貧乏は期間は人生の試用期間
- 2019.09.07
- ブログ
貧乏は期間は人生の試用期間
しばらく続いた人生の暗黒時代
世の中には生まれつきお金に恵まれている人もいます。自分はそうではないので、その人たちなりの苦しみがあるのかも知れませんがそこは正直わかりません。
私の場合はサラリーマンを退職してから、かなり暗黒の時代が続きました。
サラリーマン退職後に保険会社に入社したのですが、中途半端な気持ちで入社してしまったため、なかなか営業が出ず、歩合制で収入が決まる仕組みだった私は月6万くらいでの生活を余儀なくされました。
この手取で生活費だけで済むならいいのですが、保険の営業はすべて自腹です。ここからガソリン代などの営業費と家賃と光熱費をねん出するんですよ!!
いま考えたら、年金かっ!ってツッコミたくなるような金額です。
しかし、これは自ら厳しい道を選んで招いたこと、自らの力で切り抜けるしかありません。
辞めればよかったのですが、自分を信用して加入してくれた人に申し訳ないという気持ちがあり、どうしてもやめられませんでした。そのままずるずると低賃金の時代は続き、借金生活になりました。
先日テレビでアンミカさんが出ていて、私アンミカさんって草刈正雄さんの娘と見分けがつかなくてなんだか同じ何だろうなと思っていたのですが、アンミカさんってもともと貧しかったんですね。
その番組で、アンミカさんが
「貧乏なら、貧乏なりに切り抜ける知恵が生まれる」
「貧乏でも悲劇的にならず、楽しくいくられる」
という発言をしていて、なるほどなーと思いました。
自分は生まれは意外と恵まれていたのですが、この暗黒の借金時代はだいぶ自分が鍛えられたと思っています。
むしろこの時代がなければ、人の痛みのわからない人間になっていたかも知れません。
そう考えるといつも思います。いきなりお金持ちに生まれる人もいるけれど、振り返ると人生の暗黒時代もよかったなということに。
ということは貧しい時代は人生の修行期間なんだと感じるんですよね。
貧乏だととにかく余裕がない
お金がないと気持ちにゆとりが出ません。
お金がないというのは、今回のケースではカツカツで生活できるというレベルではなく、基本収入よりも支出が上回っている状態のことを言います。
私がいうお金がないというのは基本的に生活費が毎月足りず、借金を積み重ねているレベルでした。少しでもお金が出ていかないようにありとあらゆる支出を削りました。
食事は3食豆腐だけ(笑)醤油もありません。冷蔵庫は電気を使いたくないので空っぽ。電気も入っていません。
人とお付き合いするお金の余裕がないので、一切シャットアウトしていたのですが唯一経営者の勉強会に通っていました。当時は車もなく、その経営者の勉強会は朝5:30集合だったので地下鉄も走っていません。
毎週徒歩で1時間30~2時間位かけて札幌駅中心部まで歩いて通っていました。
ありとあらゆるものを極限まで削っていきました。
そんな生活が2年位続きました。
この時代があるから、今の仕事でも相談者でたまにいます。
相談中に
「実は借金があります・・」「私ダメ人間ですよね。。」
みんな自己嫌悪になっています。
しかし、、私はいつもこういう人に言うのですが、
「その借金は作りたくて作ったんですか?」
そんな人いるわけありません。
軽い気持ちで借金を作ってしまう人もいますが、ほとんどが仕方なく利用しているのです。
「子どもの教育費」「妻と結婚式を挙げるのに、一生に一度で貧しい結婚式にしたくない」「子どもの成人式で着物を着せたい」
そんなの無駄使いでしょ。なんでそんなの家族に相談しないの?という人もいるかも知れませんが、意外とそんな尊い理由で借金を始めてしまい、結局どうにもならない。みなさんそれぞれにいろんな意味があって、お金を借りてしまっている人もいるんです。
それがただの浪費ならお話になりませんが、
誰かを喜ばせたいと思って背伸びしてしまったことは、私は一方的に否定はしません。
「それだけ相手のことを思っていたんですね」
こんな言葉をかけてあげるだけで、借金をしてしまったという事実を否定されなかったということで本当に心を開いて、いろいろ話をしてくれて改善策が話会えるようになっていきます。
貧乏でお金に余裕がないと、とにかく人が信用できません。
テレビでお金持ちの人が豪邸特集なんかをやっていると、テレビにクレームをつけたり、ヤフーニュースに批判コメントを書き込んだり。
運転をしても自分が抜かれただけでイライラしてしまったり。仕事で思い通りの返答が変えてこないと怒りだしたり。。
どうですか?
