震災時必要なものは?~北海道胆振東部地震を経験して学んだこと~

震災時必要なものは?~北海道胆振東部地震を経験して学んだこと~

過去に経験したことのない大地震

2018年9月6日3時8分に大きな揺れを感じました。寝ていたのですが、立っている状態ではおそらく立っていられないくらいの地震だっただろうなぁ・・
震度4位までは経験したことはありましたが、明らかに今までに経験のしたことのない大きさの地震だということがすぐにわかりました。
街灯が消え、すぐに停電したとわかりました。
うちはオール電化でしたので、ガスの心配はなく水はどうなんだろうと思ったら幸い水は出ました。
しかし、今後水道管破裂などで断水したら・・と思い、ありとあらゆる鍋ややかん、お風呂、洗濯機(電気で動かないのでバケツで何度も給水)に水をとにかく確保しました。

リビングに言ってみると、食器や本棚などが横倒しになりぐしゃぐしゃの状態でした。
しかし、その後も余震が継続していたのですぐにはかたずけず、落ちたら破損するような割れものやパソコン等は低い位置におきなおし部屋は汚いですがしばらくそのままにしておきました。

頼りになるのはインターネットのみ

幸いインターネットは使える環境にありました。WiFiは完全にアウトでした。
その時点で最大震度は6強の大きい地震、大規模な震災だということがわかりました。
とりあえずまだ夜中で電気もなく使えないので寝ることにしました。6時くらいに目が覚めて、再度情報収集。
水や食料を買い求める人が殺到しているという情報を知人のフェイスブックなどで知り、今後どれくらいの停電や物流網の寸断が続くのか不明だったのでとりあえず何が必要なのかも不明でしたが
買いにいこうと出かけました。

懐中電灯と電池とガスボンベを購入
ホームセンターにいったら30人くらいの行列で、ガスボンベや電池なんてもう買えないよなーと思っていたらそのホームセンターはかなりの在庫があったらしく幸いほしいものが全ててに入りました。
後ろを振り返ると30人程度だった列はおそらく200人から300人くらいになっていたと思います。

その足で併設しているスーパーも一部商品を販売していたので、すぐに購入。近隣のコンビニもまだ商品があるということで2時間くらい並んで購入しました。
ここのコンビニはなんでも商品を買っていっていいという方式で商品を供給していました。レジが使えないので、商品の値段がわからず、都度その商品の値段をみて手計算をしていくという・・いやはや何とも従業員の努力に頭がさがる思いでした。
コンビニで2時間程度ならんで商品を購入。

水は幸い使えるので、とにかく食品の購入を優先してなんとか水、食料等を確保してまず停電の不安はあるもののある程度安心することができました。

まだ余震が続き、この後さらに大きな地震があるともいわれていますが・・

震災を経験して、備えておきたいもの、知ったこと

①とにかく情報収集

これがなければホームセンターで買い物できることも知りませんでした。

②拡散情報は「絶対に」アテにしない

FBなどリアルな友達が今何をしているか?だけを信用する。悪気はないのですが、拡散情報を頻繁に出す人がいますが、このような情報はアテにしないようにしましょう。
実際にこの人自身も間違ってましたすいませんということを何度も言っていました。NTTからの連絡です、消防士の知人からの連絡です、拡散お願いします。などの情報がありましたが、消防士やそれらの大きな期間が安易に拡散希望なんてしません。私はそもそも信じませんでした。公的機関のホームページや公式ツィッター、フェイスブックページ等できちんと確認しましょう。

③すぐに動く

大変な最中にいる人もいたと思いますので、こればかりはいたし方ありませんがとにかく食料、水の確保。「今いってももう無いんじゃない?」などと言っているヒマがあったらすぐに買い出しに行くこと。

④ガソリン空にしておかない

車のガソリンは少ない状態で置いておかない。私は仕事柄いつでも動ける必要があったので、ガソリンが少ない状態で翌日を迎えるという状態には絶対しません。前日に満タンにしておいたので全く問題ありませんでした。逆にうちの奥さんはガソリンが無くてその車は全く使えませんでした。車のガソリンさえあれば、シガーソケットからスマホの充電もできます。この車に搭載の充電器があったので、うちはスマホの充電などは全く困りませんでした。

ガソリンを求めて長蛇の列を見ているたびに、絶対に車のガソリンは常に入れておこうとますます思うようになります。

⑤懐中電灯、キャンドルは必須

想像以上の暗さなので、やはりキャンドルか懐中電灯は必須です。改めて災害時のこれらの重要性を痛感しました。

用意しておけばよかったと思ったもの

最終的に購入してなんとかなったのですが、あればこんなに不安にならなかったのに・・と思ったものは以下のアイテムです。

①懐中電灯・・・

②一定量の電池(単3か単4かなどはお手持ちの電気製品の内容によります)

③スマホのバッテリー確保の手段(ノートパソコンの充電がらUSBを通じて充電するのも有効でした)

④水のポリタンク(水は定期的に入れ替えて30リットル位は常備しておく)

⑤食糧

⑥ラジオ(リアルタイムな情報はやはりラジオが有効でした)

⑦情報源(拡散情報は×、友達が今何をしているのか?フェイスブックは本当に有効でした)