北朝鮮発のリスク|株価はどうなる?

      2017/08/11

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シリアから北朝鮮へ拡散した衝突の脅威

シリアへのミサイル発射に伴い、当然化学兵器を使用したシリアへの警告を意図としたものであることは間違いありませんが、相次いで核兵器や化学兵器の製造や実験を行い威嚇を止めようとしない北朝鮮への警告であることがもう明白となりました。

すでにアメリカは空母を配備し、いつ北朝鮮がミサイルを発射しても対応できる準備を整え始めました。しかし、かといって北朝鮮がミサイルの配備や実験をやめる気配もなく、、ますます激化する挑発行為から、こっちだって本気だぞと言わんばかりに本当に今度は実験では済まない。そんな危険がいよいよ現実になりつつあります。

Kurious / Pixabay

戦争時や地政学リスクが高い時に人気が高まる商品とは

一定の地域いでの戦争やテロの脅威が全世界に影響を及ぼすリスクのことを地政学リスクといいます。

北朝鮮、ロシア、シリア、そして今までは戦略的忍耐を保ってきたアメリカもトランプ大統領の強硬路線が折れることはないであろうという市場の反応から、最悪の事態「交戦」の可能性が出始めて安全資産に資産を移し始めています。

安全資産の象徴が日本の通貨「円」と「金」です。そして株式を中心とする運用は避けられる傾向があります。

安全資産の「金」は有事の時の金といわれるくらいトラブルが起こったときは必ず価格が上昇するのでもはや定番といわれています。

また日本の通貨「円」も有事の際はたくさん買われます。円がたくさん買われると例えばアメリカで円がほしい人がいたとするとドルを出して円を購入するわけです。世界規模でお話しすると難しいので、旅行に行ったとしてドルがあまって円に換金すると思ってください。これがドルで円を買うという行為です。

円高に振れたことにより日経平均株価に影響を及ぼしています。これは日本の大企業が輸出企業のたよる企業が多いためです。

シリアへのミサイル発射からロシアとの全面対決や北朝鮮の核ミサイルの脅威が「まさか」ではなくなってきています。

私はこの対立が続く限りこの流れは継続すると思います。いまはまだリスクから避難している傾向にすぎませんが、さらに発言や行動が激化すればそのスピードは高まっていくでしょう。

対立がおさまるまでは一般の運用をしている人は株式やリスク資産の持ち分を減らすことをお勧めします。その時期の見極めが必要ですし、リスクがおさまったときの見直しも当然必要です。

日本に住んでいる私達は、日本の将来は大丈夫なんだろうか?と思っているかも知れませんが、世界的にみると「円」は安全資産です。世界的な有事が拡大すると円は買われます。そのため円高になります。

円高になると輸出企業にたよる日本はよくないとみなされ、日経平均株価が下がります。




なぜ円高が日経平均株価に影響を及ぼすのか?

日本の企業がアメリカの企業に車を売却したとします。日本の企業はアメリカからドルでお金を受け取ることになります。10000ドルを受け取ったとしたら、1ドル100円の時に交換したいですか?1ドル90円の時に交換したいですか?

おそらくほぼ全員が100ドルの時に交換したいと思います。

ところが円に人気が高まると円が強くなってしまいます。1ドルが100円から90円になってしまうことを円高といいます。90円から100円になることを円安になるといいます。

円が強くなるとはどういうことでしょうあ。アメリカのとあるお店でハンバーガーがあったとします。このハンバーガーは1ドルだったとします。1ドルが100円のときよりも90円の時にこのハンバーガーを買った方がお得だと思いませんか?

円がドルに対して強くなっているのです。本来は自国の通貨が強くなることは喜ばしいことですが、日本の輸出企業が多く、円高になると損失を被る企業が多いのです。前述の青文字アンダーラインの部分を改めて見返してみてください。円高だと都合が悪いのは上記の場合です。

日本は輸出企業ばかりではないのですが、輸出企業の比率が大きいため円高の影響を受けてしまうのです。

大変な出来事が起こり始めています。しっかりと経済環境を見据えて資産を守ることが大切ですよ。

FXもある意味チャンス

FPの立場でお勧めすることはできませんが、ここはプロ向けの提案です。要人の発言の応酬で為替や株式が行ったり来たりする状況は短期売買でFX取引をしている人はチャンスかも知れません。まあこの情勢をチャンスととらえている人はこの文章を読むまでもなくもうモノにしているかもしれませんね。。








 - ファイナンシャルプランナー(FP), 投資, 株式

by Kenji.Kaneko