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火災保険|給排水管のピンホール(銅管の劣化による穴あき)による水漏れは火災保険の対象になります

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目安としては築年数の15年以上経過した物件で起こる可能性が高い損害に水道管や給水管または給湯管のピンホールによる水漏れがあります。

ピンホール(孔食)とは銅管の劣化によって発生します

music4life / Pixabay

水道管などの管の内部の金属面が部分的に腐食をして、局部的にピット(孔)ができることを言います。別名ピンホールと言います。ピンホールによって水漏れが発生し、朝起きたら部屋が一面水浸しになっていた!という事故が発生します。

 

ピンホールは火災保険の対象になります(不測かつ突発的な事故が支払要件になっていることが必要です)

ピンホールによって水漏れが発生し、「家財」が損害を受けた場合は家財保険に加入をしていれば補償されますし、水漏れによって天井や床にシミや汚損が発生した場合は「建物」の火災保険の給付事由となります。建物の火災保険に加入していてなおかつ「不測かつ突発的な事故」が給付対象になっていることが要件です。

このブログで何度もお話させていただいておりますが、「家財」と「建物」の火災保険は別々に加入をしなければいけませんよ。

火災保険のチェックポイント補償範囲、免責金額とは

ただし、仮に火災保険の給付要件に当てはまり、保険金が下りることになっても管そのものの修理費は火災保険の対象にはなりませんので注意が必要です。あくまでも管のピンホールが原因で損害を受けた部屋の一定の個所、または全部が設定した保険金の範囲内で給付が受けられるのであって、水道管そのものの修理費用をお出しするわけではないという点には注意が必要です

この水道管や給水、給湯管は銅管が使われることが多いです。

なぜなら、材料費が安く耐熱性が高く、取り扱いに特殊な技能が必要ないなどの理由があります。しかし一度ピンホールが発生した場合は銅管ではなく孔食に強い樹脂製の架橋ポリエチレン、塩化ビニールなどの材質の管に交換することになるでしょう。



ピンホールの処置は早めに

ピンホールは一度発生するとその原因の性質上次々に発生します。1か所見つけたらすぐに修理業者に依頼をして管ごと直してもらいましょう。交換する範囲にもよりますが、1万円から3万円くらいで修理することができるはずです。

水道代が急に値上がりをしたり、天井から雨漏りのような状態が発生した場合はピンホールの疑いもあります。水がたまりにたまった状態である日突然、バケツをひっくり返したような水が天井から落ちてくるケースもあります。いざという時の被害が大きくならないよう、早めに処置をしておくことをお勧めします。

オーナーさんの場合はピンホールはオーナー責任になります

共有部分の水道管や給水、給湯機がピンホールによって入居者の家財に損害を与えてしまった場合は入居者の家財の保険で・・というわけにはいきません。

オーナーさんは築年月なども考えてピンホールのリスクを当然念頭に入れておかなければなりませんが、やはり万が一の時のことを考えて、火災保険だけではなく入居者に対しての賠償責任(入居者からどうしてくれるんだ!とオーナーさんに修理代を請求するような場合)をカバーする施設賠償責任保険でそなえておくべきだと言えるでしょう。

水道代がやけに高いとき、ピンホールも可能性も

対して使っていないのに水道代がやけに高いなーと思っていたら、床下の給水管にピンホールがあり、水漏れし続けていたというケースがあります。しかも床下の柱がその湿気で腐食しており危うく倒壊しかねない。なんていうこともありました。

水道代が以上に高いと思った時もピンホールが原因かも知れません。

火災保険の不測かつ突発的な事故は「仏の顔も3度までとはいかない」

火災保険の不測かつ突発的な事故はあくまでも不測かつ突発的でなければなりません。ですので、同じ個所で何度も1年の間に事故があったりするともはや不測かつ突発的ではなく、同じミスをしないでください。といって給付要件から外れてしまう可能性があります。

ピンホールの場合は特にその穴のあいた管周辺が当然、同様の劣化状態にあることが当然想定できますので、新しいものに取り換えておく必要があるでしょう。以前ピンホールがあった銅管のすぐそばがまたピンホールで水漏れしても、やはり不測かつ突発的な事故の災害としてはなかなか認定してもらえないでしょう。そうなるとこの間は保険で出たのに、今回は出なかったということが起こりえるということです。

そうなるとこのピンホールの事故をきっかけに管を全て一度に全部直してしまった方がいいのですが、保険金が下りるのは損害箇所だけで、全部の給排水管を変えると結局大変な出費になってしまいます。しかし、いずれは劣化によって穴があいてきます。いまは数年で劣化して穴があき始める銅管ではなく、永久に劣化しない材質のものに交換してくれますので今回だけの処置ということで一度ピンホールが発生したら全部直してしまうのが理想です。

 








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