世界景気減速はこのまま突入してしまうのか?
- 2019.03.30
- 資産運用
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Lyftが株式公開しました
アメリカ株式市場でオンライン配車サービス会社「Lyft」リフトという会社がNASDAQという市場に株式公開しました。
オンライン配車サービスとは
スマホやモバイル端末でタクシーを手配できるサービスで、スマホ等でアプリをダウンロードし、その端末のGPS機能でタクシー待ちの客の位置を確認し、もっとも近くにいる車を手配するサービスです。タクシーとは限らず、一定の要件を満たした一般の車も送迎に来てくれる会社もあるため、「ライドシェア」とも言われます。
簡単にいえば、タクシーで帰りたいなーと思っていたとしたらアプリで現在地等を入力すればすぐにタクシーが来てくれる。というサービスです。
道路わきで「ヘイタクシー!!」やらタクシー乗り場で並んだりする必要なないということです。実は日本でも一部タクシー会社は同様のビジネスモデルはスタートしています。
Lyftの米国内におけるシェアは2018年12月度22%から2019年度12月期は39%に拡大。そんな最中ついにNASDAQ市場に新規株式公開(IPO)をはたしました。売上高も前年比で2倍になっているという急成長の企業です。メルカリの上場の時のように株式にいくらの値段がつくんだろうかというところが注目されますが、1株72ドルと公開価格を21%上回りました。
NASDAQと言えば・・FANG
ナスダックと言えば米国を代表するIT等のハイテク株中心の市場で、FANG(ファング)銘柄が市場をけん引しています。FANGとはF(Facebook),A(Amazon),N(netflix),G(google)の頭文字をとったものです。アメリカの市場はほぼこれらの銘柄が値段を挙げて膨張しているような形になって言います。これにLyftが関わってくるのかどうかも注目です。
世界景気減速は本当か?
FRBの利上げ見送りや米中貿易摩擦の影響により、世界的に景気減速懸念が噂されています。しかし、景気上昇は以前ほどの勢いはないにしても、減速は1、2年先になると考えています。
投資家はまだまだリスク許容度が高いことが証明されました。
世の中にはお金のある人がいるもので、さらにいい運用先はないかどうかを探し回っています。今回のLyftは、売上高は前年比2倍になっているものの、最終赤字も倍近くに増加しています。この配車のシステム開発費や運転手確保のための費用等が売上拡大とともに増え続けいるためです。
勢いがあるとはいえ、赤字企業に投資をするというのは勇気がいるものです。それでも予想をはるかに上回る価格をつけたということは、投資家がよりリスクが高く、もうかる投資先を探しているということです。米中の対話がまだどうなるかわからない、ブレグジットもリアルにまさかの合意なき離脱になりそうな予感で、どこに投資をしていいのかわからないという最中なので、資金の置きどころがなかっただけと感じています。
投資するべき企業だとおもったらリスク覚悟で投資をする。ということなんだなと感じています。今後同業種のウーバーテクノロジー、エアビー、ピンタレストなど大型の案件が続きます。
市場が活性化して、その余剰でさらにNASDAQ市場に限らずお金が企業や市場に出回って、日本もその上昇にあやかれることを期待したいものです。
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