賃貸の火災保険の相場はいくら?

賃貸の火災保険の相場はいくら?

賃貸の火災保険の相場はいくら?

賃貸 アパートの火災保険が切れちゃって、大家さんが更新しろってうるさいの!これって強制で加入するんですか?入らなくていいんじゃないんですか?

結論からいうとこの保険はかなり重要です。自分の身とお財布を守るためにも必ず加入することをオススメします。

私に限って火事なんて起こしません。

何かあったら責任は自分で取ります。

こういいたい気持ちもわかります。でも長年大家さんをしていると、そういう人に限って危ないということがわかっているのです。

加入をしなくても法律上罰せられるわけではありません。

ただ、大家さんや管理会社から出ていってほしいといわれても違法ではありません。強制力はありません。

しかしながら、、

私も保険を扱っている経験上、保険に無頓着な人に限って事故を起こす。これは自動車保険なども同じ傾向があります。

経験上の話でなんの経験に基づいたわけではありませんが、思わぬ事故で数百万単位の請求があり、、保険に加入をしておらずに裁判沙汰になった・・

口をそろえて言うのは、言い方はいろいろあれど要は

「なんで自分ばかりこんな目に・・」

という類の言葉です。

直接本人には言えませんが、

「なんで自分ばかりこんな目に・・」

「あれだけ言ったのに保険に入らなかったからでしょ・・」

としか言いようがありません。

そこで賃貸のアパートの火災保険の加入が必要かどうか?その機能について確認をしていきましょう。

賃貸の火災保険のメインは火災保険ではない

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Unsplash / Pixabay

入居の際は火災保険への加入をすること。

という条文が重要事項説明の中にあることに違法性は全くありません。

同意できないなら住まないでくださいということになります。

ということで、入居の時はみなさん火災保険に加入をします。

でもね・・

建物の火災保険は大家さんが普通は入っているわけです。

建物が焼けたって私(入居者)には関係ないし・・すぐに引っ越せばいいし。。

じゃあ自分の持ち物(家具や家電製品)などが自分がうっかり火を出して燃えちゃったからって大家さんが弁償してくれるわけではないでしょ。

ほら!!やっぱり火災保険なんていらないんじゃない!

実は大家さんはあなたの家財のことなんてこれっぽっちも心配していません。

繰り返します。

大家さんは住んでいる人の家財が災害にあって損害を受けたとしても、

何もいたくないのでそんなことは全く心配していません。

心配なのは大家さん自身の持ち物・・

部屋の壁や床が火事で焦げてしまったり、水浸しになって床がふにゃふにゃになってしまったり、

あるいは

ほかの入居者に迷惑をかけて

大家さんは住民同士の金銭的なトラブルに巻き込まれたくないから

加入を強制しているのです。

賃貸の火災保険のメインは賠償責任保険

これまで説明してきたように、

自分のものではない借りている部屋に住んでいながら、

何か事故を起こした時の備えをしていないというのは

NGです。ということで火災保険に加入しないという選択肢は「なし」です。

入居した時は、いろんな手続きや支払があって、何が何だかわからず火災保険にもなんとなく加入しています。

しかしこういった火災保険は2年で一区切りというのが一般的で、

入居しているうちにいつの間にか保険も切れている。

これは結構よくあるケースです。

法律で入らなかったからといって罰せられるわけではありません。

火災保険への加入は入居するときの条件になっているケースがほとんどなので、

更新の案内がきたら再度火災保険を更新するのが入居者の当然の義務です

ちなみに・・更新を忘れても後で加入することができます。

賃貸の火災保険を更新し忘れた|安心してください|対処法

賃貸の火災保険の3大機能

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火災保険としての機能

入居した方が持ち込む家財が損害を受けた場合の火災保険としての機能

自分の持ち物に関する保険

修理代を大家さんに弁償する機能

②部屋から出火して壁や床を焦がして、大家さんから賠償責任を問われたときの「借家人賠償(しゃっかにんばいしょう)」としての機能

大家さんに対して弁償するための保険、建物(建物とはもっぱら壁や床、そして壁や床に固定されている設備などに損害を与え、大家さんから弁償しろ!と言われて、実際にあなたに法律上の賠償責任がある場合はここから支払ます。

