ヨット|モーターボート|プレジャーボート(PB)の保険料の目安
- 2018.06.05
- 損害保険
気温が高くなると海に出たくなりますよね。そして季節とともに問合せが多いのが、ヨットやモーターボート、プレジャーボートといった船の保険についてです。
Contents
プレジャーボートとは
このブログに来た人はおそらく知っていると思うのですが、念のため。プレジャーボートとはヨットやモーターボート、水上バイクの総称をいいます。
プレジャーボートの保険を扱っている会社は少ない
ネットで船の保険という言葉で検索をすると、大手損害保険会社がでてきて、小難しい船の保険がずらずらっと出てきます。
いや・・そんな大がかりなものじゃないんだけどな。
ヨットやモーターボート、プレジャーボートの保険はとってもニッチな分野です
ヨット、モーターボート、プレジャーボート保険の主な内容と費用の目安
ジェットスキーやマリンジェットなどの水上バイクは事故や不正が多いため、加入ができるか保険会社に問合せをしましょう。
①船体条項
車でいう車両保険のようなものです。
事故で自分の船舶が損害を受けた時に費用を支払います。
しかも船については北海道や本州、四国、九州、奄美、沖縄諸島陸地から200km以内の海域などと範囲で起こった事故に限定されています。これ以外で運行することもないとは思いますが、念のため確認しておきましょう。
金額の目安は自分の船舶がどれくらいの金額かにもよりますが、かなりざっくり50万円あたり保険料は10000円(年間)
また、全額保険で出るわけではなく自己負担が10万円程度発生することも知っておきましょう。
②賠償責任保険
運行中に第三者(他人)に損害を与えた。衝突して他の船舶に損害を与えたり、他の船舶の乗務員がケガをしたり持ち物が壊れたり、身体に万が一のようなことがあった時、そして遊泳者にもケガを負わせたりするかも知れません。
金額の目安はヨットの場合
船の大きさが8m以下なら保険金額にもよりますがおおよそ7000円(年間)
8~13mならおおよそ12000円(年間)
それ以上なら16000(年間)
モーターボートの場合はヨットの1.5倍くらいです。
③搭乗者の傷害
船舶に乗っている船主や乗っている人が事故によってケガや万が一のことがあった場合に保険金をお支払したり、入院費用が出たりします。
費用の目安は1名あたり100万円の保険金で600~700円(年間)です。
④捜索救助費用
船舶に乗っている人が、遭難、行方不明になったときに捜索、救助、移送などにかかった費用を払うものです。
保険金額50万円あたり1500円前後です。
それぞれの保険料は定期的に改定されており、あくまでも目安の保険料です。ご了承ください。
ヨット、モーターボート、プレジャーボート保険に必要な情報
①用途
業務で使うのか?レジャーで使うのか等※基本業務で使用する場合は保険会社に問合せをして、引き受けの可否を確認する必要があります。
②船舶検査証(船舶番号が必要です)
③馬力と船の大きさ(メートル)
④乗組員数
⑤船体の情報(ヨットなのか、モーターボートなのか、水上バイクか?など)※水上バイクは保険を引き受けてもらえないことがあります。
保険の対象になるもの
大きさや用途によって、保険の引き受けができるかどうかは細かい規定があるため、船体重量20トン以下で一般的な非営業の用途であればほぼ問題ありませんが保険担当者に確認はやはり必要になります。
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