NTTドコモの新料金プランをわかりやすく(ギガホ、ギガライト)
- 2019.04.16
- 経済
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NTTドコモの新料金プランをわかりやすく(ギガホ、ギガライト)
ファイナンシャルプランナーCFPの金子賢司です。さて、今回NTTドコモが新しい料金プランを発表しました。
通信代は保険や住宅ローンについて見直しの余地が大きい支出ですので、注目するべきポイントです。
ニュース記事でみて、とってもわかりにくかったので自分なりにわかりやすく書き直してみました。
平成31年6月から上記プランはスタート。
従来よりも2割~4割程度値下げするプラン・・ということで、見てみたら全く意味がわかりませんでした。ということでよく調べてみました。
目玉はギガホ、ギガライト
ともに、音声通話とデータプラン(何ギガまで低速にならずに使えるか)が基本セットの料金プランです。
端末代金は全く別個になるというのがポイントです。
総務省の定めた、電気通信事業法の改正案である
「契約継続を条件とする端末購入補助の禁止」
と
「端末購入を条件とする通信料金の割引の禁止」
という通信代と端末代の完全分離に配慮した内容と思われます。
ギガホについて
まず基本は月額8480円です。
月間最大30Gまで利用可能。それ以上を超えると128kbpsではなく、1Mbpsに通信速度が下がるというものです。
どれくらいの差があるのか不明ですが、月間の利用可能ギガ数を超えてしまい、イライラすることは、多少改善されるように配慮されていると思われます。
2年間の定期利用を約束すると(途中でやめると違約金が発生する)、
月額6980円になります。
さらに9月30日までに契約をすると
6ヶ月間1000円引きになります→5980円に
従来は端末代金と通信料金を一体化して、2年間端末代金を通信料金から毎月割引していました。
さらにさらに「みんなドコモ割」
「ファミリー割引」または「ビジネス通信割引」のグループに入っている回線数が2回線だと500円割引、3回線以上だと1000円割引になります。
※2in1、キッズケータイプラス、キッズケータイプランは除きます。
これが「みんなドコモ割」です。
「みんなドコモ割」をつかって家族みんな乗り換えて3回線以上になれば、さらに1000円割引になります。
ここまででようやく4980円になります。
ポケットWifiを買って仲良く使いまわそうよ・・って。。思った。。
ギガライトについて
月間の通信容量によって月額が変わるプランです。
1GBまで基本4480円(月額)、2年間の定期契約なら2980円(月額)
3GBまで基本5480円(月額)、2年間の定期契約なら3980円(月額)
5GBまで基本6480円(月額)、2年間の定期契約なら4980円(月額)
7GBまで基本7480円(月額)、2年間の定期契約なら5980円(月額)
これにそれぞれ前述の「みんなドコモ割」が入るとそれぞれさらに1000円(月間)安くなります。
ちなみにギガライトはデータ容量を超えると128kbpsになります。
ギガホとは異なります。
ギガホ、ギガライトは音声通話を利用した場合はこれに30秒あたり20円の通話料がかかります。(ファミリー割引同士は無料)※一部対象外となるサービス通話があります。
月額700円払えば5分以内の通話は無料
月額1700円払えば無制限で通話可能
ギガホ、ギガライト導入に伴い終了するプランが3つあります
ドコモwith
指定された端末購入で毎月1500円を割り引く、期間制限なし。すでにこのプランに加入している人は平成31年6月以降も継続可能。以下もう2つのプランも同様です。
月々サポート
指定された端末購入で毎月24カ月まで端末代金の購入補助を行う。
端末購入補助サポート
12カ月の継続を条件に端末代金を割り引きサービス
繰り返しますが、すでにこれらの割引サービスを受けている人は平成31年6月1日以降もサービスを受けられます。
所感
ギガホ、ギガライトの料金を見てきましたが、これに音声通話や本体代金がかかってきます。本体代金はもっと近くなったらプランを発表するようですが、はっきり言って高いですね。
携帯代金の見直しはファイナンシャルプランナーでも保険に次いで見直し効果が高いポイントになります。
正直もっと改善するべきことはあるとは思いますが、今回は総務省さまへの対応策という苦肉の策なのかなぁという印象でした。
家計の見直しには毎月必ず一定額がかかる、固定費を見直すのが一番早いです。
自分の携帯電話の料金プランが自分に合っているのかどうか、複雑ですがいろいろなキャリアを検討してみる価値はありそうです。
今後auやソフトバンクも対抗策を出してくるようですよ。
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