バランス型投資信託は確定拠出年金をしている人は知っておきたい

バランス型投資信託は確定拠出年金をしている人は知っておきたい

確定拠出年金の普及が進んでいます

確定拠出年金という制度が企業向け、個人向けともに政府の後押しもあって進んでいます。

毎月一定額を積立をして、その積立たお金の中からあらかじめ決まったラインナップの中から商品を選択して自己責任で運用する。そんな商品です。

例えばA銀行の個人型の確定拠出年金に加入して、毎月の積立金額を10000円と決めたとします。

A銀行の個人型確定拠出年金はA~Zという商品があったとします。

その積立金額の10000円(厳密には手数料を引いた金額なので決めた掛金より少なくなります)をA~Z商品の中から選んで運用を続けていくということです。

この10000円を

A商品に10%

C商品に10%

G商品に30%

Y商品に50%

のように配分して運用しよう。

10000divide

こんな感じで自分でこの積み立てた金額を割り振って自己責任で運用するのが確定拠出年金です。

バランス型投資信託は初心者に最適

ただ、こんな疑問はありませんか?上記のようにA~Z商品あるのはいいけども、何を基準に選ぶの?私投資信託なんてやったこともないし、たくさんの中から選ぶなんて無理無理!

こう人はたくさんいると思います。

この組み合わせがあらかじめ決まっているバランス型投資信託という商品があります。

確定拠出年金の基本的な商品群はざっくり以下のように分類できます。

 

元本確保/元本確保型以外分類商品名
元本確保型商品定期預金A定期預金
保険B傷害保険
元本確保型以外の商品国内債券投資信託C国内債券投資信託
D国内債券投資信託
海外債券投資信託E海外債券投資信託
F海外債券投資信託
国内株式投資信託G海外株式投資信託
H海外株式投資信託
海外株式投資信託I海外株式投資信託
J海外株式投資信託
バランス型投資信託K~Z個別のバランス型投資信託商品

元本確保型と元本確保型以外の商品

まずは上記表の一番左の元本確保型商品、とそれ以外の商品というのはその商品が原則満期まで持っていれば元本割れしない商品を元本確保型、運用成果によっては元本割れする可能性のある商品を元本確保型以外の商品といいます。

元本確保型商品

定期預金や保険商品があります。

元本確保型以外の商品

国内債券投資信託、国内株式投資信託、海外債券投資信託、海外株式投資信託、、そしてバランスファンドというカテゴリーがあり、その下に具体的な商品名がある。こんなイメージです。確定拠出年金の制度では積み立てた商品の中から自分でA~Zの商品があったとしたら、これらの商品を選んでちょうだいということになります。

元本確保型商品とそれ以外の商品から商品を選ぶ

これらの商品のなかから自分の判断で商品を選んでいきます。

A商品だけでもいいですし、極端な話A~Zまで最終的に全部で100になれば全部選んでもいいです。

バランス型投資信託とは?

pension
Brett_Hondow / Pixabay

毎月の積立金額を10000円なら全部を元本確保型というリスクが少ないけどほとんどプラスにならない商品でもいいのですが、、

せっかくやるからにはちょっとでも増やしたい。

でもどんな商品を選んでよいかわからないというときに、もうあらかじめ資産配分が決まっている商品がバランスファンドだと思っていてください。

海外旅行に行きたいけど、いったことない国だから予算の範囲内で全部コンダクターにお任せ。。というイメージです。

そのお任せの内容が、ディープな旅行計画にしてもらうのか?ベタベタのプランにしてもらうのか?いろんなお任せプランがあるのと同じように、

バランスファンドもリスクが高い商品や、比較的リスクの低い商品もあります。

全く意味のわからない説明になってしまいましたので、ちゃんと説明します(T_T)

バランスファンドでも一番ポピュラーなアセットミックス型を事例に

まずはとにかく下の図を見てください(笑)例えば「バランスファンド25債券重視型」なんて言う商品があったら、

下の表で行けば左下の債券と元本確保型で75%、残りは国内と海外の株式25%という配分です。

ファンドという言葉を使ってしまいましたが、ファンドとは投資信託のことです。

この商品1個選んでおけば、毎月10000円積立なら何らかの株式に2500円、そのほかの債券や元本確保型等比較的安全資産で7500円、勝手に配分してくれるというものです。

株式の比率は常に25%にして、後はお任せくださいというのがバランスファンド25債券重視型です。(商品名称は各社違います)

 

balance_fund

 

では次に真ん中のバランスファンドを選んだとします。一般的にはバランスファンド50(標準型)のような言い方をします。要するに株式と債券・元本確保の比率が50:50ということです。

そして一番右上のバランスファンドは株式が75%なのでバランスファンド(積極運用型)のような言い方をします。

原則 元本確保型→債券→株式の順番でリスクは高くなるので、株式の比率が高い商品がリスクとリターンは大きい商品になります。

バランスファンドが初心者とはいいながらも、株式の比率が高いとちょっと検討が必要です。

 

自分で考えなくてもいいからよくないですか?

このバランスファンド毎月の積立額の配分を自分で考えなくてもいいからよくないですか?投資に慣れている人からしたら、自分で考えろよと思うかも知れませんが、確定拠出年金は会社で導入するので、あまり興味がない人だっています。そういう人でも全く興味がない人は困ってしまいますが、あまり負担なくプロにお任せできる優れた商品なのです。

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Westfrisco / Pixabay

 

初期設定商品がバランスファンドになっているかも知れない

2018年5月~実はこの確定拠出年金、ちょっとだけ制度が変わっています。

何かというと、企業に確定拠出年金に導入されて説明会をすると、●月●日までに商品を決めて提出してください!

と期限を決められます。

投資に慣れている人ならちょちょいのちょいでしょうが、慣れていない人はちょっと待てー!!となるのではないでしょうか?

そして日々の業務に追われて、いつの間にか提出期限を過ぎていた・・。

そんな時はどうなるのかというと

デフォルト商品になります

デフォルトってなんか倒産みたいなイメージですが、

何も選択しなかったときは例えば上記表の中からA商品にしますよ。

という決まりが実は決まっており、このケースの場合はA商品がデフォルト商品といいます。

別名「初期設定商品」といいます。

これまではデフォルト商品が元本割れしない「定期預金」「保険商品」といった満期まで持っていれば元本割れしない商品が選択されることが通常でした。

実は今年の5月から、金融機関は確定拠出年金の商品ラインナップの中から元本確保型商品を入れなくてもよい法律に変わったんです。かといって、全くないと嫌がる人もいるのでゼロにはしないでしょう。そこでこんなことが起こりました。

デフォルト商品を元本確保型商品にしない!!

ということです。

最近はバランスファンドをデフォルト商品に設定をするケースが増えてきました。

バランスファンドは比較的安全とはいえ、リスクのある商品です。

あまりに無関心だと自分の積立ているお金が自動的にリスクのある資産に投資されているということになります。

長い目で成果を見ていく制度なので一喜一憂は不要です。

しかし、確定拠出年金は自助努力で運用をする制度です。ここにも政府が主導で貯蓄から運用への流れを推し進めていることがうかがえます。

年齢等にもよりますが、私もこの流れには賛成です。リスク資産に挑戦しようというお話ではなく、貯蓄から運用する意識をもっと高める時代がもう来ているということをこの文章を通じてお伝えしたいと思いました。