ダマされないで!学資保険はマイナス金利で魅力がないからと終身保険を勧められたけど・・

ダマされないで!学資保険はマイナス金利で魅力がないからと終身保険を勧められたけど・・

マイナス金利による生命保険会社の運用益悪化に伴い、一部の保険会社で商品の見直しが進んでいますが、一時払いの終身保険などがこれまでは相次いで中止となっておりましたがいよいよ学資保険もアフラックやかんぽ生命でも一部の商品を販売中止にしたり、販売チャネルの縮小が始まっています。

学資保険とは

学資保険とは高校や大学など教育費の負担が大きくなる時期に向けて、毎月一定額を積み立てていくことで将来、実際に子供が高校、大学に入学したときには満期返戻金という形で通常これまで払った金額よりも多くお金が受け取れるという商品です。

一度に受け取れるパターン、高校入学、大学入学、大学入学以降毎年受け取れるなどその受け取り方はいろいろありますが、払った金額よりも合計すると多くもらえるために教育資金の積み立てという意味で人気がある商品です。

ただ学資保険はもともと保険会社にとってはあまり利益のある商品ではなく、あくまでも今後大きな万が一の保障や老後資産を用意するための保険につなげるためのドアノックツールとしての位置づけが大きい商品でした。したがって一時払い終身保険に続いて見直しの対象となる可能性は十分にある商品でした。

学資保険は魅力は無くなったが、まだまだメリットがある商品です

かといって全面的に販売停止というわけではなく、販売できる店舗を縮小したり、満期の返戻金を減らしたりする動きは確かに見られます。しかし、依然として長い目で見れば支払った金額より受け取れる金額のほうが多いです。単純に考えれば途中で解約すると損をしますが満期まで持っていれば払ったより多くもらえるれっきとした運用商品です。その魅力が薄れたとはいえ、満期まで持っていれば保険会社が破たんでもしない限りは損をするケースは考えにくい商品でしょう。

学資保険は今マイナス金利で魅力ないから終身保険にしましょうと言われた・・

確かに機能は同じですが、やはり学資保険は学資保険の良さがあります。全く同じものは終身保険で作ることはできません。よく説明を聞きましょう。とくに親がこの世を去った時のような場合、その後の保険料を払わなくてよいという特約が学資保険にはついており、返戻率と並んで魅力的なしくみです。それを終身保険でどのように補っていくのか?そのようなケースはなしで容認していくのかをよく担当者と話あったうえで決めていく必要があります。

そして、何よりも・・終身保険は保険の営業担当の手数料が高いです。

本当にあなたのことを思ってくれているのか?そんなこともよく注意してくださいね。