札幌のFP(ファイナンシャルプランナー)金子 賢司

確定拠出年金セミナー、保険、住宅ローンのセミナー活動をしているFP(ファイナンシャルプランナー)です

マイナス金利の影響により日本郵政3社の株価が軒並み下落

      2016/02/29

 

日銀がマイナス金利発表後軒並み銀行株の株価は下落しました。マイナス金利導入により、銀行の利益が下がることを市場が嫌気したためです。

しかし中でも大きなダメージを受けているのが2015年11月4日に上場した郵政3社と持ち株会社の日本郵政と言えるでしょう。稼ぎ頭のゆうちょ銀行が低迷をしているためです。

なぜゆうちょ銀行がダメージを受けるのか?

ゆうちょ銀行以外の銀行は貯金を運用する他に企業や個人に融資をして、その利ザヤが収入源になっています。しかしゆうちょ銀行は個人や法人への融資は原則認められていません。そうなるとどこで利益を出すかというと有価証券の運用になります。ゆうちょ銀行は運用資産約200兆円をもつ超巨大金融機関です。
もともと国債での運用比率が高かったゆうちょ銀行ですが、上場すれば当然株主から配当や成長を求められます。そのため、個人や法人への融資ができないゆうちょ銀行は株式や外国債券への投資を増やすことで収益の向上を目指して来ました。

投資比率を見直したものの、なおかつその約4割が国債への運用と言われています。



国債の利回り低下はゆうちょ銀行にとっては大ダメージ

国債の利回り低下は民間銀行にとってもダメージですが、国債比率の高いゆうちょ銀行にとってはさらにダメージは大きく、運用資産200兆円という規模を考えるとハンパな金額ではありません。ゆうちょ銀行の株価はそのような背景があり、他の銀行よりも下落幅が大きいのです。

上場してから消し飛んでしまった時価総額は約2兆円を言われています。

1987年にNTTが上場して以来の大型上場案件と言われた郵政3社の上場でしたが、マイナス金利⇒債券価額の上昇⇒国債利回り低下⇒銀行収益圧迫というサイクルにより、当時のNTT株のように急上昇というわけにはいかないようです。





 - FP 独学 ファイナンシャルプランナー

by Kenji.Kaneko