FP(ファイナンシャルプランナー)とは

FP(ファイナンシャルプランナー)とは

ファイナンシャルプランナー(FP)普及の背景

今般、少子高齢化や年金不安、核家族化等により人々のライフスタイルや大きく変化し始めてきています。これまでの終身雇用は保障されず、給与も年功序列で上昇するという時代ではなくなってきています。日本のライフスタイルが大きく変わる中で、選択肢も増えました。

今の仕事を続けて、がんばって将来は海外に移住したい。
退職金で老後ゆとりある暮らしをしたい。
趣味を充実させたい。
起業して社会貢献をしたい。

自分で生き方を選択する時代。これをライフデザインといいます。

それぞれ将来の目標があるはずです。しかし現実的なお話をするとどんな目標をするにしてもお金がかかります。
60歳や65歳で定年をしてからさあどうしよう・・と考えていては全く必要なお金が無かった。。なんていうことでは実現できません。
いやいや、大きな退職金が入ってくるから大丈夫です。。
・・そのお金は自分の目標の為に全部使ってよいお金ですか?

まだ住宅ローンは残っていませんか?お子様が結婚した時、当時はマイホームだった家の修繕は必要ありませんか?
そもそも老後は年金だけで日常生活送っていけなければそのまとまった退職金を切り崩しながら生活していくことになります。今の蓄えでたりますか?何歳までその蓄えで生活していくことができますか?

みなさまのの夢や目標に対して、収入と支出と貯蓄のバランスをもとに、総合的な資金計画を立て、問題点の発見と解決策を提案し、実現に導く方法が「ファイナンシャル・プランニング」です。

ファイナンシャルプランナー(FP)とは

ファイナンシャルプランニングをおこなう専門家であり、必要に応じて、弁護士や税理士、社労士や不動産など専門的な分野との協力を得ながら実行の援助をおこなう人の事を言います。

ファイナンシャルプランナーに相談できること

①家計管理

貯蓄をするための家計を見直す方法、家計管理の方法。今は生活はできているけど、将来老後の年金だけでは生活できるか?

②老後資金

老後の生活はいくらくらいかかるのか?長生きの時代に備えるため、どのように生活していったらいいか。老後資金をどのように準備をするか。

③教育資金

子供の教育費の準備、学資保険や奨学金なども含めた総合的なアドバイスを行う。

④住宅ローン相談

年収から考えてどのくらいの物件なら購入できるか住宅ローンはどのように選んだらよいのか?

変動金利や固定金利、繰上げ返済のメリット、デメリット等について。

⑤税制について

ふるさと納税とは?保険料控除とは?住宅ローン控除とは?配偶者控除や扶養控除をどのように生かしていくか?iDeCo(イデコ)の控除の効果って何など・・

⑥生命保険、損害保険の見直し

今入っている生命保険、損害保険が自分に合っているのかどうかを知りたい。

⑦医療費、介護費

介護保険制度の説明など

⑧相続、贈与について

遺言や相続について一般的なことを知りたい、孫に贈与を考えている

ファイナンシャルプランナー相談のステップ

①相談の申し込み

顧客と面談などの日時を決め、それぞれの責任を明確化し報酬体験を告知、契約をする

②顧客のデータ収集と目標の明確化

ヒアリングシートなどを使い、顧客の情報を収集する。

家計の収支や源泉徴収票、保険証券など数値化できるデータを定量的情報。顧客の趣味、志向、目標など数値で表せないものを定性的情報といいます。

③現状分析と評価

家族構成、収入と支出、住宅取得、ローン、保険などを分析する。現在の状態で夢や目標をかなえる貯蓄額になるか?または実現してキャッシュフローがマイナスにはならないかなどを分析する。顧客に提案書という形で提出し、ライフイベント表、キャッシュフロー表、家計バランスシートなどを作成する。

④対策の検討

夢や目標が実現不可能の場合は、どのようにしたら目標達成なのか?またもっと合理的な方法はないのかなどを分析。

場合によっては他の専門家との連携をとって問題解決をする。

⑤プランの定期的な見直し

急な支出や不慮の事故、などでライフプランは変更になることがあります。その後の見直しなどのフォローも重要である。

【現役CFP監修】FP資格取得webテキストホーム

金子賢司

この記事を書いた人

ファイナンシャルプランナー金子 賢司

これまで1000件以上の家計、住宅ローン、生命保険、損害保険、資産運用の相談に携わる。UHBなどのテレビのコメンテーターや確定拠出年金等のセミナーを毎年約50回実施。CFP資格保有者。TLC(生命保険協会認定FP(TLC資格とは))、損害保険トータルプランナー公式HP