火災保険を使うときはどうしたらよいか?支払い(給付)手続きの方法

火災保険を使うときはどうしたらよいか?支払い(給付)手続きの方法

自然災害が近年増加し、備えていた火災保険を使う機会も多いかもしれません。

しかし中には加入している保険会社の担当がよくわからず、せっかく火災保険の給付要件に当てはまっているにも関わらず、請求をしていないケースも意外と多いんです。

給付手続きは本当に簡単なので、今回のブログで敷居を下げていただき火災保険を活用していただけたらと思います。

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火災保険に該当する事故があったら支払い手続きは以下のです

①保険会社、または保険代理店に連絡をして事故受け付けをしてもらう

まずは保険会社か自分の火災保険の営業担当に連絡をしましょう。

②事故現場、事故箇所の写真を用意する

建物なら損害箇所の写真と位置関係が分かる写真を用意しておくとよいでしょう。

位置関係とは、例えば落雪で出窓が割れてしまったという事故があったとします。

この場合は雪が原因の災害なので雪害に該当しますが、雪が屋根から落ちたら出窓が壊れたということを証明する必要があります。

屋根からどう考えても雪が落ちる構造になっていないのに、出窓が壊れたらおかしいですよね。または事故の原因は落雪ではなくて風で何か物が飛んできて出窓が壊れたということも考えられ、原因があいまいになってしまいます。

原因が特定できないと保険の対象にはなりませんので、原因を明確にするためにも、損害があった箇所とその周囲の全体図を写真に収めておくことも重要です。

面倒なら火災保険の担当者か、修理業者に写真どりを依頼しましょう。

長々と書いてしまいましたが、面倒なら担当者や修理業者に写真を撮ってもらった方が安心です。

ここを写真に撮っておけば、火災保険の損害として証拠になるな?といったノウハウを彼らは持っています。

家財が損害を受けたときは・・

損害を受けた家財の市場価格(妥当な金額)を調べて列挙します。

妥当な価格とは、その破損したものと同等なものを世の中で購入したらいくらで買えるか?

という基準で算出します(新価の場合)

破損した家財をリストアップし、値段を調べて、すべて写真を撮っておきましょう・

後日保険会社の調査係とその値段が妥当かどうかを精査します。

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③修理見積を取り付ける

修理業者を読んで、もし修理をしたらいくらかかるかの見積をとりつけます。

まだこの段階で治してはいけません。火災保険が給付されるか、されないか判断がつかないからです。

もし先に直して、業者に修理代を先に支払った後、火災保険の給付要件に該当せずもらえない・・ということもあり得るからです。

しかし屋根が破損したり、給排水設備の水漏れが絶えず発生しているなど場合、急を要しますし、火災保険が出る出ないに限らず直さないと建物の損害がますます広がってしまいます。そのような場合はやむを得ないので、まず修理をして火災保険が給付要件に該当することを祈るしかありません。

そして②の写真と、③の修理見積を保険会社や火災保険の担当営業に渡します。

 

④保険会社の査定

保険会社や火災保険の担当営業に渡すとそこから、保険会社の事故調査専門部隊に書類が回ります。

写真と見積をもとに、見積金額が妥当か?災害と建物や家財の損害にちゃんと因果関係があるか?を査定します。必要であれば再度鑑定人が訪問します。また、著しく請求額が高額の場合も現地調査が必要になります。おおよそ100万円以上になると鑑定人の現地調査が必要になる傾向があります。

⑤保険金請求書の記入

保険金がおりることになったら、保険金請求書を記入します。

そんなに難しい内容ではありません。本人の住所、氏名、電話番号、捺印、保険金を入金する口座情報を記入して保険会社に郵送します。

⑥数日後保険金が入金

⑤で指定した口座に保険金が入金になります。遅くても各社1週間以内には入金する保険会社がほとんどです。

入金になった保険金は必ず修理に使わなくてもよい

受け取った保険金はどう使っても、受け取った人の自由です。

ただし、ただ受け取って修理以外に使ってしまえば当然、破損した箇所は治りません。または自己負担で治す必要があります。ここは自己責任になります。

決して不正というわけではありません。

しかし、そこを修理せずそのことが原因でほかの箇所に損害が広がった場合は給付が受けられないケースもありますので、やはり損害があればもらった保険金で速やかに修理をするのが原則です。

また保険金は直接業者に入金することもできます。

少額なら保険金請求書も記入不要

最近は支払い保険金額が少なければ、入金口座を教えてもらえば平日であれば翌日に入金するというサービスもあります。

このように非常に火災保険の給付は簡単なので、敷居を低く、、

気軽に事故が起こったら確認して、保険金受け取れるものは受け取れるように火災保険を活用しましょう。