お金がない人ほど資産運用をするべきに賛成します
- 2019.11.17
- 資産運用
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お金がない人ほど資産運用をするべきに賛成します
経済や金融に関しての情報をタイムリーに得るために、「NewsPicks」というアプリを利用しているのですが、何気なく先ほど出てきたニュースで気になった記事がありましたのシェアします。
私も大きく賛同し、ツィートをしました。
インタビューに答えているのは、ウェルスナビの代表取締役の柴山和久さんです。
資産運用の必要性を感じないのは終身雇用があったから
これまでは、1つの会社に就職をすると少しずつ給料が上昇していきました。
大きな出世をしなくても、大企業では給料はベースアップ交渉などを労働組合などがしてくれて1%や2%など毎年給料がアップしていました。
20万の給料の人が1%給料が上昇するだけでも2千円上昇します。
これを資産運用でやろうと思ったらなかなか大変ですよね。
そもそも20万円を毎月投資するということも大変です。
ましてや会社の給料は基本的には前年割れをいうことはあまりありません。
ボーナスは業績によって減らされる可能性はありますが・・。
ということで日本人は、給料がだんだん増えて行く仕組みがあったので、資産運用でお金を増やすという必要性を感じてこなかったのです。
ところが、近年はどうでしょう。
給料が前年よりも下がることも珍しいことではなくなってきました。とくに地方の中小企業ではその傾向が著しいです。
また、健康保険や厚生年金などの給料から天引きされる金額が実はジワジワと上昇し、手取りが少なくなってきています。
さらに、トヨタの会長や経団連の会長の終身雇用は難しい発言により、終身雇用が当たり前の時代はもう終わったということに気づく人が現れ始めました。
運用に置き換えると、オイシイ商品が無くなってしまったということになります。
終身雇用が保証されなくなりつつある昨今、資産運用でお金を増やしていくという選択肢がないと、老後の生活費を用意することは難しい。退職後も引き続き働き続けなければならないライフプランになってしまいます。
お金を失うことの心理的不安
人間は「お金を失うこと」の恐怖感が強いとされています。
「1万円がふえたとき」よりも「1万円お金が減った時」の方が衝撃は2倍大きいのだそうです。
どうしてもお金を失う不安感の方が大きいので日本人に限らず、資産運用に心が向かないのは人間の心理的な性質によるものも大きいのです。
資産運用をする人としない人、貧富の差は開くばかりです
毎月1万円を10年間利回り5%で運用すると、1,550,304円(元本120万円→350,304円増加)になります。
さらに同じ条件で10年を継続して20年運用すると、4,075,579円(元本240万円→1,675,579円増加)になります。
30年運用をずっと継続していくと、8,188,987円(元本360万円→4,588,987円増加)になります。
このように、増え方がどんどん急カーブになっていることがお分かりいただけると思います。
このように長期で運用すればするほど増え方が急カーブになっていくのです。
お金もちはこの方法を知っているのです。
そもそも毎月資産運用できるお金が多いので、その増え方は私たちの想像つかないペースになります。
お金持ちは資産運用による利益だけで生活費が稼げるようになっています。
こうなると人生「アガり」ですよね。
あとは特に働かなくても、好きなことをして生きていけるわけです。たまの大きな買い物や旅行などの時だけ貯蓄を取り崩したりすればいいわけです。
この長期運用をすればするほど、資産というのは雪ダルマ式に増えて行くということをみんなが知っていれば、資産運用もワクワクするのではないでしょうか? 最初はなかなかお金が増えないかも知れませんが、5年、10年とコツコツ運用資産を増やしていくことで、資産は急カーブを描いて増えて行きます。
この柴山氏の主張に対して、有識者がお金がない人は貯蓄をするべきという反対意見が寄せられていましたが、有識者でインフレリスクという言葉を知らないのだろうか・・と思いました。
絶対はありませんが、長期運用、いくつかの商品にお金を分散すればリスクを抑えて運用することができます。
何も1万円毎月余裕資金があったら、馬鹿正直に1万円ぜんぶリスク資産で運用する必要はありません。
5千円は貯蓄や保険会社の年金、2千円は比較的安全な日本の国債、残りの3千円はリスクが高いがリターンも大きい商品。
このように分散させれば、リスクの高い商品が多少コケても被害は少なく済みます。このような組み合わせで、利回り2、3%を目指すことは何ら難しいことではありません。
資産運用はお金持ちがすることは完全なる誤りです。
すぐにでも取り掛かりましょう。
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