札幌のFP(ファイナンシャルプランナー)金子 賢司

確定拠出年金セミナー、保険、住宅ローンのセミナー活動をしているFP(ファイナンシャルプランナー)です

医療保険とは?医療保険のしくみについて|終身医療保険とは、定期医療保険とは

      2017/02/16




 

医療保険とは?

医療保険は生命保険の一種なのですが、生命保険は人が死亡した人に遺族にお金を残すものですが、医療保険は自分が入院した時に手術代や入院費用を自分が受け取れるというものです。

医療保険は入院して死亡した場合は死亡保険金として受け取れるものと、受け取れないものがあります。一般的に格安の医療保険には死亡した時は何もない掛け捨て、ん?相場よりかなり高い商品だな?とおもったら実は死亡保障がちゃんとついていることがありますので注意が必要です。

DarkoStojanovic / Pixabay

医療保険は単純に表示される保険料で判断しないでください

自分が死んでしまっているか、生きているかでもすでに生命保険と医療保険は大きな違いがありますよね。先日CMで医療保険のCMをやっていて、保険料がずっと変わらないのよ!!

なるフレーズを耳にして、、終身保険なんだから当たり前じゃないか。。そう思ったのですが、

医療保険の保険料が一生変わらないってそんなに珍しい??

しかしこのフレーズが響いてしまうほど巷では定期保険の更新型が普及している。ということなんだなとも思いました。以前定期保険と終身保険の違いについて書きましたが

 

定期保険を選択して、満期が来たときに同じ内容で更新すればその年齢での保険料で再計算されます。ですので、当然同じ保険内容であれば、年齢が上の方が保険料が高い。これは確かに間違いではありません。そしてこれが保険では一般的にイメージされているので、保険料が変わらないというのは結構びっくりするのかも知れません。

しかしこれは10年ごとに満期があるなど、更新型の保険(定期保険)のお話です。

逆に加入している間ずっと保険料が上がる事が無い終身保険というものはもともとちゃんとあります。

定期保険と終身保険の違いがあるということを踏まえて以下解説していきます。保険料はあくまでも目安です。

jill111 / Pixabay

 

40歳、女性、医療保険、120日型入院日額 1日10,000円で計算してみます。

 

①定期保険タイプ

保険期間は10年で、10年ごとに更新していくタイプ

40歳時点で、保険料は月1,920円

50歳で同じ保険内容で更新をすると保険料は月2,590円

60歳でさらに同じ保険内容で更新をすると保険料は月4,000円

70歳でさらにさらに同じ保険内容で更新すると保険料は月7,760円

80歳まで更新し続けたとしたら、総額払込保険料は約195万円です。

②終身保険タイプ

一生涯保険料を払い続けるタイプ(保険料が一生変わらないタイプ)

 

40歳加入時点では月3,710円

保険料は変わらないのでずっとそのままです。

80歳まで加入し続けたとしたら、総額払込保険料は約178万円になります。

 

①定期保険と②終身保険をまずは比較してみましょう

40歳時点の保険料は①定期保険のほうが安いですよね。定期保険は1,920円/月に対して終身保険は3,710円/月です。しかし、①定期保険は10年更新するたびに保険料が上昇します。80歳まで生きたとしたら、②終身保険のほうが総払込金額が少ないことがお分かりいただけると思います。

加入するときに安い定期保険を選ぶか、総払込金額が少ない終身保険を選ぶか?加入をするときにこれをどのように考えるかです。もちろん80歳より前に死亡してしまったような場合は定期保険のほうが有利です。長生きすればするほど、終身保険のほうが有利なのです。

③終身保険は払込を前倒しにすることができます

保険期間は終身、払込期間を60歳にした場合

40歳加入時点での保険料は月7,270円

80歳まで加入したとしても、払込は60歳で終了なので払込は20年間です。

したがって総額払込保険料約175万円になります。





①から③を比較してどのように考えますか?

③は月々の保険料は高いですが、

あくまでも80歳まで加入したとしたらという前提での比較ですが、

総額払込保険料が一番安いです。

逆に①は40歳時点での加入は一番安いですが、

10年ごとに更新していくと、一番高くつきます。

②はその中間といったところでしょうか?

 

 

今回は40歳のケースで計算してみましたが、加入年齢や性別で

ここの損得は異なってくるので、設計するときもいろんなパターンを

検討してみるといいでしょう。

肝心なのはいろんなケースで検討して、自分で納得しているかどうか?です。

 

終身の医療保険を日額5,000円と一時的に入院費がかかると

困る時期だけ、定期の医療保険を5,000円上乗せして

組み合わせている方もいらっしゃいます。

 

タイトルに沿った話に戻りますが、保険料が変わらない保険はただの終身保険のことを指しており、安易にずっと保険料が変わらないから。。とか当初の保険料が安いからだけで判断できるものではないということです。払込総額なども確認をして、定期保険と終身保険をよく知ることで、自分に適したプランを自分で選択できるようにしましょう。








 - 医療保険, 生命保険

by Kenji.Kaneko