年金|確定拠出年金(DC|401k)の特徴
- 2016.06.06
- イデコ、確定拠出年金(DC)401k ファイナンシャルプランナー(FP)
確定拠出年金の特徴について
会社で確定拠出年金というものを導入します。と言われたけどなんだかよくわからない・・ですとか、説明を途中眠くて聞いていなかった・・という方はこちらを参考にしてください。基本的な内容について記載されているので企業によって多少ルールは異なることがあります。
確定拠出年金の3つの流れ
①給付について
企業が確定拠出年金に加入をすると、社員の給与口座とは別に確定拠出年金の専用口座が設けられます。この専用口座に企業から毎月決まった日に一定の金額が振り込まれます。
この拠出された金額は原則的に60歳までは引き出すことができません。
あくまでも老後の資金を形成するためのものという性質上このような制限が設けられています。
②運用について
①で拠出を受けた金額をあらかじめ用意されている運用商品の中から選んで毎月の拠出額を振り分けます。例えば毎月10000円拠出をしていて、投資信託Aに20%、定期預金Bに50%、投資信託Cに10%、投資信託Dに20%という割り振りをしていたら、10000円を毎月投資信託Aに2000円、定期預金Bに5000円、投資信託Cに1000円、投資信託Dに2000円に振り分ける形になります。
それぞれの商品はその投資信託の運用成績によっては利益がでる場合もありますが、場合によっては損失を受ける場合もあります。この運用期間にどのような運用をするかによって、将来もらえる年金額が変わってくるのです。
ですので、確定拠出年金は攻める運用をするのか、損をしたくないからリスクの大きい運用はせずに定期預金の利息だけで貯蓄をしていくのかすべて本人の腕にかかっているのです。
③給付について
②で積み上げた運用資産を60歳から70歳までの間に給付を受けることができます。
給付を受ける方法は積みあがった年金資産を一時金として受け取ることもできますし、年金形式で年間に何度か分割をして受け取ることができます。
一時金としては退職所得控除として、年金形式で受け取る場合は公的年金控除という所得控除を受けることができるため、自分で同額の投資をして、同額の結果が出たとしても受け取る金額が有利になります。
いったん開始をすると、60歳まで引き出せないというデメリットはありますので毎月の積立額はあくまでも余裕資金の範囲内でということにはなりますが、この掛け金は変更することもできますので非常にこの確定拠出年金は有利な制度といえるでしょう。
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