美容室でシャンプー台やボールを壊したら保険の対象になる?

美容室でシャンプー台やボールを壊したら保険の対象になる?

美容室でシャンプー台(ボール)を壊したら保険の対象になるか?

美容室で起こる保険の相談で圧倒的に多いのがシャンプー台やシャンプーボールの破損です。子どもが急に走り出して物を倒してシャンプーボールを破損させてしまったり、清掃中に業務用の重たい掃除機をぶつけてペダルを折ってしまったなんていうトラブルがあり得ます。

2つのパターンで考えていきます。

あなたが客でシャンプー台やシャンプーボールを壊してしまったケース。

もうひとつ、あなたが美容室の店員で客に壊されてしまった時。

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客として破損させたケース

あなたが客で、美容室のシャンプー台などを破損させた場合はもし個人賠償責任保険に加入していれば、お店に弁償という形で支払うことができます。意外と高額なので、満足な金額ではないかもしれませんがまったく支払えないよりかは大きな支えになるはずです。

この保険には単独で加入することができず、自動車保険や火災保険の特約についています。コープ共済などで加入していることもありますので、よーーく身の回りで加入している保険の内容を確認してみてください。

個人賠償責任保険の支払事例

あなたが美容室のオーナーだった場合

内容にもよりますが、加入している火災保険で支払われる可能性があります。

火災保険の支払要件の中に、「不測かつ突発的な事故」という項目でも支払うという内容になっていれば支払われる可能性は高いです。

こちらのケースでもやっぱり自分の加入している保険をよーく内容確認しておく必要があります。

保険金を請求するための手続き

仮に上記の要件に当てはまって保険金が給付できるようになったとしたらどのような手続きが必要になるのか?

破損したものの写真がまず必要です。

そして修理や買い直す場合の見積もりが必要になります。

あなたが美容室のオーナーなら、業者の見積もりをもらってそのまま保険会社に渡します。あなたが客なら、その見積もりを美容室のオーナーからもらって保険会社に写真と一緒に渡すと保険金を払うかどうかの査定になります。

必ず対象になるわけではない

賠償責任保険は対象になる可能性が高いです。

火災保険は「不測かつ突発的な事故」まで補償する内容になっていないことがあるので注意が必要です。

不測かつ突発的な事故の事例

ただよくあるケースですので、かなりニッチなケースではありますがまずは自分が該当するような保険に加入しているかどうかを確認してみるとよいと思います。

過去にこのようなケースがあって、知らなかったという人は備えておくのが良いでしょう。