火災保険 賠償責任保険

賃貸の火災保険に入りたくない!義務?未加入の人のトラブル事例を紹介

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賃貸 アパートの火災保険が切れちゃって、大家さんが更新しろってうるさいの!これって強制で加入するんですか?入らなくていいんじゃないんですか?

アパートやマンション、戸建の借家に住む方の保険

Unsplash / Pixabay

アパートやマンション賃貸住宅や戸建の借家では重要事項説明や契約書の中で火災保険への加入が義務付けられているのがほとんどです。しかし、、実際は火災保険に加入しなくても法律上罰せられるわけでも逮捕されるわけでもありません。

ただもしあなたが大家さんだったら、万が一出火させた場合に対してなんら無頓着な人がもし住みたい!と言ってきたらどうですか?私ならちゃんと備えてくれる人に入居してほしいと思います。

入居の際は火災保険への加入をすること。という条文が重要事項説明の中にあることに違法性は全くありません。同意できないなら住まないでくださいということです。ということで、入居の時はみなさん火災保険に加入をします。

こういった火災保険は2年で一区切りというのが一般的で、入居しているうちにいつの間にか保険も切れている。これは結構よくあるケースです。

今回のように大家さんが気づいて火災保険にちゃんと入ってください。と言ってきた!というのはむしろ大変管理能力のある大家さんと言えるかも知れません。

更新期間になると、申込書が部屋に送られてきて本人の自署の欄にえんぴつで「まる」がついていて、ここに署名して、確認事項のはいに全部チェックをして添付の封等で送り返してください。

保険料は期日までにこちらの口座に入金をお願いします。

たったこのやりとりだけで継続契約が終了。そしてさらにあと2年間、保険が継続する。という流れがほとんどかと思います。したがって、この入居時の保険が何のためにかけているものなのかよくわからないという人がほとんどかと思います。




賃貸用の火災保険の3大機能

Comfreak / Pixabay

 

 

①入居した方が持ち込む家財が損害を受けた場合の火災保険としての機能

自分の持ち物に関する保険

 

②部屋から出火して壁や床を焦がして、大家さんから賠償責任を問われたときの「借家人賠償(しゃっかにんばいしょう)」としての機能

大家さんに対して弁償するための保険

 

③洗濯ホースがはずれて水浸しになり、下の階の入居者に損害を与えた場合などの「個人賠償責任」としての機能

他の入居者に迷惑をかけた時に、弁償するための保険

 

この3つがセットになっています。この3つがセットになっていることで、自分の持ち物、大家への補償、他の入居者の方への補償。全てバッチリ!となっているのです。

火災保険という商品名で加入をするのですが、この賃貸アパートの入居時に締結する火災保険は、

実はこの保険は2番の借家人賠償と3番の個人賠償責任保険がメインです。

 

 

入居している人は火事なんか起きて自分の家のものが焼けたって別にいいよ・・

 

はいその通りです。

 

大家さんも住んでいる人の家財が災害にあって損害を受けたとしても、

 

何もいたくないので

 

そんなことは全く心配していません。

 

問題は大家さんは自分の持ち物(建物やアパートの部屋)に

入居者が傷をつけたり、火事で焼いてしまったりしたら困るから・・・

 

そして、ほかの入居者に迷惑をかけて

 

大家さんは住民同士の金銭的なトラブルに巻き込まれたくないから

 

加入を強制しているのです。

保険料の相場は?

geralt / Pixabay

 

賃貸用の火災保険はなぜか2年で一区切りなのですが、実は必ず2年で契約する必要もありません。

火災保険の保険料は住んでいる物件が

アパートか鉄筋コンクリートや鉄骨かで保険料が変わります。

木造なら相場は20000円~30000円。

鉄筋コンクリートや鉄骨造りの住宅では

10000円~20000円が相場です。(地震保険がない場合)

この火災保険は通常の火災保険をパッケージ化しただけで、

フリープランで造ることもできます。

保険金額さえ大家さんが納得してくれれば、

1年契約でも毎月1000円位の月払いでも加入ができるのです。

 

なんでじゃあ2年契約が一般的なの??

正直担当は入居の申込、そして退去の解約処理など手続きの頻度も多く、

個々の状況に合わせてプランニングをするのが面倒!というのが正直なところです。

またこのブログを読んでくれる人のように、

保険に興味がある人はほとんどいません。

毎月の保険料を口座引き落としにしてしまい、

その人の口座にお金がなく保険料の引き落としにならなかったときは

催促の電話をしなければなりません。

いろんな手間を考えるとやはり2年に1度くらいのペースで契約をするのがお互いに妥当です。

細かく設計してほしいなら、

その方もきちんと手続きや支払などはやはりきっちりと協力してあげる等

答える必要はあると思います。

 

なにはともあれ、何気なく加入してしまうこの賃貸アパート入居時の火災保険実は大変便利な商品なのです。ただ入っているというのは非常にもったいないですよ。

どうしても保険料の負担が2年に一回あるのは嫌だという方は上記の借家人賠償責任だけでも加入して大家さん、または管理会社の方と安心して、良好な関係を作るのはエチケットです。さらにフリープランで月々1000円弱での引き落としなら負担も少ないのではないでしょうか?