他の入居者に弁償するための機能

③個人賠償責任保険としての機能

②の大家さんへの賠償(自分の部屋に損害を与えたとき)とは別に、他の入居者に迷惑をかけたきの保険が個人賠償責任保険(日常賠償責任保険)と言います。

洗濯機のホースがはずれて水があふれ、下の階の人の家具や家電をびしゃびしゃにしてしまった時などが該当します。

この①~③の補償がセットになっているのが賃貸アパートや賃貸マンション向けの火災保険です。

この3つがセットになっていることで、自分の持ち物、大家への補償、他の入居者の方への補償。全てバッチリ!となっているのです。

火災保険という商品名で加入をするのですが、この賃貸アパートの入居時に締結する火災保険は、

実はこの保険は2番の借家人賠償と3番の個人賠償責任保険がメインです。

入居している人は火事なんか起きて自分の家のものが焼けたって別にいいよ・・という人もいるかも知れません。

この保険が重要なのは対象にはなっていますが、入居している家財の補償がメインではないのです。

因みに③の日常賠償責任はこんな機能もあります

子供が車の中で吐いた(嘔吐)|他人の車なら日常賠償責任保険の出番です

自転車保険の最小範囲ならこの特約で賄えます

自転車保険の義務化にむけて・・加入にあたり注意するべきこと

このようなケースでも、賃貸アパート用の火災保険の特約が使えたりしますので、加入しているのを知っておくと意外と使えるケースが多いですよ。

賃貸の火災保険の相場

geralt / Pixabay

この賃貸アパートやマンションの保険は2年で契約するのが慣習になっています。

賃貸の火災保険料は建物の構造で異なる

木造と鉄骨または鉄筋コンクリートの建物かで異なります。

木造鉄骨・鉄筋コンクリート
20000~30000円/2年分10000円/2年分

※地震保険は未加入の場合の金額です。(地震保険は付加することができます)

賃貸の火災保険は意外と柔軟に設計できる

1年契約でも毎月1000円位の月払いやそれ以下の保険料で加入しても問題ありません。

ただし支払方法は口座引き落としやクレジットカードでの毎月払いが原則です。

解約の時も解約の手続きをしないと延々と引き落としが続くので注意です。自分の解約の連絡し忘れは、返してくれと言っても返ってきませんので注意です。

なんで2年契約が一般的なの??月払いの方が毎月の出費が少ないからありがたいのに・・と思うかも知れません。しかし、

担当は入居の申込、そして退去の解約処理など手続きの頻度も多く、

個々の状況に合わせてプランニングをするのが面倒!

というのが正直なところです。

毎月の保険料を口座引き落としにして、

その人の口座にお金がなく保険料の引き落としにならなかったときは

催促の電話をしなければなりません。

ようするに保険会社やその担当が面倒だからです。

毎月支払の方が、月々の支払金額は抑えられますが1年分や2年分とまとめて払った方がトータルでは金額が安いことも知っておきましょう。

賃貸用の火災保険を分割にする場合は、

定期的に2年に一度2万、3万という金額がかかるよりか、少額で毎月口座引き落としの方がいいという方にはオススメの支払方です。

賃貸の火災保険に入らなかった場合のトラブル事例

火災保険は火事になった時だけではありません。支払いの要件は様々です。

正直火事で保険金を払った事例は私は過去に数件しかありません。それ以外の事故が多いのです。

その事例の1つのトラブル事例を挙げさせていただきます。

とくに賃貸アパート向けの火災保険は2年に一度の更新が一般的。

入居の時は一度にお金がでていくので、火災保険の1万、2 万はスパッとはらってしまいます。

しかし2年が経過して、火災保険が満期になるといつしか火災保険に加入をしていることも忘れ、更新の連絡が来ても保険会社ときくだけでなんだか勧誘されそうだから手紙も電話にも無反応。

私はしっかりしている性格だから、事故なんて起こさない。そんな過信もあったのかもしれません。

いつしかその火災保険は満期を迎えていました。保険が切れている状態です

さてある日酔っ払って帰宅したAさん、まっすぐ歩くこともできません。

とりあえず化粧だけは落としてなんとか眠りにつきました。

起きると誰かがドアをノックしています。

下の階の住民でした。お宅から水が漏れてウチの部屋に水が漏れて来ているんだ!

顔を洗って、化粧を落として眠りに付きました。なぜ??水を出しっぱなしにしたうえ、化粧水をつけたコットンが排水部分に詰まっていたのです。

気づいても後の祭り。よくよくみたらあたりはずぶ濡れ、Aさんは真っ青でした。

さらに、壁や床の張り替え費用も大家さんから請求がきました。

しかし、Aさんは火災保険は火事の時しか給付がなく、火事なんて起きないと思い火災保険をないがしろにし、大家さんにも加入をしているとウソをついていたのです。

大家さんもフォローしてくれません。

最近の被害者は必ず知恵をつけて来ます。被害者の家財はあれも濡れた、これも濡れたとリストアップし、大家さんの被害額も含め最終的な請求額は300万円近くになりました。

まさか!でも残っているのはAさんの水漏れでしたの階の人に迷惑をかけたという事実だけで、被害者にそんなに多くの損害が出るはずがない!と証明できるものはないのです。

分割でこの人は300万を払うことで折り合いがついたそうです。火災保険なんて御守りで使うことなんてないわ・・とタカをくくったばっかりにこのようなことになりました。

自分がそんなことするわけない・・と誰もが思っています。でも実際に事故が起こったときにみんな必ず言うのが、まさか自分が・・
という一言です。このことを踏まえて、今一度検討をしていただければと思います。

どちらにしても自分に返ってきます

例えば、部屋に損害を与えて、あなた自身が保険に入っていないので大家さんが直したとします。大家さんが保険をつかって直したらどうなるでしょう。

大家さんも保険に入っているんならますます保険に入らなくていいじゃない!

となるかも知れませんが、あなたに責任があるということであれば後日大家さんが加入している保険会社からあなたに請求が来ます。

それなら出ていきます!出ていっても保険会社からは請求が止まることはありませんし、大家さんに対してもなんの脅しにもなりません。

いざというときに弁償してくれない、保険も入ってくれない人など出て行ってもらった方が安心なのですから。。

やはりきちんと部屋を借りるからには、保険に入るのは義務です。

必ず加入してください。

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