS4S3DMH

私たちの年金の仕組みは世代間扶養といって今、年金保険料を払っている人は、その払ったお金が積み立てられて将来受け取れるわけではありません。私達が払っている年金保険料は、今の高齢者のために使われているのです。

将来の私たちの生活が維持されるのではなく、今の年金受給者の年金制度を維持するために使われています。

ということは今の現役世代の人が老後、年金をもらうための原資はその時の現役時代の人がどれだけの年金保険料を納めてくれるかにかかってきます。

日本は高齢化社会を迎え、4人に1人が65歳以上という時代を迎えます。少子化も加わり、年金保険料を払っている世代の負担はどんどん高くなり、現在年金保険料を払っている人たちが65歳になるころには私たちの年金を支えてくれる人たちはさらに減ってしまうことになります。

そうなると、、65歳になるころには今よりも受取れる年金額が減らされたり、年金保険料の負担が増えたり、65歳から受け取れるはずの年金が70歳に引き上げられる措置が将来的には行われてしまうかもしれません。

GPIFの役割

実はそのように将来的な私たち年金保険料を負担している世代の負担を軽減するためにGPIFは年金の一部を少しでも増やそうと運用をしてくれているのです。

増やそうといってもたかが知れているでしょ!と思うかもしれませんが、驚くなかれGPIFの年金積立額は145兆円もあるんです。1%の運用益が出ました。といっても145兆円の1%は1.45兆円です。想像もつかない規模での運用なので、決してバカにはできないのです。



GPIFが損失を出したら

yjimage4M21R3XB

平成27年度のGPIFは5.3兆円の運用損がでたという報道がされていました。一体どんな運用をしているんだ!と腹が立つひともいるかもしれません。

ここだけみると私たちの年金はどうなっちゃうの??と不安になりますが、実は平成25年度は10兆円、平成26年度は15兆円の運用益を出しているのです。

当時この損失をめぐって野党がGPIFの運用についても与党を責め立てているという議論がありました。しかし、長い目でみている人は本当に都合のいい時だけ野党は批判をするんだなと思ったに違いありません。

2001年からGPIFが運用を開始していくら運用益を出しているかというと、なんと45兆円です!運用「益」(平成27年度時点で)です。

運用損自体が平成22年度以来というので地道に増やしてくれているため、GPIFの貢献は大きいといえます。

なぜ今回は問題が起こっているのか??

これまでGPIFは比較的安全資産であった債券と株式の比率は3:7の比率でした。平成27年度はこの比率を5:5に変更。少しリスクをとって運用益を狙いに行った結果、思ったような結果とならず5.3兆円の赤字になってしまいました。今までの方針でやっていればよかったのに!という指摘があり大きな方針転換が失敗だったという点がまずは問題の一つです。

また今回はこのGPIFの発表時期が例年より少し遅いという点も注目です。実はGPIFの損失はある程度前からわかっていました。というのは例年はこの運用成果の発表は7月上旬に行われる傾向があったからです。ところが7月10日に参議院選挙があり、この状況を発表してしまうと与党にに大きなダメージを与え選挙結果に影響が出てしまうため、この損失を隠して与党の勝利となってからGPIFが発表したのでは?と言われています。野党も実はこの部分は散々指摘をしていましたよね。これが問題の二つ目です。

運用損が出続けると?どうなる?

GPIFが運用しているのは私たちの年金資産のわずか1割部分です。1年や2年の運用損では影響は軽微だと思われます。しかし、将来私たちの世代に影響がないかといえば少なからずあります。この状況が続けば、それこそ年金額の現象、負担の増加、年金支給年齢の開始が行われることになるでしょう。当面はGPIFは債券と株式の運用比率は5:5のまま変更する予定はないようです。

せっかく払った年金保険料なので、あてにしたいところではありますが、やはり自助努力での老後資産形成も十分に用意しておく必要があるでしょう。

しかし、GPIFは運用によって資産を確実に増やしています。

GPIFは定期的に運用状況を発表しています

GPIFのトップページを見てください。これまでの運用結果をトップページで公開していますよ。

毎年の運用成果はプラスマイナスあるものの、大きくつみあがっていることがわかるはずです。

運用結果が悪い時だけ、野党やマスコミの批判にさらされますが、かなり年金の上積みに貢献しています。