国債利回り悪化にともなう生命保険の影響

国債利回り悪化にともなう生命保険の影響

国債の利回りが3月1日のマイナス0.075%をさらに3月8日に下回りマイナス幅を広げました。

長期金利の代表的な指標となる新発10年物国債の利回りは一時、マイナス0・100%まで低下しました。
一時的ではありますが、依然として投資家の国債の購入意欲は旺盛で国債価格は上昇傾向。それにともない債券の利回りは低下するという方向性に歯止めがかからないようです。
新発10年物国債の利回りは住宅ローンの固定金利の指標となっているため、住宅ローン固定金利はさらに下がるのでしょうか?マイナス金利により銀行の収益が低下して、さらに住宅ローンの貸し出し金利も低下すれば銀行は収益源がさらに減少すると思われます。

したがって、私はこれ以上住宅ローンの金利が下がることは非常に考えにくいと思います。あくまでも予想ですが・・。

生命保険の保険料や商品内容に影響があるはほんと?

生命保険はこれ以上影響はないでしょうか??
保険会社はまだまだいろいろな変更が私たちにとっては悪い方へ起こりうると予想しています。
今後販売される積立商品の利率悪化
同じ商品でも今後は予定利率が低下し、保険料が以前よりも上昇
・これまで一部保険会社のみ販売中止だった一時払い終身保険が前面販売停止
・学資保険の利率の悪化
保険会社にとっては全くよくなる要素が見つかりません。

あまりリスクをあおって保険をお勧めするのは好きではないのですが、ほんとうに学資保険や積立での生命保険(終身保険)は今のうちに加入しておいた方がいいと心底思います。
また掛け捨ての商品でも生命保険を検討して先延ばしにしているのであれば、早いうちに決めた方がいいかなと思います。まだ私の取り扱っている生命保険会社からも、保険料の値上げや終身保険の利率低下の案内はきていません。

しかしこのような連絡は保険会社から突然、無慈悲に一方的にやってきます。

リスク商品にも着手が必要

そんなに比率を高める必要はありません。500円や1000円から始められる外貨積立や投資信託があるので、そこからスタートし、長いスパンで利回りのよい商品を選択することをそろそろ選択しなければいけない時代。国債や定期預金にいつまでも頼っていてはいよいよ老後に備えが残せない時代が到来していると思います。
(あくまでも個人的な見解であり、投資をお勧めするものではありません)