お金に余裕がないとこのような状態になってしまいませんか?
相手や周りや世の中に当たり散らしてしまうと、何をやっても悪い方向に物事が展開していきます。
周囲の知人も離れていきます。いろんな人に自分が思っていることをぶちまけている姿を想像して、結局自分勝手な思いなので誰にも言えずにさらにイライラが募る→体調が悪くなる→仕事もうまくいかない→よくわからないけど知人や上司や会社を嫌いになる。。
私の場合はこんなサイクルで身の回りがすべて的に見えていました。
とにかく余裕がなかったんです。
今の状況にリセットボタンを押しましょう
基本的に周りに当たり散らすようになったら、一度自分の環境にリセットボタンを押すことが大切と思います。
- 会社を辞める
- 離婚する(今までの知人との縁を切る)
- 職場を変える、または独立する
- ひきこもる
どんな方法を使ってもとにかく、自分の精神が安定する方法を選択しましょう。
借金なら、親に一度借りて消費者金融などの利息付きのものを全部返してしまう。
親にはお願いして利息なしで、毎月一定額を返すように交渉する。
これが借金のリセットボタンです。
私の場合は、ちょっと特殊で最初は借金にストレスを感じていたのですが、
徐々にそのストレスが無くなっていきました。ATMのような感覚でした。
本来はこれはダメな発想だったのですが、私はとにかく借金をしているストレスをなくしたかったので、借入をするときも自分の貯金だと暗示をかけていました。
そのことでストレスが無くなり、コツコツと継続していた努力が実り収入が上がっていって借金を返すことができました。
この精神的な余裕がないと、コツコツと何か今の状況を打開したくて努力をしようとしても、金銭的な不安が頭をもたげてきて、手につかなくなっちゃうんですよ。
だから物事を継続してやりましょうと言われても、不安で継続できない気持ちとても分かります。
そういう意味でも精神が安定していることはとても重要ですし、精神が安定さえしていれば挽回できます。
貧乏な期間は自分の試用期間だった
そこで実はこんなことをふと最近ふりかえって思うようになりました。
オマエは果たして貧しい最中でも、人にやさしく振舞うことができるかな??
と神様か誰かに試されているんだと思うようになりました。
お金を持っている人はゆとりもありますし、精神も安定しています。
貧乏は、どんな状況でも精神的なゆとりを保てるか?またはその境遇を乗り越えることができるか?大金を手に入れる器がお前にはあるのか?とテストをされていたような気がするんです。
貧しい時の気持ちはわかります。
誰からも認めてくれない。。
誰も自分に声をかけてくれない。。
みんなが自分をバカにしている。。
そう思って勝手に一人でイライラしています。
そこをグッとこらえて、何とか自分の状況を改善する。抜け出した人がお金を手にするんだろうなぁ。
ありきたりの言葉ですが、神様は乗り越えられない試練は与えません。
月に10万しかかせげないアルバイトが10億円の借金を作ろうとします。でもそれってやろうと思ってもできないんです。
自分が金銭的に貧しぃなあ。。どうにかならないかなぁと思ったら、まずは明るく振舞うことができるか、その状態をキープできるかを胸をあてて考えてみましょう。それができなければまずは、精神の安定をするためにリセットボタンが必要です。きっと気持ちが解放されるはずですよ。
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