住宅ローンを借りる際の保険は不要?その必要性について考えてみる?

住宅ローンを借りる際の保険は不要?その必要性について考えてみる?

マイホームを購入する際に利用する住宅ローン

住宅ローンの返済金額についても不安はあるとは思いますが、そのほかのよくある心配事やその対処方法についてまとめてみました。

返済中に大黒柱が亡くなった場合「団体信用生命保険」通称「団信(だんしん)」

住宅ローンの返済は家計の中から、お金を返していくわけですがそのお金を持ってきてくれる一家の大黒柱が亡くなった場合、収入が途絶えてしまいます。そして、収入がなくなるので住宅ローンが返済できなくなってしまいます。

収入がなくなって、借金が残ってしまう。という状態です。

こういう状態を解消するために、住宅ローンを組む時に「団体信用生命保険」というものに加入する必要があります。ほとんどの金融機関は住宅ローンを組む時に、この「団体信用生命保険」通称「団信(だんしん)」と言います。

これに加入していれば、万が一返済中に万が一のことがあったとしても、遺族に残債が残ることはありません。

ただし、この団体信用生命保険のそもそもの仕組みは保険です。保険は健康状態によっては加入できないこともありますので注意が必要です。

もし健康状態が理由で保険に加入できないときは加入しなくても住宅ローンが組める金融機関を探す必要があります。かなり借入条件等に制約が出ることになりますし、返済中に万が一のことがあれば収入がなくなって借金が残る状態にはなってしまうことに注意が必要です。

団体信用生命保険に加入しなくても、借入可能な住宅ローンの代表格が住宅金融支援機構の「フラット35」です。

家が火事になってしまったら

せっかく住宅ローンで借入をして購入したマイホームが、火事で焼けてしまった。。住宅ローンは残っている。もしかしたらそんなことも考えられます。

火事で家がなくなってしまったのに、住宅ローンだけが残っているという状態です。

このようなことがないように、金融機関はやはり住宅ローンの申し込みの際に火災保険の加入が必須になります。金融機関としては、家がなくなって住宅ローンだけが残った状態で、返済してもらえないと非常に困るわけです。

いくらくらいの保険金をかけておけばいいのかというと、注文住宅の場合は工事請負金額以上、建物金額が分かるときはその購入金額です。

いつから保険をかけるかという基準については融資実行日が保険の開始日にするのが原則です。

最近では毎月火災保険の保険料を引き落とす方法でもいいとしてくれるケースもありますが、10年分の保険料を一括して払うことを前提とする金融機関がほとんどです。そのため、一時的に払う金額がかなり高額になるので注意が必要です。

この火災保険に加入するのにいくらくらいかかるの?というのが気にがるところですが、建物の面積や補償範囲、木造や鉄筋コンクリートか、耐震構造か?等で保険料は全く変わってきますが、30万~50万を見込んでおく必要があります。

その場合住宅ローンは30年、35年で組んでいても、火災保険は10年ごとに満期がきますので、30万~50万、はたまたそれ以上かいずれにしてもまとまった金額がかかるので思わぬ請求にならないよう、きちんと計画しておきましょう。

この火災保険についても先ほど紹介したフラット35は加入は任意です。

しかし加入しないと万が一の時に大変なリスクになりますので、火災保険は必ずフラット35を選択した時は検討しましょう。

途中からでも加入できます

団体信用生命保険は中途加入はできませんが、一般的な保険会社に代わりの商品が用意されています。(その時の健康状態で加入できないことがあります)また火災保険は途中で加入することができます。急に心配になってきたという人も安心してください。