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学資保険のかわりに勧められた低解約返戻金型終身保険、どっちがいい?その比較と違いについて

      2017/02/16





学資保険とは

学資保険とは子どもの教育費等に備える保険で、子どもが生まれると中学校、高校、大学への進学に伴う入学金や授業料等が気になる時期に、その時期に合わせて給付金としてお金が受け取れることができる保険です。その給付金の金額は毎月いくらのお金が受け取れるかが決まります。

学資保険の特徴

  • 出産前から加入できる商品もあり、保険期間中に受け取れる給付金の受け取る時期もある程度選択できます。
  • 子供や親に万が一のことがあった場合に、死亡保険金や病気やケガで入院をした際の給付金が受け取れるものがあります。
  • 学資保険の契約者が万が一亡くなった場合には、それ以降の保険料が免除される。
  • 学資保険の保険期間中に親に万が一の時にその後子どもが負担しなければならないのか?というと、保険料が免除されるという上記の特徴があるため、子どもが自分の学資保険の保険料を毎月負担する必要はありません。

White77 / Pixabay

 

育英年金という特約がさらにあります。

これは保険契約者(一般的には親)が亡くなってしまった日から保険期間満了まで被保険者(子ども)に年金として一定額が支払われるというものです。
ただし、育英年金を選択すると返戻率が100%を割り込んでしまいます。一般的には、返戻率は100%を超える商品が今はほとんどなので、育英年金という付加価値をどのように考えるかという点も十分考慮しましょう。

※返戻率とは・・・

(支払った金額の合計に対して、最終的にいくら受け取れるか?を表します。)
たとえば毎月9000円を12カ月で年間108000円。これを18年間(お子様0歳~18歳まで)払い続けると約194、4万円になります。
そして何度か受け取れる給付金の合計額が仮に210万円だとしたら、210万÷194.4万円=約108%。
したがって返戻率は108%で100%を超えると総支払額より受け取れる金額が多い、得をしていると考えられます。




学資保険ではなく終身保険をおすすめされる時もある

終身保険も保険でありながら貯蓄の効果があります。しかし終身保険は学資保険のように、中学入学時にいくら、高校卒業時、大学にいくらという受け取り方はできません。無理やりそのように設計することは可能ですが、学資保険のほうがシンプルでわかりやすいです。

学資保険と終身保険どちらがいい??

ijmaki / Pixabay

ただし、高校や大学の入学資金として「1度だけ」大きなお金を用意したいという時だけ、この終身保険での準備は有効と考えます。
保険会社の内情をいうと、学資保険というのは儲かりません。学資保険とはみなさんと接触をまず図るためのドアノックツールとして使う時が多いです。学資保険でまずはお知り合いになって、ご両親と今後機会があればその他の保険の話をゆっくりしましょうね。という性質があります。
大変良い商品なので、純粋にあなたのためを思って紹介していると思いますし。払った金額よりも合計では多く受け取れるので、長い目で見ればメリットはあります。
それに比べて、終身保険は学資保険より保険会社の営業に対しての手数料が多い傾向があります。あまり終身保険を強くおすすめする営業にはちょっと注意をした方がいいですね。

前述した一度だけ大きな給付を受けたいということでない限り、通常の学資保険の選択をおすすめします。
途中でやめるともったいないなど、お金の流動性は貯蓄と比べると低いですが、返戻率は今は元本割れする商品はほとんどなく、105%~110%となる商品が一般的です。祝い金の受取時期の柔軟性や適正、返戻率を見比べてベストな学資保険を選んでください。

2016年1月末のマイナス金利の導入により、終身保険や学資保険の返戻率が低下しています。そのほかの金融商品もありますが、リスクも伴うものがありますので、安全に教育資金を少しでも有利に用意したいということであればどちらも悪い選択肢ではありません。

払った金額を割り込むほどではありませんが、マイナス金利以前の内容よりも学資保険の機能としては魅力は薄れています。将来のわずかなメリットを取るか、今の生活費を大切にするか、しっかり判断して教育資金は用意するべきです。







 - 教育資金

by Kenji.Kaneko