大企業や公務員になっても全く将来安定ではありません

大企業や公務員になっても全く将来安定ではありません

大企業や公務員になっても全く将来安定ではありません

自分自身が大学を卒業して、そんなに有名ではないにしても仮にも東証一部上場企業に就職して強く感じています。

なぜそう思うのかというと、ずっと働き続けた結果、今実際に年金生活を送っている人がどんな生活をしていると思いますか?国からの年金だけでは生活ができずに、65歳以降もビルの管理人やマックやスーパーなどでアルバイトをしています。

昔の高齢者はそんなことはありませんでした。貯金もあり、株式などで運用資産が増え、貯金や資産を多く持っている人が多いです。

なぜそれが働いている高齢者が多いのかというと、徐々に現役世代の給料や退職金などが下がり続けているからです。

大企業にいても、めっちゃ質素に生活して、資産運用で資産を増やせば老後は安泰かもしれません。しかし、実際に大企業で働くと正直忙しいです。保険や資産運用なんて考えている場合ではないくらいに働かされます。

今までは残業代がもらえていたので、たとえ働かされてもまだよかったかも知れませんが、今後は働き方改革で残業を企業が命じることも難しくなっていきます。ところが、働き方改革によって残業が減った結果、従業員の収入の減少するという結果になってしまいました。

仕事があったらあったでお金を使うヒマがない。働き方改革で仕事が減ったら、お金がなくて何もできない。

かろうじて保険や資産運用を勉強して、自分で選んでくる人もいますが結局はその内容をみると、金融の営業が売りたいものを最終的に売りつけられているだけ・・そんな人が多いのが現実です。

ここまで話をしてきたのは大企業や公務員の典型的なパターンです。

success

今後はさらに収入は減り続け、物価は上昇し続け、年金制度は悪くなります。良くなることは絶対にありません。

ましてや大企業も今や安泰ではありません。その大企業や公務員というものが将来存在しているのか?という問題もあります。

よく知られている企業が実は経営者が不正会計をやっていた、法令違反で多額の賠償金を払わなければならない。

こんなパターンもありますし、学生の就職先で人気の銀行ですが、

マイナス金利の営業で、地銀は多くが赤字決算だということを知っていますか?

大手都市銀行でも、やはりマイナス金利の影響で収益が出せず、ATMや店舗を大幅削減、リストラなども行っています。規模が大きすぎて時代の変化に対応できずにいるのです。

銀行の収入源である貸出業務も住宅ローン金利が下がったり、個人への融資も金融庁から制限が掛かり制約が多すぎて収益が出せずにいます。

私は近い将来、大手都市銀行もなくなると思っています。じゃあ何が代わりになるのかというと、LINEや楽天といった企業が金融機関の中心を担い、10年後くらいには暗号資産が通常の取引になっていくでしょう。

公務員にしても、単純作業なので業務の大半はロボットやAIにとってかわられます。

9:00~17:00で業務が終わり、書類の手続きややり取りで交渉しても全く融通が利かないので、ロボットに変わったところで何も利用する私たちにとっては支障がないからです。

むしろロボットにして、24時間対応にしてくれた方が利用者の立場になれば助かります。

大企業や公務員はスキルが身につかない

learn

実はここが一番重要で、私も前職をやめるまで全く気が付きませんでした。

それは、ひとたび大企業や公務員が会社を辞めると、本当にただの無知な存在になってしまうということです。

私自身も、大企業に勤務していて忙しいので保険も全部保険屋さん任せ。

お金も特にその時困っていないので、提案されるがままにじゃあそれでいいです。みたいな感じでした。

当時27歳で、定期保険で月払い27000円の保険に入っていました。ちなみに、、当時独身です。

みなさんならどう感じますか?

それを会社を辞めようと決意するまで約3年位加入していたのですから、ずっと毎月27000円をドブに捨てていたのです。

会社を辞めようと思わなければ、もっと長くドブに捨て続けていたことになります。

いざ、会社を辞めてさあ今後は何をしていこう・・

そう思った時に自分には何もスキルがないことに気がつきました。

老後に一生懸命に会社一筋で労働に身を捧げた結果、退職してからすることが無くて一気にしょぼくれてしまうのと同じです。

ただ、私の場合は最終的に32歳で会社を辞めてもさらに生きて行かなければならなかったのです。

自分にこの年で何ができるのか?と考えたときに、

全く何もないことに気づいたのです。

ただ幸いだったのは、多少やめることをきっかけに年金制度などに興味を持ち、ファイナンシャルプランナーの勉強をしていた事がかろうじて救いでした。

しかし当時はまだFP技能士3級に受かった程度。正直誰でも合格できます。

とはいえ、このFP技能士資格のおかげで生命保険会社に入社し、お金の知識を広めていきたいという方向性が確立していったわけです。

ただ、保険会社だって正直ほぼ誰でも入社できますからね。。生命保険のストレスに耐えらることだけが条件です。

ではこのFP資格さえも、もし当時勉強していなかったら。

本当に考えただけでも恐ろしいです。

会社を辞めなければいいじゃん・・

そう思うかも知れませんが、大企業や公務員の業務を体感してみてください。無駄、非効率の塊です。高齢の管理職の作った仕組みで、彼らが無能なばっかりにその形式に合わせて仕事をしなければなりません。

変革したくても、彼らはもう57歳とか58歳で定年間際。もうすぐ念願の退職金が受け取れます。それまでは、波風立てたくありません。若い人には下手なことはしないでほしいのです。

入社してすぐに会社を辞めたくなる気持ち、、とても分かります。

矛盾だらけの大企業や公務員の職場で、長年勤められるのもそれはそれですごいなぁとは思いますが、それはそれでその後に退職後何もできない、趣味もない無能人間が出来上がります。

大企業や公務員では、仕事はそこそこで仕事が多いときは正直断っていいと思います。定時で帰って、副業や勉強や趣味に時間をしっかり費やすことが自己防衛です。

先日、年金が老後2000万円不足し、自助努力が必要ですよ。という金融庁の発言が話題になりました。

それが現実なんです。

あのモデルケースは、ご主人が公務員、奥さんが専業主婦というケースを想定してます。公務員をしていたって、そういう状態なんですよ。

公務員や大企業があのデータをみて、かわいそうだから社員の給料や退職金をもっと増やさなければ・・と思うでしょうか?

絶対に思いません。

あなたが身を粉にして会社に身を捧げても、将来の安泰を企業や国は保障してくれません。

ただ、かといって会社をサボってはいけないので、定時までは働いて定時を過ぎる業務は断る。しっかり残った時間を投資や勉強、趣味に費やすようにしましょう。

大企業、公務員になったから安泰という考えは禁物です。

会社がいつ無くなっても、理不尽なことがあったらいつでも辞めて生きていける環境を自分で用意して身をまもる必要があります。