人生100年時代に準備しておきたい3つのこと

人生100年時代に準備しておきたい3つのこと

人生100年時代という言葉がポピュラーになりました

医療や食生活の向上で、今人間は本当に長生きをできるようになりました。

様々な金融機関のテレビCMのおかげで、人生100年時代という言葉がとてもポピュラーになりました。

この言葉が意味するところはこうです。

いまの時点でも女性の2人に1人は90歳まで生きると言われており、この傾向は着実に伸び続けています。ということは今働いている人たちが、年齢を重ねていけば、100歳までは生きるのが当たり前になるのではないか?

または100年まで生きることを想定して、貯金や投資等を含めたお金のプラン・・ようするにライフプランを考えたほうがいいですよ。

ということで人生100年時代という言葉を浸透させたのでしょう。

織田信長が人生50年と言っていたのの倍ですからね。

長生きできるようになったのはうれしいことですが、それに伴い心配になることがありますよね。

運動とお金と生きがいです。

それぞれ一つずつ見ていきましょう

人生100年時代を健康に生きる「運動」

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Wokandapix / Pixabay

100歳まで生きれたとしても、ずっと寝たきりだったり、思うように歩けないようではなかなか楽しむことが難しいのではないでしょうか?

また今まで元気だった人が、一度の転倒で足を骨折しそこから一気に容体が急変した。ということがあります。

下半身の筋肉の衰えから転倒を起こし、骨密度が少ないためいままではこんなことでは大丈夫だったのに、ちょっとした衝撃で骨折。

骨折からの回復も遅くなり、年齢を重ねるにつれ筋力低下のスピードも高まるためそのまま歩行が困難になったり、

一つの転倒をきっかけに介護状態になることもあります。

下半身を中心とした筋力低下を少しでも食い止めることの重要性を非常に強く感じます。そのためにも運動は働いている現役時代から習慣化しておくことが必要です。

人生100年時代を生きるための「お金」

さて今回のメインの内容です。

さて、今保険会社のCMをみて気づいた人はいるでしょうか?

商品自体が長生きをすることを想定とした保険ができています。

あまり聞きなれないかも知れませんが、トンチン年金なんていう商品もあります。

がんになったらもう人生終わり。なんていう時代ではありません。

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TheDigitalWay / Pixabay

従来は万が一の保障だった保険も・・

医療技術の発達により、がんは治療しながらも仕事や生活を続けることができるようになりました。

とはいえ、元気で今まで通りに働けるかというとそこまで医療はまだ進化していません。

そうなると闘病をしながら、サプリメントや装具等を頼りにしながら、行動等が制約される中で私生活を送ることになります。闘病している人が一家の大黒柱なら、家族は大変です。

長い闘病生活になることもありますので。そのお金の心配を減らすための年金形式で5年や10年という長期間毎月一定額を受け取れるがん保険などもあります。

がんになっても長期間受取れる商品なんて昔はよくよく考えればなかったはずです。

がんになったら100万円、200万円と給付を受けて終わり。という商品がほとんどではなかったでしょうか?

保険は時代とともに進化を遂げています。定期的に見直しをすることはとても重要です。

従来のようにただ大黒柱に万が一のことがあったときに、遺族に大金が残る。という従来の保険も大切ですが、それ以外にもたくさんのケースが考えられてしまうわけで、それに即した保険が必要になってきたのです。

医療が進歩し、病気になっても長く生きれて仕事もできてしまうので、亡くなっていないから保険金は出ない。でも闘病して思ったように生活ができず収入が下がって苦しい。こうなると従来の保険ではカバーできず最悪の状態です。

このようなニーズに対応する商品が生まれてきたのです。各社呼び方は違いますが、就業不能保険という商品があります。

保険会社がみなさんの健康管理にまで介入

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私達の体調管理まで介入することを始めたのです。健康診断書を提出したら保険料割引にします。だったり、最初は普通の保険料だったのですが、2年以内に体質改善をして、BMI等の具体的な数値が下がったらその後の保険料が安くなる。チャレンジ制度を導入したり、保険会社がその日食べた物を登録するアプリを開発したり。。

そして保険会社のノベルティにフラフープなんていうのも登場しました。昔はボールペンやアメちゃんが定番だったのですが・・

保険に加入した人が健康になって保険を使わなければ、保険会社はもうかる。。

たしかにそれもあります。

健康な人に保険料を割り引きしてあげることで、世の中の人に健康促進を積極的に行ってほしいということを真剣に考えているようです。

資産運用も必須な時代

これもCMでやってましたが、60歳で退職して人生100年時代だから残り40年。

何しようかなーー?なんていう主人公がふと思い出します。

「まてよ・・足りるかな?お金・・」っていうCM見たことありますか?

一般的な家庭では夫婦2人で公的年金は22万円(過去の職歴、配偶者の有無や職歴で異なります)、それに対してゆとりある生活を送るためには夫婦で35万円が必要といわれています。

年金だけではゆとりがある生活ができないのです。

ゆとりなくてもいいよと思うかも知れませんが、普通に生活していくだけではなく当然病気になったり、どちらかが介護状態になったり、旅行や趣味やちょっと贅沢な食事が60歳以降、多少はしたくないですか?

仮に35万円夫婦2人で必要だとすると、

35万円-22万円=13万円

毎月13万円赤字になります。

40年間毎月マイナス13万は大きく見積もりすぎなので、ざっくり20年間だったとしても3120万円ですよ。(13万×12カ月×20年)

ということはゆとりのある生活を退職時60歳から80歳まで20年間送るためには、一般の夫婦では3120万は用意しておく必要があります。

こんな大金50歳、や55歳でこのことに気づいて、急いで用意できますか?

老後の生活資金を用意するためには、働き続けるか、貯蓄している金額の一部を資産運用して増やすしか方法がありません。

働き続けるのは分かりやすいと思いますが、資産運用はやっぱり気が引けるという人がいまだに多いです。

不動産運用、投資信託、株式、NISA、積立NISA、若い人は確定拠出年金

様々な選択肢があります。

いまの現役世代の人はこれらの資産運用から、目を背けることができない時代になってきています。

大金を急に用意するということがないよう、若いうちから少しずつスタートしておけば

資産運用の経験値も増えますし、知識がついた上で徐々に投資金額を増やしていけば

資産運用も有利に進められます。

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人生100年時代を楽しく生きる「趣味」

幸い貯蓄や資産運用がうまくいって、老後の生活資金は万全。

だったとしても、友達が誰もいないという生活は応えます。

いままで会社勤したけど、無駄口たたかず頑張ってきたぞ!というかたもいるかも知れませんが、

なんだかんだ人がいたからいやいやでも接触したり会話をしていたのではないでしょうか?

私は仕事がら、たくさんの高齢者のお宅にお伺いすることもありますが、

一歩も家に出ない日があり、現役時代には想像もつかないほど孤独です。

孤独は認知症のリスクも高くなる傾向があります。

いままで仕事一筋というかただとなかなか趣味というも見つけにくいのですが、

趣味の集まりというのはとても重要です。

若いうちに趣味をもっておくと人脈もできますし、もしかしたらその趣味も長くやっていれば

お金の取れるくらい上達して、老後の生活資金の足しになるかも知れません。

人生100年時代を生きるために

運動、お金、趣味を早いうちから用意することが大切です。