お金を増やすには「お金を回す」か「貯める」どっちがいい?

お金を増やすには「お金を回す」か「貯める」どっちがいい?

お金を増やすには「お金を回す」か「貯める」どっちがいい?

お金をためる人の特徴としてよく言われるのが、お金は世の中のために使う物だよ。という人と節約をしてコツコツと貯めていくものだよ。という意見があります。

お金を増やすにはどっちがいい?ということをよく聞かれます。

予め目標額が決まっていれば後者、すなわちお金をコツコツと貯めること。

お金を稼いで贅沢をしたいということであれば、前者、、すなわちお金を回すことだと思います。

お金を貯めることと回すことのメリットとデメリット

お金を貯めることのメリット

時間はかかりますが、確実にお金は増えて行きます。

投資になぞらえて言うと、満期まで持っていれば元本割れしない元本確保型商品のような着実な方法です。

貯めた分が増えることもありませんが、自分の意志が節約志向でしっかりと強固なものである限り大きく減ることもありません。

浪費さえしなければ、大崩れしないという非常に安定した志向です。

お金を貯めることのデメリット

お金を貯めるということは、その収入の範囲内で生活をするということです。

基本的には我慢するという行為なので、今の枠から出るということが期待できません。

ということは自分に枠をはめることになり、成長や経験が阻害されてしまうことになります。

何か目標があって、それに向けて貯めているなら最終的には「お金を回す」ことになります。

特に目標がなく、日々の生活でお金を貯めているだけでは自分も自分の周りも成長が阻害されてしまいます。

世の中は常に合理的な方向に変化していますので、完全な停滞は退化しているとも言えます。これは投資でいうインフレリスクに該当します。

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お金を回すことのメリット

個人事業主同士などがお互いの知人で何かあったときには、せっかくなら知り合いから購入しようと思うのが人間というものです。

車が欲しかったり、家が欲しかったり、保険に入りたかったという場合は知人から加入しよう。。こうするとお金が回っていきます。

この循環があると、この知人関係の誰かが一発あてると、周りの知人も一気に豊かになっていきます。

内輪で車の営業をしている人が、事業が上手くいって大儲けしました。

すると高い家を購入するようになります。または高い保険に加入を検討する可能性が高いです。そうするとその知人も潤ってきます。

潤うことで、ゆとりの時間ができ、昔のようにギスギスと営業をしなくても何せ単価が高いので、同じまたは昔よりも少ない労力でも多くの収入を得る。

こんな流れが出来上がります。

これがお金が回るということです。

先ほどの貯めるという行為は自分だけで努力することなので、できることも限られていますし、自分の収入の中から使える金額を制限することなので上限が決まっています。

お金を回すという行為をしていくと収入は青天井で増えて行きます。

うまくいけば・・ですけどね。

お金を回すことのデメリット

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まずは、今のメリットの逆パターンです。

車の営業が不景気で物が売れず、給料が減りました。住宅ローンが払えず売却し、賃貸に引っ越し、保険の見直し。

身の周りは総じてドボンになってしまうというリスクも当然あります。

お金を回すというのは、お金を使うということです。今は個人事業主同士のお話をしたのですが、

コンビニやデパートでやたら買い物をしたら、自分にお金が入ってくるのでしょうか?

これは運によります。もしかしたら、デパートの店員と仲良くなって、サービスが弾むかも知れませんし、あなたが営業だったらモノを買ってくれるかも知れません。

もしかしたらとあるアパレルテナントの従業員が、売上上位で表彰されてあなたの買い物金額が従業員にとってとても大きな割合を占めているようなことがあればそりゃ感謝しますよね。

ただし、そんなにうまくいくとは限りませんし、そうそううまく偶然が発生するわけではありませんが、

節約をして買い物をしなければ、このようなチャンスもありません。

ということで、どこにお金を使うかはあなた次第です。

そこがリスクです。ここにお金を落としたところでうまくいくとは限らない。

リスクのある投資商品がこのお金を回すという行為だと思ってもらってもいいです。

お金を回していけば、お金が増えて自分のもとに来るかも知れませんし、お金を使ったけど、全く相手は恩を感じてくれないということもあります。

打算がないとお金は増えません

何かを期待してお金を使うなんて、けしからんと思うかも知れません。

ただ、もし自分が社長だったとしたら全く無駄なものに限りある資源を投資しようと思うでしょうか?

無償の奉仕。。これでは残念ながらお金は入ってきません。

営業も上手な営業は、お役立ち営業というスタイルをとる人がいます。

このような営業の営業スタイルはこんな流れです。

とあるお金持ちの社長にどうしても保険に入ってほしい。

いきなり保険に入ってといっても相手にもされないので、その社長が一番困っていることをまずは聞き出します。人材がいない、社内研修の講師をしてほしい、社員のモチベーションを上げたい。

ということを聞き出したら、仕事を探している適任の人材を紹介してあげる、研修講師を紹介する。社員のモチベーションが高い会社の社長を紹介する。またはそこからノウハウを聞いて、了承のうえで困っている社長に伝える。

これを繰り返すと感謝され、保険の話の1つくらい聞いてみようかという気持ちになってきます。

最初は全く保険の話をしていないので一見無欲ですが、結局は保険の契約がほしいのでまずは与え続けているわけです。

無欲で与え続けなさいという意図は、本当に貧乏で終わります。伝説にはなるかも知れません。

自分を犠牲にして、人を幸せにし続けた人間・・として。

ただ、金銭的には豊かにはなれません。

お金を増やすのは、打算は必要です。

お金は求めないと入ってきません

無欲でお金は入ってきません。お金が欲しいという行動を起こさないと入ってきません。

プロ野球選手が好きなことをやっていたらお金が入ってきた。という話をしているケースがありますが、それなら年収300万くらいではたしてできるでしょうか?

おそらくそれでは誰もプロ選手にはなりません。

収入が低いスポーツは残念ながらプレーヤーも少ないのが事実です。

Jリーグにしても、年収が上がってきたから日本のサッカーのレベルが上がり海外で活躍するプレーヤーが増えてきたのです。

どうしても、メディアでは美談で語られがちですが、

視聴者を引き付けるために美談に仕立て上げているだけです。

実体は、お金は求めないと入ってきません。

プロは

いえいえ・・私はお金なんていいんですよ。

なんて絶対言いません。よっぽど大したことなければ話は別ですが・・

良いことしてトイレ掃除や仏壇に手を合わせればいつかお金が入ってくる・・

と思っている人よりも、だましてでもお金を儲けたい!

という人の方がお金は増えます。

当然です。

お金を増える行為をしているのは後者です。最初の人はお金を儲ける活動を全くしていません。

まとめ

①お金を貯めるのは安全だが、自己成長や人脈が変わらない。また自分の収入の枠の中で支出を減らすだけなので、所詮は貯められる金額はたかが知れている。

②お金を回すのは、リスクが高い。大きくお金が増えるかも知れないし、意味がない支出になってしまうこともある。ただし、お金がお金を呼び込む流れができ、うまく波にのれば収入が激増する可能性を秘めている。

③お金は求める人に入ってくる。無欲でお金が入ってくることはなく、それはメディアが聞こえのいい美談を提供して出来上がっているイメージなだけ。