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白内障の手術について

   





医療保険の先進医療特約はがんの治療だけではない

今となってはケガや病気で入院した時に給付となる医療保険に先進医療特約が付いているのは当たり前になっています。しかし、実際にこの先進医療特約が使われるケースというのは極めてまれです。先進医療特約の給付を行ったことがある保険の営業はほとんどいないでしょう。

最先端のがん治療が先進医療という誤解

先進医療をお勧めする営業トークとして、重粒子線治療や陽子線治療で300万位かかるんですよーという話があります。実際保険会社のパンフレットでもいまだに先進医療の給付事例として上記の術式を挙げている会社が多いのも事実です。

今回給付したのは白内障の手術

白内障は目の水晶体という部分が加齢とともに濁って視力が低下する状態をいいますが、この水晶体を超音波で砕いて取り出して、人工のレンズを入れる方法が代表的な治療法あります。

標準的な手術に単焦点眼内レンズを挿入する方法と多焦点眼内レンズを挿入する方法があります。

voltamax / Pixabay

その詳細については専門家ではないので、わかりやすく比較している眼科のサイトがあったので参考にしてください。

横浜市中区の稲村眼科クリニックさまのHP

先進医療で最も多く給付をしている手術

単焦点眼内レンズは健康保険の適用になりますが、2017年5月現在多焦点眼内レンズ再建術は先進医療の範囲に該当します。

実は先進医療特約で最も利用されている手術は圧倒的にこの多焦点眼内レンズ再建術なのです。重粒子線治療、陽子線治療はがんになったとき、命にかかわる問題なので比較的よく知られています。

しかし今回給付に至ったケースではお客様からの働きかけで多焦点眼内レンズの手術に至りました。加入の際に先進医療特約について、先進医療は重粒子線治療や陽子線治療だけでなく、もっともよくつかわれているのは白内障の治療ですとお客様に伝えていたため、病院から老化に伴い白内障の傾向があり、見えにくくなってますねという診断をされ、お客様が白内障で先進医療があると聞いたのですが?と病院に働きかけたケースです。

その医療機関が多焦点眼内レンズ手術を先進医療として取り扱える医療機関であったため、特約を使うことになりました。その手術代は両目で約70万円。先進医療なので健康保険は使えません。医療保険の先進医療特約がなければ全額自己負担になるところでした。

Alexas_Fotos / Pixabay

あくまでも結果オーライです。でも保険に加入して給付をすること自体すべて結果オーライです。どこまで自分自身にリスクが今はない状態で、自分に起こりうるリスクを想定して必要と思われる保険に加入をするかが選択のポイントです。使わないのが一番なのですが、使ったとしてもやっぱり入っていてよかったといってもらうのが一番の保険を取り扱う人の一番うれしい瞬間です。



全ての医療機関で先進医療となるわけではない

ここからは注意点です。たとえ多焦点眼内レンズ再建術ができる医療機関であったとしても、先進医療として取り扱えない医療機関もありますので注意が必要です。この病院は先進医療になりますか?という確認が必要です。

また、先進医療に認定される手術は入れ替わることがあります。ある時期は先進医療だったのに1年後、先進医療でなくなっているケースがあります。あくまでも今回の事例は2017年5月時点でのお話です。

やはり先進医療として手術を受けるのは直前で医療機関、保険会社への確認が必要です。

患者さま自身の同意が重要です

先進医療は患者さまからの働きかけで受けることができます。同意書などを医療機関から求められます。なんとなく先進医療というと最新の手術で必ず先進医療の方が治療方法としてはいいわけではありません。今回の白内障の手術にしても、単焦点がいいのか、多焦点がいいのか医療機関も説明はしてくれますがメリットデメリットがあり、選択は自己責任になることに注意が必要です。

先進医療はまだ臨床結果が少なく、最新の治療ではありますがあくまでも実験段階の治療である。ということをくれぐれも注意してください。








 - 先進医療, 医療保険

by Kenji.Kaneko