生命保険のオンライン相談メリットとデメリット
- 2020.08.09
- 生命保険
生命保険のオンライン相談メリットとデメリット
新型コロナウィルスの状況下で生命保険の対しての関心がこれまで以上に高まっています。その理由としては以下のようなものがあげられます。
新型コロナウィルスへの純粋な不安
新型コロナウィルスに感染したり、同様の病気が発生した場合に入院や万が一の保障を備えておきたいという直接的なニーズが増えた。
生命保険のあまり知られていない機能が有名になった
一時的に収入が途絶えた個人事業主に対して、これまで加入をしていた終身保険の積立部分のうち一定額借入ができる保険があります。
「契約者貸付」や、保険料が払えない場合に積立部分から保険料を充当する「自動振替貸付(じどうふりかえかしつけ)」という機能と呼ばれます。
初めて知ったという人が多く、生命保険の機能を再確認した人も多かったと考えられます。
自粛などで収入が減少して、保険料を見直す必要が出てきた
自粛により在宅が多くなり、金融商品や保険について検討する時間ができた。
またはテレビを見る機会が増え、インターネット保険などのCMを見る機会が増えた
保険を見直したいニーズはありながらも、対面での保険相談は避けたい。
でもインターネットで保険を加入するほど自分で判断をする自信が無く、オンラインでの保険相談を希望するニーズが増えています。
大手保険会社各社においても、現状対面での保険相談を自粛しているものの、保険へのニーズが高まっていること。
売上次第で収入が変動してしまう保険販売職員が自粛によって廃業をすることがないよう、在宅でのオンライン相談を可能とする仕組みが整いつつあります。
オンライン保険相談は今後コロナウィルスが落ち着いたとしても、一定割合のニーズは残ると考えられます。
今後お世話になる可能性も考えて、生命保険オンラインの保険相談をするうえでのメリットとデメリットを考えてみたいと思います。
生命保険オンライン相談の一般的な流れ
生命保険オンライン相談はまだ体験したことがないので、ちゃんと申込できるのか不安という人もいるかも知れません。
生命保険オンライン相談の流れをご紹介します。
ネットを使ってオンライン相談の申し込みを行います
店頭窓口での相談ダイヤルに電話をしても、全く受付窓口が違うケースがあります。
「オンライン相談はコチラ」というように明確に示されている場合はそちらで申し込みをしないと二度手間になります。
返信があり、面談日程、接続機器やネット環境などもこちらで行います。
事前に現在加入の保険があればそちらも情報提供を行うとスムーズです。
- 面談の際に必要な接続方法やパスワードの提供
- 面談
オンライン相談のメリット
オンラインで生命保険の相談ができることは、感染リスクを避けることはもちろんですが、それ以外にもメリットがあります。
訪問しなくても保険相談ができる
店頭に訪問しなくても、あるいは保険の営業が家にくるということが無くても保険の相談をすることができます。
基本的に無料で相談できる
相談を受けた数人のうち一定割合が契約をしてくれれば、保険の営業や代理店は採算が合ってしまいます。
そのため、基本的にはオンライン相談は無料で提供しているため、ユーザーとしては非常に大きなメリットといえるでしょう。
押しの強い営業に合わない
生命保険の営業のイメージとしては、あったら加入させられてしまうのでは?というイメージをもって、見直しをためらう方も少なからずいます。
しかしオンライン相談ではそのようなリスクはありません。
営業の顔が見える
オンラインでの相談とはいえ、保険募集をするためには資格が必要なので保険募集の資格をもった担当と画面で顔を合わせて面談を行います。
当然、保険代理店や、保険会社に所属している実在の人なので、いざというときは店舗に会いに行くこともできるため、安心です。
そう考えると、遠隔でオンラインで相談ができるとは言え、やみくもに北海道の人が東京の人に相談というような極端な遠隔は避けたほうが良いかも知れません。
多様なニーズに対応できる
小さいお子様がいて出かけられないなどの場合もオンライン相談は有効です。
また、ご主人が単身赴任で夫婦そろった時に考えたいという場合、例えば大阪に奥さま住んでいて、東京にご主人が単身赴任というケース。
この場合も、保険担当を3人で遠隔で相談をすることが可能な場合もあります。
スマホ、パソコンどちらでも使える
スマホやパソコンどちらでも対応可能です。
保険代理店や保険会社の仕組みにもよりますが、アプリをインストールしたりする必要が無い場合がほとんどです。
これらの生命保険のオンライン相談のメリットによって、保険の見直しに対しての心理的ハードルはかなり下がると考えられます。
オンライン相談のデメリット
しかしオンラインの保険相談では特有のデメリットも存在します。しっかりメリットと比較をして判断しましょう。
セキュリティの不安
パソコンやスマホなどいずれにしても通信を介して相談をする以上、そこを狙って個人情報を盗み取ろうと悪用を考える人も一定数存在します。
専用の機器を使用する等各社オンライン設備やセキュリティには万全の対策を講じているものの、そこはいまだに未知数です。
会社としてオンライン相談の設備が整っておらず、無料アプリなどで相談することはかなり個人情報流出のリスクが高いので避けるべきです。
不安な人は、ある程度規模の大きい保険会社や保険代理店で相談をして、きちんとどのような仕組みでやり取りをするのかセキュリティ対策まで確認をしておくとよいでしょう。
やたらと保険比較をしてしまい決められない
オンライン相談はその利便性から、ついいろんな保険会社を比較してしまいがちです。
セカンドオピニオンを取り入れ過ぎて結局しばらくたっても保険が決まらず、病気になって保険に入れなくなってしまった。
というケースに陥らないよう、くれぐれも注意が必要です。
保険会社の比較が難しい
今後オンライン相談が普及すれば改善されるかも知れませんが、多数の保険会社を比較するような場合やはり実物大の資料で並べて比べたい時は想像以上に多いです。
オンラインで相談するものの、事前に複数社の設計書を送っておいたり、わかりやすい比較表を改めて作成するなどの工夫が顧客によって工夫が必要で、面談回数は増える可能性は多い。
多少のIT知識はやはり必要
オンライン相談が簡単になったとはいえ、スマホやパソコンの基本操作程度の知識は必要です。
使用できないと思ったようにやり取りの音声が小さい場合の対処ができなかったり、予期せぬトラブルに思わぬ時間がかかってしまうことがあります。
最終的には合わないと完結しない
オンライン相談ができる保険ショップを検索するとズラッといろいろな会社が出てくる時代になってきています。
しかし良く見ると、相談や今の保険内容の分析はオンラインでできますが手続きについてはほとんど触れられていません。
保険の内容にもよりますが、最終的な申込や告知などの手続きは対面か、店頭に訪問しないと完了できないことに注意が必要です。
郵送で完結できる場合もありますが、いずれにしても全てオンラインで完結しないケースがあることも知っておきましょう。
まだまだ未整備な部分は多いですが、生命保険のオンライン相談は仮にコロナウィルスが落ち着いたとしても、需要が伸びていく部分と思われます。
適切な情報を相手にしっかりと伝えて、どうしても腰が重たくなりがちな生命保険の見直しもオンライン相談を活用してスピーディに行っていきましょう。
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