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損害保険の基礎知識、生命保険との違い

      2017/02/01




 【損害保険の原則】物の損害に対して支払うのが基本

損害保険は偶然の事故によって生じた「物」の損害に対して保険を支払います。

物損害と言いますが、物の損害についてはなんでも払うのでしょうか?たとえば、、テレビの液晶がだんだんうつりが悪くなってきた。

排水管がなんだかさびついてきたわ・・・。火災保険はこのような長い年月をかけて悪くなってきた損害は対象外です。

急激、かつ偶然な外来の事故と言います。急激とは事故が起こってから損害までの時間が一瞬であったこと。が基準。

「偶然な」とは原因または結果が予想ができないこと。外来とは外からの衝撃であること。

生命保険が人の死亡や高度障害を要件として支払うのに対し、損害保険は物の損害に対して支払います。

病気やケガはどうなんでしょうか?

人が死亡や高度障害になるわけでもなく、物の損害保険(第二分野)の対象でもありません。

傷害保険や医療保険などがこれに該当しますが、生命保険と損害保険の中間のような位置づけであることから第三分野といいます。

・定額払いと実損払い

生命保険は死亡したら1000万、など起こった事由に対して給付額が定額なのに対し、損害保険は実際被った損害に対して保険金を支払う実損払いというのが特徴。事故の発生確率が高いと保険料が高くなる。その危険度に応じて保険料が高くなっていく。(生命保険でいう年齢が上昇するにともなって保険料が上がっていくのと同じ)

(例)自動車保険は30代40代よりも免許取り立ての19歳、20歳や少し判断能力の衰えた高齢の方の方が保険料が高い。火災保険は木造よりも鉄筋コンクリートの方が燃えにくいので、保険料は安いなど。



【損害保険の基礎用語】

損害保険でよくつかうことば

・契約者

生命保険と同じ、保険会社と保険契約を結び、契約上の権利をもつ人。保険料を支払う義務のある人。保険契約が成立すると、保険料の支払義務、通知義務などの保険契約の義務を負うことにもなる。

・被保険者

この人の物が損害を受けたら保険金が支払われるという保険の対象をさす。

自動車保険であれば被保険者は主に乗る人、火災保険であれば主にそこに建物や家財の持ち主が被保険者となる。

・保険の対象

何に保険をかけるかの対象をさす。建物の火災保険と家財の火災保険では対象が異なる。建物が一軒のみでは間違えることは少ないが、アパートをたくさん持っている不動産オーナーなどはどの建物にかける保険なのか保険の対象をよく確認する必要がある。

・保険価額

保険の対象となる物の評価額。2000万円の建物なら保険価額は2000万円

・保険金額

保険の対象が損害を受けた時の支払いの最高限度額。保険価額2000万の建物に2000万円の保険金をかけると仮に全焼したら2000万円が支払われる。保険金額を2000万円以下に設定すると一部保険となる。

保険価額と保険金額を混同しがちですが、保険価額はその保険の対象がいくらするのかということを表すのに対し、その対象が損害を受けたらいくらまで払うのかとい上限を決めたものといえる。

保険価額2000万円の建物に1000万円の保険金をかけることもできる。2200万の保険金も設定はできる場合もあるが、前者の場合は万が一の時に保険金が不足するし、後者の場合は保険金を高く設定することからそもそも必要以上の保険料を払いすぎることになるうえ、モラル上も望ましくない。

・告知事項

危険に関する重要な事項のうち、保険契約申込書などの記載事項とすることによって保険会社が契約前にあらかじめ伝えてもらう必要のあるもの。(建物であれば実際の所在地、家財であればその家財が収容されている住所)

・通知義務

告知した事項に変更があった場合、保険契約者または被保険者が遅滞なく連絡しなければならない義務のこと。保険の対象の物件の移転や、増改築などがあった場合や使用目的の変更など。自動車保険が日常レジャーから業務使用になった。など。

・再調達価格

損害が生じた時点でそのものと同等の質や用途などを総合的に見て同等の物を買ったらいくらになるかを基準に設定する金額。






 - リスクと保険, FP 独学 ファイナンシャルプランナー ,

by Kenji.Kaneko