賃貸しているなら加入するべきです

賃貸であれば、アパートであろうがマンションであろうが、賃貸であればこの保険には加入することをお勧めされます。

なぜなら、賃貸で家賃を払っている場合、建物はみなさんのものではなく、大家さんのものだからです。

自分の持ち物ではない建物に損害を与えた場合は人のものを破損してしまったという扱いになるので賠償責任保険(相手に弁償する保険)が必要になるのです。火災保険と言いながらも、この保険は賠償責任保険がメインです。

家財保険といわれることもあります

この保険は家財(家具や家電製品など)の火災保険といわれることがあるので、これをお勧めされても自分なんてたいして財産もないんだから火事でやけたら焼けたで何とかするよ・・と思うため、この保険が重要という認識がない場合があります。

前述で説明しましたが、大家さんにとっては入居者の財産がどうなろうと正直どうでもよく心配しているのは大家自身の持ち物である建物に損害を受けた時、または他の住民に迷惑をかけた時のトラブルが嫌なのです。

家財保険と言いながらも、大家さんが加入してほしいのはこの保険の特約の借家人賠償責任保険と、日常賠償責任(個人賠償責任)保険なのです。家財保険に入ってと言われて仕方なく安く自分でネット保険などで済ませた結果、この借家人賠償と、日常賠償責任がついてないケースがまれにありますので要注意です。

自分の家財の心配をしてくれるなんておせっかいな大家さんだな・・ではないのです。

 

加入しなかった場合のトラブル事例

火災保険は火事になった時だけではありません。支払いの要件は様々です。

正直火事で保険金を払った事例は私は過去に数件しかありません。それ以外の事故が多いのです。

その事例の1つのトラブル事例を挙げさせていただきます。

とくに賃貸アパート向けの火災保険は2年に一度の更新が一般的。入居の時は一度にお金がでていくので、火災保険の1万、2 万はスパッとはらってしまいます。しかし2年が経過して、火災保険が満期になるといつしか火災保険に加入をしていることも忘れ、更新の連絡が来ても保険会社ときくだけでなんだか勧誘されそうだから手紙も電話にも無反応。私はしっかりしている性格だから、事故なんて起こさない。そんな過信もあったのかもしれません。

いつしかその火災保険は満期を迎えていました。保険が切れている状態です




水漏れの事例が最も多い

さてある日酔っ払って帰宅したAさん、まっすぐ歩くこともできません。とりあえず化粧だけは落としてなんとか眠りにつきました。

起きると誰かがドアをノックしています。下の階の住民でした。お宅から水が漏れてウチの部屋に水が漏れて来ているんだ!顔を洗って、化粧を落として眠りに付きました。なぜ??水を出しっぱなしにしたうえ、化粧水をつけたコットンが排水部分に詰まっていたのです。気づいても後の祭り。よくよくみたらあたりはずぶ濡れ、Aさんは真っ青でした。

本来賃貸向けの火災保険に加入をしていれば、このようなケースは日常賠償責任特約という特約で支払いの対象になります。入居時に加入をする火災保険に通常はセットになっているのです。

さらに、壁や床の張り替え費用も大家さんから請求がきました。

しかし、Aさんは火災保険は火事の時しか給付がなく、火事なんて起きないと思い火災保険をないがしろにし、大家さんにも加入をしているとウソをついていたのです。大家さんもフォローしてくれません。

最近の被害者は必ず知恵をつけて来ます。被害者の家財はあれも濡れた、これも濡れたとリストアップし、大家さんの被害額も含め最終的な請求額は300万円近くになりました。まさか!でも残っているのはAさんの水漏れでしたの階の人に迷惑をかけたという事実だけで、被害者にそんなに多くの損害が出るはずがない!と証明できるものはないのです。

分割でこの人は300万を払うことで折り合いがついたそうです。火災保険なんて御守りで使うことなんてないわ・・とタカをくくったばっかりにこのようなことになりました。

自分がそんなことするわけない・・と誰もが思っています。でも実際に事故が起こったときにみんな必ず言うのが、まさか自分が・・
という一言です。このことを踏まえて、今一度検討をしていただければと思います。








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