リート投資が人気|トランプに翻弄されないために

リート投資が人気|トランプに翻弄されないために

報復関税の連鎖の話から・・株式市場は混沌としています

世界の市場が混沌としています。どこからが事の発端なのかもはやわからなくなってきていますが、

アメリカが中国やらEUやらメキシコやらに輸入品には関税をかけるぞ!!

と脅しをかけています。

中国やEU等から入ってくる安い輸入品のせいで、アメリカ製のものが売れなくなり

雇用が増えない。

中国は知的財産の問題もありますが、簡単にいえばトランプ氏が何を騒いでいる

かというと自国の産業の保護のためなのです。

関税をかけるというのは例えば中国からアメリカに入ってくるためには25%の税金をかけます

ということです。

中国製の商品が今まで安くアメリカで買えていたのですが、

今後は高く買わなければならなくなってしまうということです。

そのため、アメリカの製造業はその中国製品と同様の製品で価格競争をしなくて済むので

アメリカの製造業は中国の安い商品に脅かされて売上が落ちる心配をしなくてもよく

なるわけです。

さらにアメリカはEUから輸入される、鉄鋼・アルミにも25%の関税をかける

と言い始めました。

自国の産業が価格の安い商品にシェアを奪われないように

アメリカが自国の産業の保護をする意味合いから、このことをトランプの

「保護主義政策」といわれるようになりました。

今まで安く替えていた鉄鋼・アルミがアメリカに入ってくるには

25%の税金がかかってくるので当然高くなります。

鉄鋼・アルミを原料とする製造業の株価は下落する傾向にあります。

当然、中国もEUやその他の国も黙ってはいません。

アメリカから入ってくる商品に関税をかけようじゃないか!!

ということで報復関税をかけるようになりました。

当然、その商品に関連する企業の株価は下落します。

アメリカの経済指標であるNYダウという指数は、この関税の報道が

出るたびに下落し、ちょっと戻ってはまた報復関税の話で下落

を繰り返していました。

投資家は大変です。どこかの国が報復関税をかける!!と

言い出せばその国の代表的な経済指標が下落したり、

関連業種が下落してしまうからです。

reit

ここ最近投資家は要人発言に翻弄されてきました

そんな最中

NASDAQだけは好調でした

そんな混沌とした市場に嫌気がさしたのか?

NASDAQ(ナスダック)銘柄は好調でした。

FANG(ファング)と言われるハイテク銘柄を中心とした株式市場で

F=フェイスブック

A=アマゾン

N=ネットフリックス

G=グーグル

が含まれている市場なので、要はFANGグローバルで国を超越して利用されている企業なので

このNASDAQ市場は無風状態でしたが、、アメリカでこんな法律ができました。

ネット通販の売上税

です。

州政府がネット通販業者から日本の消費税にあたる売上税を徴収することを認める判決をだしたのです。

これまで、州政府は州内に店舗や物流施設など物理的拠点を持たない

業者に対して売上税の納付を義務付けることができませんでした。

そのためネット通販は売上税の納付がなく通常の小売よりも価格優位性が保たれていました。

もっぱら標的はアマゾンになるのですが、

この売上税が導入されてからNASDAQ市場も陰りが見え始めてきていました。

NYダウもアテにならない、NASDAQも陰りが見え始めた

そこで投資家が向かったのが、、

不動産投資(REIT(リート))です。

business

REIT(リート)に注目し始めた投資家

もうトランプ発の乱高下に翻弄されない

そこで向かったのが不動産投資というわけですが、建物を購入してその建物を貸して
家賃収入を・・というのもいいですが今まで不動産投資をやったことない人にとっては
いわゆる不動産投資はなかなか難しいものです。

そこで投資家は一定額のお金を出して、そのたくさんの投資家から集めたお金で大きなオフィスビルや
マンション、商業施設等で運用してその家賃収入や売買益を投資してくれたお金に応じてお返しする。
という不動産投資信託REITに注目し始めました。

REITは一般的には金利が低い時は借り入れするときの金利が低いので、不動産の物件購入が
盛んになるので価格が上がります。金利が高い時は逆の動きをします。

インフレの時や現在のようにちょっとした要人の発言や、行動で
株式相場が荒れているときはREIT(リート)という選択肢も資産
運用に入れてみてはいかがでしょう?

コモディティ(原油や金)に投資するという方法もあるのですが、
今は原油価格も減産したりイランから原油を買うなというお達しが
これもトランプ氏からでており、コモデティも安泰とは言えないのです。

密かに投資家の間ではREIT(リート)が人気がでて、
価格が上昇してきています。

特に目新しい商品ではありませんが、、参考までに。