札幌のFP(ファイナンシャルプランナー)金子 賢司

確定拠出年金セミナー、保険、住宅ローンのセミナー活動をしているFP(ファイナンシャルプランナー)です

粒子線治療がいよいよ健康保険適用に

   




最近の医療保険の特約にほとんどついている先進医療特約。先進医療特約を使用する事例として保険会社の営業から重粒子線治療や陽子線治療の事例を説明されたかたも多いのではないのでしょうか?

しかしごく一部ではありますが、その重粒子線治療や陽子線治療が治療部位によっては健康保険の適用になる方向に向かっています。

先進医療とは

先進医療とは厚生労働大臣が定める高度な医療技術を用いた治療であることに加え、厚生労働大臣が定める施設基準に適合する医療施設にて行われるものをいいます。

そして高度な医療技術でありながら、現状は健康保険の適用にはならないが、健康保険の適用となることが検討されている医療技術です。

健康保険の対象にならないということは、手術でかかった治療費は3割負担にならないということです。3割負担にならないということはどういうことかというとまさかの全額自己負担です。300万円の手術代がかかったとしたら、300万円まるまる自己負担ということになります。

先進医療に該当するかどうかは手術の種類の他に、一定の施設を備えた医療施設でなければ先進医療と認められないので注意が必要です。先進医療に該当する手術は都度入れ替えがおこなわれているので、厚生労働省のページで確認することが必要です。

先進医療の各技術の概要

先進医療を実施している医療機関の一覧

先進医療は平成28年3月1日現在117種類あります。




先進医療は重粒子線治療や陽子線治療だけでは当然ありませんし、金額も200万や300万かかる手術ばかりではありません。一番件数が多いのは白内障の多焦点眼内レンズ治療ですし、先進医療でも1万円程度の手術もあります。

知っておかなければいけないのは、自分の症状に先進医療が存在するか否かとなおかつ先進医療が適切な治療方法かどうかを判断できるかどうかが一番大切です。
話はそれましたが、先進医療が健康保険適用で3割負担の医療技術となるためにはその手術の有効性や安全性、患者が十分な治療機会を持てるか(治療方法が医療機関に普及しているか?)、ただでさえ日本の健康保険の医療費は負担が増加しているのに、その手術を健康保険適用にするだけの費用対効果があるかどうかを精査して、認められれば晴れて健康保険適用となります。

 

2016年4月~小児がんの陽子線治療と骨軟部腫瘍の重粒子線治療が健康保険適用となります。まだまだほんの一部ですが、これから多くの分野で先進医療が健康保険適用となるということになれば、ますます民間の医療保険の活躍の場は広がりそうですね。

 






 - 先進医療, 医療保険, 生命保険

by Kenji.Kaneko