賃貸アパートで水漏れされました。これって誰のせい??

賃貸アパートで水漏れされました。これって誰のせい??

賃貸アパートで水漏れされました。これって誰のせい??

ずっと賃貸アパート暮らしの人がいたとします。上の階に新しく引っ越して来た人がいて、

さて・・水出るのかな??

とおもって蛇口を開いたらなんと給排水管の見えないところから大洪水。

上の階の人(以降Aさんとします)は何が起こったかわかっていません。

下の階の人から苦情がきて、給排水管をよく調べてみたら見えないところで亀裂があり、そこから水漏れをしていました。

下の階の人(以降Bさんとします。)からすればとにかく腹立たしいのですが、

Aさんに言ったところで、

だって入居して初日に蛇口あけたらそんなことになったのにそんなの知らないよ・・

そうも言いたくなりますね。

このAさんは部屋がぐしゃぐしゃになり、ボイラーも漏水で壊れてしまったので家には住めないということで、知人の家に宿泊させてもらっています。

Aさんの要求は、ボイラーの修理代、そして住めなくなったのだから家賃を補償してほしい。

ということです。

この場合は、入居者が加入する火災保険の特約の

「借家人賠償責任保険(しゃっかにんばいしょうせきにんほけん)」で通常は対応します。

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または、大家さんは通常自分の賃貸マンションで大家さんの管理責任を問われて賠償責任を払った場合の保険「施設賠償責任保険」に加入しているので、Aさんはどちらかの保険で対応してもらえることになります。

家賃補償は正直保険では難しいので、大家さんに家賃の月額まるまるは難しいですが、減額を交渉することは可能なケースと思われます。

ただ、この人は知人の家に住んでいるだけなので果たしてそのような交渉が通じるかどうかは大家さんの判断次第です。

じゃあ弁護士に・・みたいなことになりますが、正直これくらいのケースでは経費倒れになってしまいます。

今回はAさんは、被害を受けた側ですが、自分が加害者になるケースもあります。いつものことですが、保険はただのおまもりではありませんので、しっかり内容を把握して加入するべきものは加入することは必須だということを心に留めておきましょう。

金子賢司

この記事を書いた人

ファイナンシャルプランナー金子 賢司

これまで1000件以上の家計、住宅ローン、生命保険、損害保険、資産運用の相談に携わる。UHBなどのテレビのコメンテーターや確定拠出年金等のセミナーを毎年約50回実施。CFP資格保有者。TLC(生命保険協会認定FP(TLC資格とは))、損害保険トータルプランナー公式HP