札幌のFP(ファイナンシャルプランナー)金子 賢司

確定拠出年金セミナー、保険、住宅ローンのセミナー活動をしているFP(ファイナンシャルプランナー)です

日銀が追加緩和決定|ETF買い入れ増額?ETFとは?買い増しするとどうなる?

   



2016年7月29日に日銀が金融政策決定会合を開き、追加緩和が賛成多数により可決されました。マイナス金利以降、もう追加緩和は打ち止めだろうと思われていましたが、マイナス金利ほどのインパクトはないと思われますが、追加緩和を実施し日銀が物価上昇率2%に白旗を上げたわけではないということを市場に強く示しました。

今回の緩和内容は株価指数連動型のETFの買い入れ額を年3.3兆円から6兆円に増額??

ETFって一体何なのさ・・一体日銀は何を買うつもりなの?と思う方もいるのではないでしょうか。



ETFとは

上場投資信託のことをいい、「Exchange Traded Fund」の頭文字をとってETFといいます。

1つの会社の株式や1つの債券に投資をするのはちょっとリスクが大きいので、リスクを抑えた運用をするために値動きの異なる動きをする株式を購入したりしてリスクを少なくすることを分散投資といいます。

よくある事例では円高になると業績がよくなる会社の株式を持っているだけでは円安になると大きな損失を受けてしまいますが、円高になると業績がよくなる会社の株式と、円安になると業績がよくなる会社の株式を半分ずつ持っていれば、運用の損失が抑えられる。。簡単にいうとこんな感じです。

ETFはもっともっとたくさんの商品にちりばめて分散をさせているので、リスクを比較的抑えて運用できる商品なのです。

日経225連動型ETFという商品があったとします。

日経平均株価を算出するときに使われる企業225社の株式のみに投資。全体の運用金額を225社にいくらずつ配分をして投資をしているかをマネしている商品といえばわかりやすいでしょうか?

日経平均株価に連動した動きをするように分散投資をされている商品なので私たちがどの株式や債券を選んだらよいのかしら・・と悩む必要もなく、日経平均株価に連動した運用をしてくれるというのが日経225連動型ETFという商品になります。

日経225連動型は日経平均株価ですが、その基準となる指数は私たちがよく聞く東証株価指数(TOPIX)や最近はやりのREIT(リート)等さまざまな商品があります。

ETFは日銀規模でなくても、個人でも購入できます

ETF?指数?と聞いただけで難しい商品に聞こえますが、実質パッシブ運用という方式を採用しており、なおかつ分散投資も広範囲で行われており、購入する手数料も安いという比較的メリットが大きい商品です。

ETFをさらに毎月積み立てで購入することで、リスクを抑えた運用をすることができます。

今回の緩和をきっかけにぜひETFについても運用の選択肢として検討してみてはいかがでしょうか?

ETFをなぜ買い増しをするのか?

日銀は国の公の銀行という立場がありますので、特定の株式等を購入することができません。国がある企業を後押しするような形となり不公平だからです。

したがって日銀はETFというような指数に対して投資をすることで、株式市場全体のテコ入れをしようとしているのです。

ETFを買い増しするとどうなるのか?

当然3.3兆円から6兆円に買い増しをするのですから、相当な規模のお金が市場に流れ込み、株式市場は好況となるでしょう。それによって、値上がりを見越して個人の投資家もETF購入をする人が増えればさらに市場は活況となります。

デメリットは株式相場が震災やEU離脱のような大きな出来事をきっかけに下落をした場合、日銀は大きな損失を被ることになります。その損失が過度に広がった場合は日銀は売却せざるを得ません。日銀が売却を始めると、個人の投資家も一斉に売却をし始め、株式相場に混乱をきたすリスクがあることを忘れないようにしてください。

テロやイタリアの債務問題、またブレグジットに続くEU離脱国が現れるかどうか?など様々な世界情勢を揺るがすような起こりえます。運用をしていくにはこのような情勢にアンテナを張り巡らせておくことが重要です。






 - 金融資産運用, FP 独学 ファイナンシャルプランナー

by Kenji.Kaneko