医療保険なんていらない!保険会社の営業にだまされないで。
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医療保険はいらないという考え方
あくまでもひとつの考え方ですので、検討の際に参考にしてください。
最近医療保険のご案内をしていて、
これってそもそもいらないんじゃない??とよく言われます。
どういうことかというと医療保険が価格競争におちいるあまり、
掛け捨てで安い保険料を各社強調するようになりました。
掛け捨てで払込は一生涯・・その代り保障も一生涯。
安いからとりあえず入ろうかな・・?
でもよく考えてみてください。
病気やけがで入院する可能性はありますか?
仮になったとしても
健康保険が適用になる病気や治療であれば3割の負担で済みます。
一定額を超えれば高額療養費も適用になります。
さらに現在の健康保険制度が継続するとすれば、
75歳以降は医療費は1割負担で済みます。
では医療保険を使ったとした場合はどれぐらいの負担になるのでしょうか?
医療保険の手術給付金について
医療保険の手術給付金はいろいろなパターンはありますが、大きく分けて以下の2つです。
入院日額10000円の医療保険に加入していた場合の手術給付金
①日額10000円×10倍、外来の手術については5倍
このケースはもらえる手術給付金は10万円か5万円です
②日額10000円×手術の内容によって40倍、20倍、10倍、5倍
手術の内容によっては40万円、20万円、10万円、5万円になります。
最大で40万円です。
医療保険の入院日額について
入院日額10000円の医療保険に加入して20日間入院した場合
①日額10000円×20日=20万円
上記の手術代金が最大40万給付されたとすると、この20万と合わせて60万円受取れます。
たくさん医療保険金は受取れたけども・・
病気で手術と20日間という今どき比較的長期の入院が
必要になり、上記の例で60万受取れたのはいいですが、
その分毎月の保険料を払っています。
あとは高額療養費との兼ね合いです。
健康保険を使っても自己負担が一定額を超えてしまう場合は
違う計算式が使われます。
高額療養費の一例
高額療養費を使うと仮に100万の手術を受けたとしても、
一番一般的な高額療養費の制度の計算式でいくと
自己負担は87430円です
高額療養費の計算式(所得によって異なります)
80100円+((100万円(かかった医療費)-267000円)×1%)=87430円
ものすごい金額がかかったとしても、自己負担はこの式を当てはめれば10万円以下です。
医療保険は毎月保険料を払います。
これでも医療保険に加入するのが当たり前と考えますか?
医療保険は女性は使うケースが多い
そうはいっても私は女性必ず加入するべきだと思います。
あくまでも私の経験上でしかないのですが、女性は8割くらいの確率で医療保険を使っています。
女性特有の病気や妊娠時の異常分娩等でも使うことがあるからです。
代表的なものが筋腫ですが、当然悪性でなくても医師から手術を勧められて手術をすれば給付の対象になります。
男性は医療保険はいらない??
男性は全くいらないのかというとそれは個々の考え方です。
保険はお金がある人が入るんでしょ。
という人もいますが、医療保険については普段生活をしていて
急に入院で10万や20万の出費があったらどうにもならない。
という人ほど医療保険は必要です。
お金がある人はそれくらいのお金は手元にあるでしょう。
くりかえしになりますが、
医療保険は生活が厳しく、ちょっと病気で手術などしたら出費が大変という人ほど
検討することが必要です。
ただ怖いのは3大疾病による長患いや収入の減少、医療保険では対象にならないお金についてです。
こればかりは費用が莫大になる可能性がありますので、多くの人が保険で備えておく必要があります。
がんを例にとると、がんによる手術は医療保険で給付されますが
そのほか装具が必要になったり一時的に差額ベッド代が発生した(保険会社によっては差額ベッド代金が出る特約もあります)、
極めて短期間で再発した場合などは入院日数が想像よりも、
はるかに膨大になったり医療保険の日数オーバーで対象にならなず、
多額の自己負担額になることがあります。
また最近は医療技術が発達しており、
お金さえ払えれば健康保険対象外の手術で最先端の治療を受けられる・・
保険よりもなんだかんだ現金があった方が保険がきく聞かないでもめないからいいよね。
という人もいます。
医療保険で給付になる金額などたかが知れているので
そんな手術や入院は貯蓄でまかなって、
がんなどの3大疾病による高額な出費の備えておきたいというニーズが男性については増えてきています。
大した金額ではないからという方もいるかも知れませんが、
保険の営業に進められて、医療保険は入らなきゃだめですよ!
と頭ごなしに言われる筋合いもないということを是非知ってください。
保険の必要性の有無についてはこのような意見も参考にしていただき、
最終的な判断はご自身でしていただくようお願いいたします。
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