お金の価値が変動する?インフレリスクとは
- 2018.03.14
- ファイナンシャルプランナー(FP)

iDeCo(イデコ)や積立NISAなど初心者からスタートできる運用商品が登場し始めたため、いろいろなところで運用セミナーなどが開催されるようになり、運用に対する意識が少しずつ高まっている感があります。
なぜ運用をする必要があるのかという動機づけのところで必ず出てくる言葉が「インフレリスク」です。
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インフレリスクとは?
物価が上昇することをインフレーション(インフレ)。逆に物価が下落することをデフレーション(デフレ)といいます。
私はもともと冷凍食品の営業をしていました。一時期冷凍食品と言えばスーパーで半額セールが行われていたことを覚えているでしょうか?
いろんなスーパーのチラシを見てみると目玉で「冷凍食品全品半額!!」
なんてありましたよね。
今、冷凍食品全品半額って見かけますか?
これまではデフレだったのですが、いよいよデフレによる安売り競争に各企業が限界を迎え始めました。
食品業界では値上げができないので量目を減らすという手段も使って実は安売り競争で薄利になる中製造業は耐えてきました。

おかめ納豆は私が食品会社にはいったばっかりの時は50g×3個パックでした。
しかし価格競争に耐え切れず、45g×3個パックになっていました。今は何グラムかわかりませんが・・
さまざまな企業努力でデフレ下生き抜いてきたのですがいよいよ
物価を上げないと賃金も上がらないし、賃金を上げないともう人が雇えないよね。人がいなけりゃ何もできないよね。
ということに企業が気付き始め、様々な要因のもとに世の中はインフレ(物価上昇)の方向に向かいつつあります。
お金の価値が景気によって変動する
今生活費10000円を手に握っています。
これが一か月の生活費だったとします。ガソリン価格は変動しやすく、その原因は一概にインフレだけが要因ではないのですが、分かりやすいのでガソリン価格を例にします。
ある日ガソリンが1リットルあたり140円だったものが、急にインフレで1000円になりました。今手元には10000円しかないので10リットルしか入れられません。
もし逆にデフレで50円になったら、200リットルも入れられます。
同じ10000円なのに、物価が違うので購入できる量が全然違います。
物価が変わればお金の価値が変動するのです。
物価が上昇している局面ではお金の価値は減少します
上記のガソリンの事例の通り、物価が上昇すればお金の価値は減少することがお分かりいただけたと思います。
先ほどの事例は極端ですが、毎年2%ずつじわじわと物価が上昇し続けたらさほど危機感もないままお金の価値がじわじわと下がっていっているのです。このような最中、現金を手元に持っているだけではその現金の価値が目減りしてしまいます。
このように物価上昇にともなって自分の資産の価値が目減りする減少をインフレリスクといいます。

なぜ運用をする必要があるのか?
物価上昇率が2%なのであれば、それを上回る運用をしなければ資産の価値が目減りしてしまいます。
銀行の普通預金に預けていただけでは、100万円の元本があったとしたら銀行が破たんしないかぎり100万円を下回ることはないことはほぼ間違い有りませんが、2018年3月現在普通金利0.001%です。
運用をすると元本割れが怖いからしたくないという気持ちもわかりますが、運用をせずに利回りの低い運用商品で運用しているのも資産が目減りしているので元本割れしている状態と変わりません。
デフレの状況下では話は別です。デフレは世の中の物価が下がっているので、自分の現金の価値が上がります。だから今までは銀行の普通預金に預けれいればそれでよかったんです。
なぜ運用をしなければいけないのかというと世の中がインフレに向かっているからです。
インフレは続くのか?
決して思い通りにいっていませんが、日銀としてはインフレ2%が継続する状態を目指すためにいろいろな策を講じています。
もう一度いいます。2%が継続する状態を目指すということです。
とある物の物価が100円が102円になったらめでたしめでたしではないということです。継続的に2%上昇し続ける状態を目指すということです。
国としてそういいきっている以上、インフレが続く可能性は極めて高いと言えるでしょう。
国の借金をチャラにしようとしている??

自分の持っているお金の価値が目減りするとうれしい人たちがいます。
それは・・お金を借りている人たちです。
世の中にはとんでもない借金を抱えている人・・人というか国があります。
そう・・日本です。
1000兆円を超える借金を抱えています。
お金の価値が目減りすればこの1000兆円が目減りして借金が減るんです。
ハイパーインフレという常軌を逸したインフレを意図的に起こして、日本は借金をチャラにしようとしていると考えている人もいます。
脱線ばかりの記事になりましたが、、なぜ今になって運用、運用と言っているのかというとインフレの状況下にあり、何もしなければ資産価値が目減りしてしまう状況下にあるからです。
実はこの物価上昇や下落と年金とは深い関係があるんです。その前段としてまずはこのインフレによってお金の価値が変動するという感覚をまずは身につけていただけたらと思います。
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