奨学金は振り込みのタイミングに要注意です

Contents

1 奨学金は振り込みのタイミングに要注意です
2 利息のある教育ローンとの併用も必要になってきます
- 2.1 教育ローンは割高なので最小限にするべきです
3 ＡＯ入試や推薦の場合は特に注意

奨学金は振り込みのタイミングに要注意です

高校を卒業して大学や専門学校に行くことになると、入学金や授業料等が掛かります。この金額を自分の家計で補うことが難しい場合は、教育ローンや奨学金を利用することになります。

そのうち奨学金は入学後に振り込まれるということに注意が必要です。

良く考えると、入学金や授業料でお金がかかり大変だから奨学金を利用するわけですが、そのお金が振り込まれるのは「入学後」。ということです。

適切に書類等が提出されない場合は５月になったりとどんどん遅くなっていってしまいます。

利息のある教育ローンとの併用も必要になってきます

教育費を賄うためのローンにはいくつか種類があります。

まず大きく２つあります。

・奨学金

・教育ローン

そしてさらに奨学金には２種類あり、

・貸与型奨学金

・給付型奨学金

の２種類があります。

貸与型奨学金は、お金を借りたら毎月将来返済をしなければならないもの、

給付型奨学金は、利用しても返済をしなくてもよいタイプの奨学金です。

いずれにしても先ほど述べましたが、奨学金は入学後に払い込まれるわけですから、

受験までの費用や入学金、前期授業料の支払は間に合わないので、これらは貯蓄や学資保険（こども保険）などで補っていく必要があります。

ただ、今は学資保険は払った金額よりも、受取れる金額が少ないケースが多いので、今学資保険に加入するメリットはあまりありません。

それでも難しければ、教育ローンという方法があります。

教育ローンなら、入学前に借りることができるので、

奨学金を受け取るタイミングに課題があるひとも教育ローンと併用すれば解決できます。

教育ローンは割高なので最小限にするべきです

日本金融公庫という機関が取り扱っており、インターネットを通じて申し込みをすることも可能です。

ただし、金利が割高です。

満額３５０万まで（海外留学資金の場合は４５０万）

りようすることは可能ですが、金利が（令和元年７月現在）１．７１％です。

通常のローンよりもその性質上はるかに消費者金融などよりかは金利は低いですが、

仮に３５０万満額借りたとすると・・

金利１．７１％で最長１５年借りたとすると

返済額はいくらになると思いますか？

約３９６万円です！

４６万も借金が増えてしまっています。

教育ローンは金利がかかるので、当たり前ですが必要最低限にして、奨学金が出たら即刻返却するのも一つの手です。

奨学金も金利がかかるタイプもありますが、もし金利があったとしても

令和１年７月現在で

固定金利といって高いタイプでいっても、０．１４％です。

通常の教育ローンよりもはるかに奨学金の方が安いということも知っておきましょう。奨学金もローンだということも忘れずに・・。

ＡＯ入試や推薦の場合は特に注意

ＡＯ入試とは

AO入試（エーオーにゅうし、アドミッションズ・オフィス入試）とは大学の入試方法のひとつ。大学の入学管理局（admissions office）による選考基準に基づいて、学力試験を課さず、高等学校における成績や小論文、面接などで人物を評価し、入学の可否を判断する選抜制度。米国で経費節減と効率性を目的として制定され、日本では1990年に慶應義塾大学が導入し、各大学に拡充している。ただし、日本においては、大学自らがアドミッション・オフィス入試と呼称しているが、入学管理局によって入試選抜を行う米国の制度とは異なった日本独自の選抜方法となっている。
ウィキペディアより

学校推薦での受験と似ていますが、学校推薦の場合は成績やスポーツ等を基に学校が推薦をするのとは少々事情が異なります。上記の定義を見ていただければその違いは分かってもらえるかなと思います。

自らでも申し込みできるのがＡＯ入試、学校推薦は学校が推薦するものです。

この場合は通常よりも募集も早まりますので、入学前に係る費用も前倒しで考えていく必要があります。

奨学金はどちらにしても入学しなければ受け取れないので、

教育ローンを必要としている人は特に早くから考える必要があります。

奨学金をはじめとした詳細についてはこちらのブログをご覧ください。